続けます
札幌でも未熟児の受け入れ不能の問題があったようです。というか、受け入れ拒否じゃなくて不能なんだってば・・・!
病床数の1.5倍患者診ているうちの血液内科がこれ以上の新患を断っても、受け入れ拒否と書かれそうだよね・・・まったく!
7病院受け入れ拒否、早産の未熟児死亡…札幌で昨年11月
12月2日12時41分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081202-00000025-yom-soci
札幌市で昨年11月、同市内の30歳代女性が自宅で早産した未熟児(約1300グラム)が救急搬送された際、新生児集中治療室(NICU)のある病院を含む同市内の7病院に受け入れを断られ、病院に収容されるまで約1時間半かかっていたことがわかった。
収容先の病院にNICUはなく、未熟児は約10日後に死亡した。札幌市病院局は「対応しきれず、結果的に死なせてしまったことは申し訳ない」としている。
同市などによると、女性は妊娠27週だった昨年11月15日深夜、自宅で急な腹痛に襲われ、そのまま未熟児を出産し、119番で救急車を呼んだ。
札幌市消防局の救急隊は、女性のかかりつけの病院には設備が整っていないことから、同市立札幌病院救命救急センターの医師に救急車への同乗を要請し、受け入れ先の病院を探した。
しかし、北大病院や市立札幌病院などNICUのある5病院を含めた7病院は満床だったり、医師が他の患者を治療中だったりして断られ、8番目の病院に搬送されたのは通報から約1時間半後だった。
同乗した医師が応急処置を続けたが、未熟児は収容時には心肺停止状態で、約10日後に死亡した。 札幌市は2日午前に記者会見を開いた。
野崎清史・病院局経営管理部長は、「(受け入れを打診された)市立札幌病院は満床や当直医の処置中で、対応できなかった。申し訳ない」と説明したが、具体的な経緯や未熟児の状態などについては、「個人情報なので答えられない」と述べた。
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基本的に日本中が「医師不足」なんです。 受け入れが不可能になる病院は多いと思います。
毎回ですが、受け入れ拒否と書かれるのは非常に違和感があります。僕も状況によっては断ります(結構診てしまう方ですが、あきらかに軽症以外は)。本当にBed数が足りない。
かといって、Bed数を増やされても患者を診療する医者がいない。
今日、医局会で「外来患者さんからのクレーム」として「何時間待たせるつもりだ」というのがあったようですが、これを解決しようとしてブースを増やしたところで医者の数が増えないことにはしっかり見ることもできません。
僕も再発の話など・・重い話をする時は外来日以外に別個に診るなど工夫をしています。そうしないとどうしようもない日本の国の医療って終わってますよね・・・。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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いろいろやっているのに・・・・そういう無理もわかってはくれないですしね。
因みに明日はそういうことができない特別な用事があります。学生相手ですけど・・・。それは午後からなので午前中のうちにいろいろなことをしなくてはなりません。
明日は本当に忙しくなりそうだな~
それでは、また。