こんばんは
帰ってきました。重症患者、抗癌剤治療をしている患者がぞろぞろいる血液病棟ですが、現在は何とか小康状態を保っております。
また、現在2人移植の調整をしておりますが、1人は見つかりました。たぶん、このままいけばいけそうです。
今日は外来は先週のようなキラーパスがなかったため(新患2名、急患2名)、また患者数も少なめだったため3時半くらいには終わりました。
その後病棟に上がりましたが、大きな問題も起きておらず。事務仕事を中心にいろいろやっておりました。
この事務仕事が意外とめんどくさいのだけど・・・・。
さて、今日の記事です。外来でもインフルエンザの予防接種受けてよいかどうかなど聞かれていましたが(一部は駄目、一部はOKと返事)、新型インフルエンザの記事です。
新型インフルエンザ:被害防げ 急患搬送など訓練--唐津 /佐賀
12月11日17時4分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081211-00000266-mailo-l41
唐津地区の「新型インフルエンザ対応訓練」が10日、唐津赤十字病院などであった。
訓練には同病院の医師や看護師、市消防本部の救急隊員、地元薬剤師会の薬剤師ら約140人が参加。
発生段階の対応訓練では、公用車と救急車を使った2通りの患者搬送を訓練。 マスクにゴーグル姿の救急隊員らは、ビニールで覆った担架を使い、発熱患者を救急車に乗せて運んだ。参加者はメモや写真をとるなどして、熱心に見学していた。
この後、受け入れた患者の診察や移送車両の消毒、発熱外来の診察、現地に設置した「発熱対応薬局」で処方した薬を車中で待つ患者に渡すなどの訓練を実施。JR東唐津駅近くの薬局では、ドライブスルー方式で投薬するデモンストレーションもあった。
-------------------------------
まぁ、訓練は重要ですが国は新型インフルエンザがパンデミックを起こした時の対応を本当にどうする気なのだろうか・・・・?
基本的にタミフルもリレンザも備蓄は足りず・・・。パンデミックの兆候があれば一部の病院に集めるようになっていても半分しかカバーしていない。ついでに指定されている病院の病床数と推定患者数がかけ離れているのが(w
そしてリレンザとタミフル・・・併用した方が良い可能性が示唆されているのにどうするのだろう?
リレンザは当然気道感染に関してタミフルよりも強力に作用しますが、全身感染には対応していない。逆に気道感染だけではなくて全身に播種したときでも作用が期待できるタミフル・・・。
作用点はノイラミニダーゼで違いはないのですけど、恐らく併用に関する記載があるので作用点が異なるのでしょう・・・。内服薬と吸入薬の違いもあるのでしょうけど・・・。
どちらも十分に備蓄しましょう。
基本的には「医療」が無駄になった・・・というのは惜しむべき無駄ではないと思います。 逆に無駄にならなかったときは被害を抑えてくれます。無駄になったら、被害が出なかったということで喜ばしいことだと思います。
以前も書きましたが、新型インフルエンザのパンデミック・・・今のところ医療が十分発展していなさそうな地域での報告ですけど「致死率6割」と言われているこのインフルエンザ・・・。
対応策を持たずに3000万人感染して、1500万人分の薬があって…残った1500万人の6割が死んだら・・・どれだけ税収減、人的資源の減少につながるか・・・。
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
基本的にいつも思います。無駄を省くというのは重要なことかもしれません。しかし、大きな利益も出ません。
今回の場合は大きな被害が出るでしょう。
無駄を省くことばかり考えて、それによる被害の大きさ(特に将来に関して)を考えていない。 そう思います。
今、無駄を省くということを書いていてふと思いついたことがあります。
少し記事にしてみますね。
それでは、また。