もう1つだけ加えます
平成24年度診療報酬改定説明会資料を読んでおります。
そのうちの資料(医科)に関して、ぱらぱら見て思うことがあります。コピペができないので、少し書きます。
一定以上医師が配置されている、小児、産婦人科、救急で必ず検討すること
交代勤務制導入
一定数にもよるが交代を無理にすると大変じゃないのかな?検討するだけだからいいのかな?
特定機能病院および一般病院病床数500床以上の病院が検討すべきこと
外来縮小の取り組み
それが逆紹介の推進にもつながって来るのかな
二次救急病院への搬送
夜間休日救急搬送医学管理料 200点
これは新規に出てきましたが、とったほうが良いでしょう。高すぎると本当に必要な人が受診を抑えるかもしれませんが、このくらいなら「平日受診できるのにしない人」の受診を抑えられるかもしれません。もっとも、時間はお金より大事と思っていたら、夜間や休日に受診するかもしれませんね。
時間外対応加算
時間外対応加算1:診療所を継続的に受診している患者からの電話等による問い合わせに対し、原則として当該診療所において、常時対応できる体制がとられていること。
5点
時間外対応加算2:診療所を継続的に受診している患者からの電話等による問い合わせに対し、標榜時間外の夜間の数時間は、原則として当該診療所において対応できる体制がとられていること。休診日、深夜及び休日等においては、留守番電話等により、地域の救急医療機関等の連絡先の案内を行うなど、対応に配慮すること。
3点
時間外対応加算3:診療所(連携している診療所を含む。)を継続的に受診している患者からの電話等による問い合わせに対し、複数の診療所による連携により対応する体制がとられていること。当番日については、標榜時間外の夜間の数時間は、原則として当該診療所において対応できる体制がとられていること。当番日以外の日、深夜及び休日等においては、留守番電話等により、当番の診療所や地域の救急医療機関等の案内を行うなど、対応に配慮すること。複数の診療所の連携により対応する場合、連携する診療所の数は最大で3つまでとすること。
1点
安いけど、一人一人からとると・・・・。これって月の点数ですよね?
紹介率や逆紹介率の低い特定機能病院等を紹介なしに受診した患者等に係る初・再診料を適正な評価とするとともに、保険外併用療養費(選定療養)の枞組みの活用を推進し、病院及び診療所における外来機能の分化及び病院勤務医の負担軽減を図る
血液内科で逆紹介は難しいです
医師、専門性の高い看護師等のチームによる臓器移植後、造血幹細胞移植後の医学管理に対する評価を新設し、移植医療の充実を図る。
(新) 移植後患者指導管理料
1 臓器移植後の場合 300点(月1回)
2 造血幹細胞移植後の場合 300点(月1回)
[対象患者]
1 臓器移植後の場合…臓器移植後の患者
2 造血幹細胞移植後の場合…造血幹細胞移植後の患者
[施設基準]
当該保険医療機関内に、専任の①~③により構成される
臓器・造血幹細胞移植に係るチームが設置されていること。
1 臓器移植後の場合
① 臓器移植に係る十分な経験を有する常勤医師
② 臓器移植に係る所定の研修を修了した常勤看護師
③ 臓器移植に係る十分な経験を有する常勤薬剤師
2 造血幹細胞移植後の場合
① 造血幹細胞移植に係る十分な経験を有する常勤医師
② 造血幹細胞移植に係る所定の研修を修了した常勤看護師
③ 造血幹細胞移植に係る十分な経験を有する常勤薬剤師
うちも造血幹細胞移植学会に 看護師さんを連れて行かなくてはだめだな。
在宅医療・訪問看護、緩和ケアに関してもいろいろ書かれていますが、最後に医療技術の適切な評価という部分を抜粋します。
基本概念:我が国の医療水準は国際的にみても高い状況にあり、引き続き、質の高い医療を継続的に提供できる体制を確保するために、外科的な手術や専門性の高い医学管理などの医療技術について、学会等からの提案も踏まえ、難易度や専門性に応じた適切な評価を行う。
1.医療技術の評価及び再評価
学会等からの提案書に基づき、医療技術評価分科会において検討を行い、新規技術の保険導入及び既存技術の再評価を行う。
2.手術料の引き上げ
「外保連試案第8版」を活用し、診療報酬における手術の相対的な評価をより精緻化する。
3.内科的技術の評価
医療技術評価分科会での検討等も踏まえ、内科医等により行われている高い専門性を有する検査や外来での医学管理等についても評価を行う。
4.先進医療からの保険導入
先進医療専門家会議の検討結果を踏まえ、新規技術の保険導入を行う。
5.新規特定保険医療材料等に係る技術料の新設
新規医療材料を用いた技術や検査について、技術料等の評価及び見直しを行う
いろいろ書かれているので考えることも多いとは思います。気になったところだけチョコチョコ読んでいたので、何か気が付かれた点がありましたら教えてください。
個人的に造血幹細胞移植の評価が高くなっていることはうれしい限りです。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。