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血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

将来の専門医制度:医師が聞いてもよくわからん(汗

2012-06-15 21:45:42 | 医療

こんばんは

 

今日も一日が終わりました。夕方ころは健康診断の結果などを確認しておりましたが、自分の健康診断のデータを見て・・・

「尿酸値が微妙に高い(汗」

 

健康に気を付けないと・・・

 

さて、今日はまずこちらの記事から。

 

CBです。

学会認定の専門医との関係整理は先送りへ- 厚労省検討会、8月中間まとめへ

 専門医認定の見直しを議論している厚生労働省の検討会(座長=高久史麿・日本医学会長)は15日、8月の中間取りまとめに向けて議論を深めた。検討会では、学会ごとに専門医を認定する現在の仕組みを改め、第三者機関を設立することでは合意しているものの、学会が認定している専門医と、第三者機関が認定する専門医の関係などについては、議論が深まっておらず、中間取りまとめ以降の課題になりそうだ。

 この日の検討会で厚労省側は、前回の意見を踏まえて修正した論点項目案を提示。第三者機関の設立のほか、内科や外科といった基本領域の専門医資格を取得した上で、循環器内科や血液内科などのサブスペシャリティ領域を取得する、2階建ての制度にすることなどが明記された。

 一方で、これまでに議論が深まっていない項目として、学会が認定している専門医との関係のほか、▽医師養成に関するほかの制度(卒前教育、国家試験、臨床研修)との関係▽国の関与の在り方―などを列挙した。
 これらの項目について厚労省の担当者は、「中間取りまとめに盛り込める内容は最大限盛り込んだ上で、年度末の最終報告書までに具体的な方向を取りまとめていただきたい」と説明。中間取りまとめ以降に議論を本格化させる方針を示した。

■自由標榜見直しは「専門医制度の確立後」―小森委員
 このほか論点案では、医師免許を取得すれば、どの診療科も標榜できるという「自由標榜制」の見直しにも言及。「新たに専門医となる医師については、取得した専門医資格が広告や標榜科とリンクするような分かりやすい仕組みとしてはどうか」とする論点案に対し、小森貴委員(日本医師会常任理事)は、専門医制度が確立してから検討すべき課題だと指摘。「リンクすることも、将来的には考えるべきではないか」との書きぶりに改めるよう提案した。この提案に対し、ほかの委員から特に反対する意見は出なかった。

 次の検討会は7月に開かれ、厚労省が示す中間取りまとめ案を基に議論する予定だ。【高崎慎也】

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さて、この記事に関連してこちらの記事も

 

専門医認定する第三者機関設置で一致- 厚労省検討会

 専門医制度の見直しを議論している厚生労働省の検討会は18日、専門医を認定する第三者機関を設置すべきだとの見解で一致した。学会ごとに認定する現行の制度では、認定基準にばらつきがあったり、一つの診療領域に関する専門医制度が複数あったりすることが指摘されていた。一方、いわゆる「総合医」については、位置付けなどをめぐり意見が分かれ、中間取りまとめに向けて議論されそうだ。

 検討会は、今年夏に中間取りまとめを行い、今年度中に最終報告書をまとめる予定。この日の会合では、中間取りまとめに向けた論点が厚労省から示され、それを基に議論を深めた。

 この中で、現行の専門医制度を改め、学会から独立した中立的な第三者機関が運用する新たな制度を作るべきだとの認識で一致。新たな制度では、内科や外科などの基本領域の専門医を取得した上で、循環器内科や血液内科といったサブスペシャリティ領域の専門医を取得する2段階制の仕組みにすることでも、おおむね一致した。山口徹委員(虎の門病院長)は、「全医療界と、医療を受ける側が参加するような形の第三者機関の設立を、早く進めてもらいたい」と述べた。

 一方、総合医の名称や位置付けをめぐっては、意見がまとまらなかった。

 論点には、総合医のほか「一般医」「プライマリ・ケア医」「家庭医」「総合診療医」などさまざまな言葉で呼ばれている「総合的な診療能力を有する医師」の名称統一や、こうした医師を基本領域の専門医に位置付ける案が盛り込まれているが、意見は一致せず。福井次矢委員(聖路加国際病院長)は、総合医を基本領域の一つとした上で、病院総合医と家庭医をサブスペシャリティとする案を示した。「総合医としてのトレーニングを受けた後、病院の医師として総合的な能力を身に付けるのが『病院総合医』、開業してプライマリ・ケアをするのが『家庭医』というイメージ」と説明した。

 総合医をめぐっては、日本専門医制評価・認定機構理事長の池田康夫委員が、認定基準や教育体制を検討するワーキンググループ(WG)を同機構に立ち上げる方針を示した。
 このWGと検討会の役割分担について厚労省の担当者は、「名称や、専門医制度の中での位置付けは、検討会で議論する」と説明している。

■病理医不足、「専門医整備の観点から考えて」
 検討会ではこのほか、日本病理学会から病理専門医の現状についてヒアリングを行った。同学会の深山正久理事長は、病理医不足の解決は学会の取り組みだけでは難しい状況だとして、「日本における専門医制度の整備という視点から考えていただきたい」と訴えた。

 病理医は、手術中に「術中迅速病理診断」を行い、がんの縮小手術などに貢献しているほか、調査解剖を通じた死因究明で力を発揮することも期待されている。
 しかし、日本の人口10万人当たり病理医数は1.7人で、米国(7.9人)の5分の1にとどまるという。

 次の検討会は6月に開かれ、厚労省が論点を修正して示すほか、追加ヒアリングを行う予定だ。

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専門医の資格、今後は今以上に医師にとって重要なものになりそうですね。

 

少し思うのは今の専門医制度も2階建てですよね?

内科認定医→各種専門医(内科系)

ここに総合内科専門医が入っているのですが・・・。

 

今後は「内科認定医」→「総合内科専門医」→「各種専門医(血液専門医など)」とするということでしょうか?

これだと3階建てなんですが。

 

外科も外科専門医→各分野の専門医で制度が変わっているようには思わないのですが?

 

何が違うのか医師である僕が聞いてもわからないのですが・・・?

 

標榜する診療科については僕は「専門医」などとリンクする方向でよいような気がします

 

ただ、若い医師はまだよいかもしれませんが専門分野が微妙な医師は困るかもしれませんね。先日相談されたのですが「内科・耳鼻科・皮膚科」という標榜科だったので副鼻腔炎について相談したところ

「私は専門ではないので、わかりません」

と経過観察された(というか、なにもされなかった。様子を見ましょうと言われたらしい)と、僕のところに相談に来た方がいました。

 

確かに主訴・症状・身体所見では慢性副鼻腔炎でよさそうでしたので、診断をつけるための検査を追加して診断確定後に内服治療を開始してもよいと思いますが(検査するならXp or CTで診断はつくと思いますけどね)・・・。こういう方々は何科を標榜するのかわかりませんが…できない診療科を標榜するくらいならしないほうが患者さんのためになるような気がします

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

 

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それでは、また

 

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