つづけます。
続けて、マグレガーのX仮説-Y仮説に関してです。
X仮説とは
1、仕事は大多数の人にとって苦痛である
2、大多数の人は仕事に抱負もないし、責任をとる気もない。命令される事を好む
3、大多数の人には組織上の問題を解決するだけの想像力がない
4、生理的欲求・安全欲求のみで人は動機付けられる
5、大多数の人は厳格に統制し、組織の目標達成を強制する必要がある
Y仮説は
1、仕事は条件次第では遊びと同じで自然なものとなる
2、自治、もしくは自律が組織の目標達成のために不可欠になる
3、組織の問題解決に必要な想像力(創造力)を多くの人は持っている
4、人は生理的欲求や安全欲求だけでなく、社会的欲求~自己実現欲求でも動機付けられる
5、人は正しく動機付けられれば、仕事の上でも自律的で創造的になれる
という仮説である。
この先にも様々な仮説や、いろいろな意見がある。行動科学は面白い学問だと思う。
X仮説は一言で言ったら、「物事は上から制御する必要がある」
Y仮説は「ある程度、自主性に任せたほうが良い」と言う事。
一般には相手の状況によってはX仮説が良くて、だんだんと相手が理解してきたらY仮設へ移行するほうがよいと言われる。
今の日本の医療だけを考えていくと、多くの人々は
「本質的に医師数が足りず、救急外来のコンビニ受診や救急車の不適切な利用を抑える必要がある」
と言う事を漠然とは知っている(?)が、行動に移すほどの状況でない。
この場合は当然ながらX仮説で行動する必要がある。最初は上から制御する形で、様々な問題解決へと方向付けなくてはならない。
しかし、そうされることで人々が本当にこのことを考えて、自分たちで行動の制御ができるようになればY仮設に従い、ある程度の制限を解除していく必要があると思う。
最終的に最良のパフォーマンスを得るのは「Y仮説」だとされていますので。
もしくは、制御を解除しなくても更なるサービス(とかくと、一部に反論があるかもしれませんが)を作っていくことが必要ではないかと思います。
短いのでまとめませんが、X仮設の必要性、Y仮説への移行の必要性などを書いてみました。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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それでは、今から人と会うために、自分の意見をまとめに入ります
この仮説、先生の文章読んだら興味が湧いてきました。社内での作業指示なんかにも絶対役立ちますね。
それで、参考になるような書籍などありましたら教えてもらえますか?私もこのキーワードを元にちょっと書店探索してみようと思います。
後、実際より年上に見える悩みは判ります。
私も中学時代に学生服姿で街を歩いていたにも関わらず、大学生の街頭アンケートに声をかけられました(涙)。それ以降、「アンケートなんて」などというトラウマも少々あります(笑)。
こんばんは、コメントありがとうございます。
僕がこの理論などを知った本は「入門から応用へ 行動科学の展開―人的資源の活用」と言う本です
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%A5%E9%96%80%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BF%9C%E7%94%A8%E3%81%B8-%E8%A1%8C%E5%8B%95%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%B1%95%E9%96%8B%E2%80%95%E4%BA%BA%E7%9A%84%E8%B3%87%E6%BA%90%E3%81%AE%E6%B4%BB%E7%94%A8-%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A3/dp/4820116843
意外といろいろなところで役に立っております。
先生のお役に立つようであれば、幸いです
実年齢よりも上に見られるのも、時々いやになりますが・・・皆さんのコメントを読ませていただき、まぁいいかな・・・と思ってきたところです。
また、コメントいただければと存じます。
なるほど、行動科学ですか。
色々と参考にさせて頂きます。
こんばんは、コメントありがとうございます
行動科学の本は、たぶん組織運営のために買ったのだと思うのですが、非常に面白く読めました。
参考になればうれしいです
また、コメントいただければと存じます