未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




テレビ広告の効果を正確に測定する新プロジェクト
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050516105.html

サンフランシスコ発――広告主のコマーシャルがきちんと受け手に伝わっているかどうかを測定する新しい手法が、テストされようとしている。この調査を企画したマーケティング企業では、莫大な費用をかけ、驚くほど複雑な技術を導入して、広告の効果を測定する考えだ。

広告の効果を数値化するのは難しい。

新製品のCMをかけて売上が上がったとしても、本当にCMの効果なのか、単に目新しくて売れているだけなのか、誰にも分らない全く別の理由があるのかもしれない。

マックのCMを見て、たまにはハンバーガーが食べたくなり、近くのモスバーガーに行く人もいるだろう。


「データの解析、終わりました?」
「えぇ。今週末の3日間は『シェーク編』ばかり流したところ、シェークの売上が約3倍に上がりました。特に気候の変動もなかったので、CMの効果によるものと考えて問題なさそうです。」
「それは、凄いですね。売上はどうなんでしょう?」
「残念ながらこちらは、今のCMをかけ初めてから大きくダウンしてます。」
「実質的な値下げの影響では、ないのですか?」
「いえ、その分を考慮するまでもなく、顧客単価が大幅に下がっています。」
「原因の解析はできないのですか?」
「既にできています。と言うか、始めから懸念されてはいたんですが、『100円しか持ってこない』お客様が大幅に増加しているようです。」
「CMの効果って、凄いんですね。」
「ええ。」

 ・・・

「ビジネス街のランチタイムはどうです?少なくともも、一人あたり500円は行ってるはずですが。」
「こちらもダメですね。」
「解析は終わってるんでしょう?」
「ええ。ただ、データの解析だけではどうしても理由が分らなかったので、店舗に問い合わせてみたら、すぐに分りました。」
「・・・?」
「何故か、一人で来ているにもかかわらず、『財布は置いて』来るお客様が、後を経たないそうです。」

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