未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




小論文を自動で採点するソフト、その功罪
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050517303.html

ミズーリ大学コロンビア校で教鞭をとるブレント教授の「社会学入門」コースを受講する学生たちは、教授みずから作成したソフトウェア『SAグレーダー』(SAGrader)に課題を提出している。このソフトは、同教授が学生に求めている論点を提出された小論文がどれだけ満たしているかを計算し、論旨の展開の良し悪しを分析する。
ものの数秒で、採点が学生たちに返ってくる。

この技術の根底には、全学生が電子媒体で小論文を提出できる環境が必要となる。

総務省の発表によると、国内のブログ利用者数が04年度末で延べ約335万人になり、06年末には倍増すると推定される。
http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY200505170308.html

パソコンで文章を作成する。

今ではあたりまえになってしまったことであるが、一昔前、ワープロ専用機なるものがオフィスで幅を利かせていた時代には、「上司が手書きで作成した書類を、女子社員がワープロで清書する。」という作業形態が主流であった。

出来あがったプリントアウトを上司がチェックし、赤ペンで修正し、それをまた女子社員がワープロに打ち込む。という、果てしない消耗戦が繰り広げられていた。


「お先ぃ。残業?」
「部長が今日中にこれ、メールで送りたいんだって。」
「いまどき自分でメールもできないなんて、珍しいよね。」
「しかも、この原稿『縦書きの便箋に万年筆』だよ。」
「メール=手紙って、固定概念から離れられないのね。何なの、それ?」
「MBAだかの資格試験の小論文だってさ。これ、明らかに誤字だよね?」
「勝手に直すと後で機嫌悪いから、知らん振りしてそのまま出した方がいいよ。」
「こっちは、何て読むの?」
「あー、それは昔の字だから、変換できないね。何でもいーけど、いー加減ちゃんとした端末買って欲しいよね。」
「んー。流石に、ケータイで便箋5枚は、つらいワ。」

 ・・・

「じゃっ、そろそろヤバいから、帰るね。」
「デート?」
「いや、さっき専務が『硯』で『墨』摺りはじめたからね。」

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