未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




絶滅危惧のフンボルトペンギン、日本では“増え過ぎ”
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/science/20060709/20060709it02-yol.html

 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅の危機が増大している絶滅危惧(きぐ)2類とされるフンボルトペンギンが、日本各地の動物園や水族館では増え過ぎて繁殖を抑制するという皮肉な状態になっている。



「この記事、読みました?」
「はい?」
「絶滅危惧種に指定されているペンギンが国内の動物園では、増え過ぎているそうですよ。」
「だったら、なんなの?」
「今や、少子化問題は、日本だけの問題ではありません。このまま世界の経済レベルが上がっていけば、人類が絶滅危惧種になるのもそう遠いことではないかもしれません。今から長期的な視野に立って対策を立てておく必要があるとは、思いませんか?」
「その意見には賛成だけど、フンボルトペンギンと、どー関係があるの?」
「繁殖の秘訣を研究して、人間に応用するんですよ。」
「人間は、孵卵器で赤ちゃんを育てるワケには行かないでしょ。」
「卵で子供が産めるようになればいいんですよね。」
「軽く言うわね。」
「いや、困難なことは解っていますが、10年や20年で人類が絶滅するとも思えませんし、今から研究を始めれば、間に合うかもしれませんよ。」
「いえ、ダメね。」
「そんなこと、どうして解るンですか。」
「いや、技術的な問題じゃないのよ。」
「卵で子供が生めるなら、出産して直ぐに職場に復帰できますよね。仕事を辞めたくなくて、出産を躊躇している女性が増加していることも、出生率が低下している一因ですよね。先輩も仕事を辞めなくて済むなら、子供を産んでもいいと思いませんか?」
「それはやはり、男の発想ね。そんなことだから、世の中いつまで経っても、良くならないのよ。」
「そんなことありませんよっ。先輩こそ、想像力が足りないんじゃないですかっ?」
「いえ、アリアリと想像できるわ。」
「いったい、これのどこがそんなに悪いんですか。」
「じゃあ言うけど、卵で子供を産むとしても、やはり、子供として成長できるのは、有性卵だけよね?その気がない時には、月に一度、無性卵を生むことになるけど、それって、どう処理すればいいの?」

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