未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




Xboxにネットで映画ダウンロード…米で22日から
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20061108i204-yol.html

米マイクロソフトは6日、インターネットを通じて同社の家庭用ゲーム機「Xbox360」に映画やテレビ番組をダウンロードできるサービスを、22日から米国で始めると発表した。

米ディズニー、任天堂のゲーム機にソフト供給へ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20061108ib23-yol.html?fr=rk

米娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニーは7日、任天堂のゲーム機「Wii(ウィー)」など向けにゲームソフトを開発する新会社「フォールライン」を米国に設立すると発表した。

クリスマスに向けて、ゲーム機メーカーの商戦が開始されている。

新型ゲーム機が出そろう今年の年末商戦は、ここ数年で最も過熱しそうで、低迷が続いたゲーム市場の規模拡大が期待されているようだ。(ゲーム機商戦は過熱必至 新型出そろい市場拡大へ(共同通信) - goo ニュース

迎え撃つ形となったXbox360。この記事の内容は、一昔前に『オンデマンド』と騒がれた技術そのものだ。当時から言葉のみが先行し、それが齎すであろう魅惑的な未来図が欠けていた。

「CSI」「マトリックス」「スーパーマン」「スター・トレック」

コンテンツの魅力も希薄だ。今更、わざわざお金を払い、ゲーム機へダウンロードしてまで見たい作品とは思えない。

PS3やWiiを迎え撃つ戦力としては、余りにも頼りないのではないだろうか。

対する、Wiiだ。「任天堂とディズニーとの提携」という構図は、正直意外である。

既にポケモンを始め、多量な人気キャラを抱えている任天堂にとって、さらにキャラクターを増強する必然性が感じられない。

既に充分な装備を与えられた機甲師団に、さらに重戦車を配備するようなものではないのか。

いずれにせよ、『次世代ゲーム機戦争』と呼ぶには、どれも戦術的な魅力がイマイチだ。

もっと真剣に取り組んでもらうために、一つの提案がある。

ゲーム機、PC、携帯電話など、ネット接続が可能な全ての機器から参加できる「クロスプラットフォームなオンラインゲーム」を開発しよう。

ゲームの参加者は利用する端末により、自動的に所属するチームに編入される。直接ゲームに参加せずとも、その端末のサービスを利用することにより、自軍に物資を供給することも可能だ。

その戦いの様子は、毎週テレビにて放映し、順位を競わせ、利用者の意気を高める。

そして最大のポイントは、半年ごとに判定を下し、最下位チームの端末は即刻、市場からその全商品を撤退させることを義務付けるのだ。まさに、ゲーム機の命運を賭けた、緊張感のある戦いとなるであろう。


「主なゲーム機とパソコンは既に敗退し、今では家電がゲーム機の主流になりつつあります。どうでしょう?これを機会に、御社も参戦なされては?」
「ネット接続と言っても、弊社の製品はメールを飛ばすぐらいの機能しかありまんからね。」
「いえ、そこは御社の工夫次第ですよ。今期から参戦している中国のミシンメーカーは、ネット経由でデザインパターンを取り込む機能の増強のために、一流デザイナーを巻き込んで過度に刺繍を施した衣料品で、一世を風靡させるまでに到っています。」
「とても、面白そうなんですが、遠慮しておきますよ。」
「自信がないんでしょうか。」
「いえ、そう言うわけではありません。」
「では、是非、ご参戦をっ!!」
「やはり、できませんね。もし、弊社が最終的な勝者になった場合を想像してみて下さい。」
「と、おっしゃられますと?」
「私は、そんな世界には住みたくないですね。ゲームをすることが、電子ポットの給湯ボタンを連打するだけ。なんて世界にはね。」

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