笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

人間関係作り

2010-06-23 21:18:29 | Weblog
 きょうは、練習に行くとすぐに1対1で話をしていない子と話をした。その子達もどういうチームにしたいかを聞くと「仲のよいチーム」「いじめのないチーム」ということを話していた。他の子達と同様に「話すこと」が仲良くなる手だてと考え、それがどういうことにつながるかを考えさせると「相手のことがわかる」ということを話していた。

 きょうは、私の方で意図的に話すこと、人間関係作りをバレーの練習として取り組ませた。
 それは、構成的グループエンカウンターの手法で、エクササイズは「質問じゃんけんゲーム」というのを行った。
 やり方は、ワークシートを配り、それぞれの質問にまずは自分で考えたものを書く。例えば、「好きな色は何ですか?」「苦手なものは何ですか?」などである。次に、「よろしくお願いします」と言って握手をして、じゃんけんをする。勝った方が相手に質問をする。それを自分のシートに書く。別れ際には「ありがとうございます」と言って握手をする。それを繰り返して、全部書き込んだら終わり。その後一人ひとりについて、聞いたことをみんなに発表してもらう。最後に、このゲームがどうだったか感想を書いてもらい、書いたものを発表する。
 子ども達は、お互いのことがわかってよかった。かぼちゃが嫌いな人が多くいることがわかった。少し仲良くなれた。楽しい。もっとやりたい。などの感想があった。そして、3年生の子が「こそこそ話などをしないで、もっといろいろな人と話をしたほうがいいということがわかった」という感想を言ったときに「すごーい」という感嘆の声があがるほど、まとめのような感想を言ってくれた。
 その後のアタックやレシーブの練習では、ほんの少しみんながあたたかい雰囲気で取り組んでいるように感じた。
 ボールを使った練習やいろいろなトレーニングも大切だと思うが、子ども達がみんなと一緒にいることが楽しい、仲間がいることが素敵だと思えるようになるためには、時にはこういったアプローチも必要であると思って、思い切ってやってみた。
 たかがバレーの練習にしたくない。子どもの成長のために今自分ができることは何か、しなければならないことは何かを考えながら指導にあたりたい。日々努力。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする