笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

サーブレシーブのステップ

2010-06-16 21:07:59 | Weblog
 きょうの練習では、サーブレシーブの練習を中心に行った。まずは、レシーブの姿勢で手と手を合わせて腕は少しくの字で楽に構えることを子ども達に話した。そして、両手は指先を下にし、スプリットからイチ、ニイでツーステップで落下点のイメージ、サーンでレシーブしエッジングをかける。このことを何度も繰り返した。イチ、ニイのステップ、サーンのレシーブのリズムが子どもによって、タイミングがばらばらだったりしていた。きょうは、手のひらを合わせることを意識してもらおうと思って、繰り返し練習をさせてみた。
 何度もやっていく内にかなり安定したレシーブができるようになってきている子もいたし、バナナレシーブをした方がいいと思われるボールをとれなかった時に、周りから「バナナ!」という声が上がった。そして、「でもいざやるとなるとできないんだよね」とも言っていた。子ども達の中には、徐々にではあるが、どういうボールに対して、どう対処すればいいのかの回路ができるつつあることを感じた。これからは、意識から無意識へどうつなげていくかということだと思っている。そのためには、カメさんの心、こつこつと努力する心を育てていくことだと思っている。そして、子ども達の可能性を指導者が信じていくことだと思っている。日々努力。
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雰囲気づくり

2010-06-15 21:01:17 | Weblog
 昨日の練習の最後の方は、コートに6人が入り、サーブを打たれて、サーブレシーブからの攻撃を繰り返し行った。そのときに他のコーチと共に私や他の子ども達も反対コートに入り、相手からの攻撃に対しての守りから攻撃につなげる練習を行った。
 私が入ったコートの人が得点をすると私がコート内の雰囲気を盛り上げようとハイタッチをしたり、声を上げたりするなどすると、コートに入っている6人も同じように自分達で盛り上がろうと拳と拳をつきあわせたり、ハイタッチをするなど、今までにない行動をしていた。これで、何かが変わるわけではないだろうが、コート内の雰囲気をどう作るかは言われてするのではなく、自分たちで動くことが大事だと思う。そういう意味では、いい刺激になってくれたらと思う。
 ただし、盛り上がるのはいいけれども、次の場面の切り替えや集中することなどができていないことが気になった。それも言われてするのではなく、自分たちで切り替えたり、ここは集中するという雰囲気や声かけができるようになるとチーム力がついてきているといえるのではないだろうかと考える。
 ワールドカップでは、日本がカメルーンに快勝したが、きょうの夕刊にピッチとベンチがチーム一丸となって戦った結果だということが報じられていた。チーム一丸となるというのは、簡単なようで実に難しいと思う。それぞれが精神的に自立していることやお互いが役割をしっかり認識していること、試合に出ても出られなくても腐らずに自分のできることを精一杯やり切ることなど、いろいろなことが関係してくると思われる。そして、監督やコーチから言われるのではなく、自分達のことは自分達でするという思いを一人ひとりが持つことが大切だと思う。
 自分は今何をすべきか、チームのために何ができるかを考えられる子どもに育てたいと思う。日々努力。
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子どもと向き合う

2010-06-13 22:01:16 | Weblog
 今のチームを指導するようになって、私自身が変わったのではないかと思うことがある。それは、練習中カッカするような気持ちが熱くなるようなことが極めて少なくなったように思う。
 レシーブの練習で球出しをしているときに、なかなか上げられない子に対して、以前ならできないことに対して、自分自身で勝手に熱くなって、大声を上げたり、強い球出しをしていることがあった。今は、なかなか上げられないと逆にニコッとしたり、励ましの声をかけることが多く、子どもを追い込むような指導は全くしていない。そういうときは、どう体を動かしたらいいのかなど、体の動かし方をていねいに子どもと話し合うことが多い。できないことがどうしてできないのか、子どもと向き合うことが多くなっている。何度も何度もうまくいかなくて、ようやく1回だけうまく上げられるときに、子どもは無意識にできているときなのだと思う。意識しているときはなかなかできないものなのかもしれない。だから、指導者がそのあたりをしっかり見極めてあげること、子どもにできたことを強化できるようにしてあげることが必要なのだと思う。
 子ども達は、素直である。できなかったときに限って、こうすればよかったとすぐに反省している。そして、もう一回お願いしますと要求してくる。できるようになりたい、うまくなりたいと子ども達は常に思っている。その気持ちに確実に応えられるような指導を心がけたい。日々努力。
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自分なりの目標

2010-06-12 22:39:16 | Weblog
 ここのところサーブの練習では、5分間で10本入れることを目標に取り組ませている。5分で10本はやさしいと思われるが、打ったボールをコートの反対側まで自分で取りに行って、またサーブを打つので、最初の頃は1人か2人しか達成できなかった。毎回取り組むことで、5分以内に入る子が増えてきた。また、3分台で達成できる子も増えてきた。昨日の練習では、5分以内という目標に対して、自分なりの目標を持つことが大切であると話した。前回が4分台だったら3分台にするとか、2本連続入れるとか、ねらったところに打つなど、一人一人目標の立て方は違ってもいいから、自分なりに目標をもってごらんということを話した。
 何事もやらされると思ってやることには、それなりの成果しか出ないと思う。いやだなと思ってやるとマイナスの成果や疲労感しか残らないかもしれない。自分なりにこうやってみよう、自分としてはこういう成果を出そうと思って行動すると、達成感は得られるし、自信にもつながると思う。目標の立て方によってずいぶん取り組み方も違ってくるのではないかと思う。日々努力。
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ハリネズミの話

2010-06-10 21:00:39 | Weblog
 昨日の練習の中で、「ハリネズミの話」をした。自然体バレーではおなじみの話である。その話をプリントにして子ども達に配り、みんなに読んでもらった。
 人間関係の話である。先日のブログで一人の子が孤立しているのが気になったことを書いた。そのときはそれがどういうことなのかを子ども達に強く話したが、私の中でそれだけでは子ども達には理解できないのではないか、表面を取り繕うだけの人間になってしまわないかという危惧があったので、ハリネズミの話という人間関係の話をした。

草野塾頭のブログより
 『二匹のハリネズミが山で遭難しました。寒さで凍えそうになったので体を寄せ合って暖をとろうとしました。 ところが体を寄せ合うとお互いの針のような鋭い毛がお互いの体に突き刺さり、体中血だらけになりました。驚いた二匹のハリネズミはギャッ!と叫んで離れました。離れるとまた寒さで凍えそうになりました。そこでまた引っ付こうとするのですが、今度は少し距離を置くことにしました。何回か繰り返して、とうとお互いに傷つけず、凍えない“いい距離”を見つけました。そして、お互いに凍え死ぬことなく助かることができました、という話です。
 この話は、私たちの人間関係について教えてくれます。特定の友達と引っ付きすぎると互いに傷つけ合い、離れすぎると孤立してしまいます。
 「いい距離」を置くことが大切です。いつまでも「いい友達」でいたければ「いい距離」をつくるように努力しましよう、という意味です。
 親子の関係、夫婦の関係、先生と生徒の関係でも「いい距離」があります。「いい距離」が「いい関係」を作ってくれます。ハリネズミさんに負けないようにお互いが努力していつまでも「いい関係」でいてください。』

 「いい距離」というのは、心理的な距離、身体的な距離の両面を指すと思われるが、子ども達には実際に身体的な距離を体験してもらった。すると、ここまでは許せるけどそれ以上は近づかないでほしいという微妙な距離があることがわかったように思う。だから、べたべたと引っ付き過ぎてもよくないし、離れ過ぎてもいい関係はできないことをわかってもらえたのではないかと思う。
 子ども達が、人間関係で悩んだ時にこの話を思い出してくれたらいいなと思う。そして、人とかかわることが好きな人になってほしいなと思う。日々努力。
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いい言葉

2010-06-08 20:47:14 | Weblog
 『つまづいたおかげで     相田みつを

つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました

あやまちや失敗をくり返したおかげで
少しずつですが
人のやることを 暖かい眼で
見られるようになりました

何回も追いつめられたおかげで
人間としての 自分の弱さと だらしなさを
いやというほど知りました

だまされたり 裏切られたり したおかげで
馬鹿正直で 親切な人間の暖かさを知りました
そして・・・
身近な人の死に逢うたびに
人のいのちのはかなさと
いま ここに
生きている尊さを
骨身にしみて味わいました

人のいのちの尊さを
骨身にしみて 味わったおかげで
人のいのちを ほんとうに大切にする
ほんものの人間に裸で逢うことができました

一人のほんものの人間に
めぐり逢えたおかげで
それが 縁となり
次々に 沢山のよい人たちに
めぐり逢うことができました

だから わたしの まわりにいる人たちは
みんなよい人ばかりなんです』

 相田みつをさんの言葉には力があると思う。人の心を揺り動かす力があると思う。それも短く、そして深い。人間はつまずいて、失敗してほんものの人間になるではないかと思う。いい言葉、いい文章に出逢うことは自分を高めること、自分を磨くこと。日々努力。
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しつけは根気よく

2010-06-07 20:46:13 | Weblog
 先日の練習で気になった光景があった。今少年団の子ども達は14人である。2人組でいろいろ練習をすることが多い。ク-ルダウンでも2人一組でさせている。ところが、3人でやっているところと1人になっている光景が見られた。練習後のミーティングでは、そのことを厳しく話した。やりたくない人とはやらない、やりたい人とだけやるという行為は許されないこと。嫌な思いをしている人が一人でもいるといいチームにはならないこと。仲間を大切にできない人はバレーをする資格はないこと。などなど、人としてやってはいけいないことを話した。そして、学年や技術の差に関係なく、いろいろな人とペアやグループになっていろいろな人とかかわることとかかわることでその人のいいところを見つけるようにすることも話した。
 子ども達は未熟である。言われないとできない、気づけないことがある。困った大人にしないため、こういったことを一つ一つていねいに教えていくことが必要なんだと思う。ダメなものはダメ。しつけは根気よく。日々努力。
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無意識

2010-06-06 18:02:49 | Weblog
 今練習では、カメステップを毎回の練習の日課にしている。無意識にできるようになるには時間はかかりそうであるが、レシーブを上げた後にツーステップ、エッジングを忘れたと気づいている場合もある。頭ではわかっているが、意識から無意識になるにも段階があると草野塾頭は言われている。一度に二つも三つも言うのは最も慎まなければいけない行為だとも言われている。どこが無意識にできているか、意識から無意識にできるようになっているのはどのあたりなのか、意識しなければどこなのか、一人ひとりの状態は違うので、子ども達の状態を見極めながら、ポイントを絞ったり、的確なアドバイスができるよう、またいろいろな引き出しから、無意識にできるようになるようなドリルを提案していきたいと思う。
 
 4月から入った5年生が先日のカメステップの練習中にうまくできなくて、泣きながら練習をする場面があった。相当悔しかったのだろう。カメステップは家でもどこでも練習できるから、練習のない日でもやってごらんとみんなに話した。泣いた子は、家で練習をしたそうである。次の練習では、カメレシーブを意識できるようになり、とてもよい動きになってきている。その子のがんばりを例に、「カメさんの心」を大切にしようと話した。 努力をすればすぐに成果が出る場合と出ない場合があるが、大切なのは草野塾頭が言われるように「できるできないの問題ではなく、やるかやらないかの問題である。」日々努力。
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困った大人にしないために

2010-06-05 20:32:31 | Weblog
 きのうの練習の中で、バレーボールが上手になるには素直な気持ちや心が大切だということを話した。子ども達に家では名前を呼ばれたらどんな風に返事をしているか聞いてみた。すると、「なに」が圧倒的に多く、「はあ」「んー」などという返事も多かった。子ども達には「はい」と返事をしようと話した。子ども達は、わかってはいるけどできない、やらなければならないのにやらないということがプレーにも出ていることに気づく。知らず知らずのうちに場面場面で取り繕うようになってきているのかもしれない。学校と家でのバランスをとっているのかもしれない。それは、学校ではしっかりやって、家では甘えや思う存分自分を出しているのかもしれない。
 学校などでは、はいと返事をできているようである。いつでも、どこでも素直な気持ちや心でいることが、勝つ資格を得ることにつながる。それは、人間的成長なくして技術の成長はないということなのだと思う。

 きょうの新聞の広告にこんなことが書いてあった。
「最近、困った大人が増えていませんか。
 どこでもゴミを捨てる困った大人。平気な顔して行列に割り込む困った大人。
 電車内のマナーを守らない困った大人。
 我が子をこんな大人には、したくない。
 だから、子どものうちに
 悪いことは、きちんとしかる。良いことは、きちんとほめる。
 子どもの頃に約束したことは、大人になってもきっとできるはずです。
 『大切にされている』
 そう感じたとき、子どもの心は育つものです。
 困った大人にしないために。」
 
 ゴールデンエイジの真っ只中の目の前の子ども達。バレーの練習にいろいろなことを話している。バレーバカにならないために。困った大人にしないために。日々努力。
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カメステップ

2010-06-02 21:20:05 | Weblog
 草野塾頭のブログにあるカメステップ。
 カメレシーブでしっかりフォームをつくり、送り足ツーステップのあと「バナナエッジング」で粘り腰保持移動。レシーブフォームのまま目線を上下しないで移動する。

 さっそく、きょうの練習の大半をカメステップに費やした。基礎工事には最適である。レシーブの基礎的な要素がしっかり盛り込まれている。私がおさえていた基礎工事は基礎工事になっていなかったと改めて反省である。このカメステップこそ、レシーブの基礎なのだと改めて感じる。しかし、カメレシーブは初心者には難しいようだった。私自身がカメレシーブをしやすくするための引き出しを持っていなかった。ただ、子どもに意識させるだけだった。それでは、子どもは難しさを感じるだけだと思った。次回はカメレシーブをどうしたらできるようになるかについて、引き出しを考えて指導に与えなければならないと思った。ドリルをただやればいいということではだめだということ。できなければ段階を下げるなり、分解するなり、いろいろと方法を考えておかなければならないと思った。計算のできない子どもに答えが間違っていると言うだけでは指導にはならないことと同じである。どうやったら答えを導き出すことができるかということを教える、または気づかせることが指導なのだと自分自身改めて反省である。
 塾頭が言うように、解説者ではなく解決者になることこそ指導者なのだと思う。日々努力。
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