笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

合同練習

2010-12-13 23:11:54 | Weblog
 きょうは、私が以前所属していたチームとの合同練習を行った。今まで何度か合同練習を重ねていくうちにお互い仲良くなり、試合でも応援するようになったり、試合会場が一緒になるのか気になるほど、身近な存在になってきたようである。また、このチームに刺激を受けて、うちのチームも交流することの楽しさを覚え、お互いに手紙やプロフィールのやりとりをしている。帰り際にこのやりとりを楽しみにしているようである。
 さて、練習はというと実践形式を中心に行った。ハーフスピードのスパイクでお互いつなぎの練習を中心に行った。細かいところはまだ十分ではないにしても、以前よりはつながりを意識し、あきらめないプレーが多かった。
 また、チーム編成を変えて行った。きょうの収穫は、3年生の子がいつの間にかアタックを打てるようになってきていることだった。今までは、ボールに負けていたが、きょうはヒットしていた。そのことをその子のお母さんと聞くと、家でも練習をしていますということだった。黙々と練習に取り組む姿がこうして成果になって現れてきていることを感じた。
 練習中、スパイクサーブを打ってごらんというとまだ習得していないこともあって、入れることは難しいようだった。子供たちには、いつでも打てるように準備をすること。その他にもアタックやレシーブ、トスなどいつでもできるように準備をいかにしているかということが大切だということを話した。ボールを触っていないときにどれだけいろいろな準備を自分なりにしているかということが大切だということ。少しずつ意識が変わってきている子供たちなので、これからがとても楽しみである。日々努力。
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体のメンテナンス

2010-12-12 23:37:57 | Weblog
 膝の調子が思わしくない。膝がずれる感じがするときには、足がつくのも痛いくらい正常に歩けない。病院のリハビリに定期的に通っているが、そのことを話すと靱帯がゆるんでいる可能性が高いと言われた。毎回、メニューが増えているが、今回はスクワットがメニューに追加された。股関節を使ってスクワットをするように言われた。今まで股関節を使うというイメージをなかったので、うまくできなかった。今まで膝に負担をかけるような使い方をしていたのである。リハビリの先生には、赤ちゃんが筋肉をつけていくようにやっていきましょうねと言われた。そういう言葉かけに少し納得した。
 子供たちには、股関節を使うことを強調しておきながら、自分ではその使い方をよくわかっていなかったことに気づかされた。けがをして、自分の体、人間の体に気づかされている状況である。情けない反面、こういう状況をどうプラスにしていくかということを考えている。
 また、今まであまり自分の体について無頓着というか、過信をしていたところがあった。今までやってきたイメージで体を動かしているが、確実に体がそれについていけていない面があると思った。しっかり、メンテナンスをしていくことも必要であることを感じている。日々努力。
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子供たちの笑顔

2010-12-10 23:08:27 | Weblog
 きょうの子供たちの笑顔、動きは私がこのチームに来て、初めてと言っていいくらい素晴らしかった。ただ、そういう練習になったのは、最初から意図したことではなかった。いつものようにやろうと思っていた。
 先日、監督にある子がやめたいと保護者から電話があったそうである。そこで、さっそく私がどういうことなのか、その子に聞いてみた。やめたいというのは本当のようである。その理由は、ペアになるとき相手の子が嫌な顔をしたり、自分にきついボールを出すことが多かったりするそうである。バレーはやりたい、でも周りが自分のことをよく思っていないことが大きな理由だとわかった。その子には、もちろんそういう態度をする周りの子たちもよくないということを話した。けれども、その子は練習の態度や普段の生活からみんなから信頼される行動をとっているか、また真面目にバレーに取り組んでいるかと言うとそうではない。やめるのは簡単だけれども、また同じようなことがきっと起きる。この先、大人になって仕事をしたときに周りの人が冷たい、嫌な顔をすると言って、やめるのかなと聞いてみた。その子を責めるつもりはないけれども、周りに変わってもらうためには、その子も自分なりに努力することも大切だということをわかってほしかった。
 その後、サーブ練習とレシーブの練習を行った。サーブは、いろいろなサーブを打つこと、そして最後は自分の納得のいくサーブを打ったら終わってもいいよと伝えて打たせた。
 レシーブは、ファイブタッチ、セブンタッチ、ツーメン、スリーメンなどを行った。一生懸命がんばっている人を周りがとにかく励ましている。やめたいと言っている子にも周りの子がたくさんの励ましの声をかけていた。それは、ツーメン、スリーメンでも同じだった。休憩の合間には、みんなでがんばったことをハイタッチして気持ちを分かち合っている光景もあった。
 最後は、サーブ練習で納得のいくサーブを打ったら終わってもいいよと話して打たせた。ある子が、この前の練習からスパイクサーブに取り組ませていたが、自分でも打てたと飛び跳ねて喜んでいた。
 練習が終わって、子供たちにきょうの練習のねらいはどういうことかわかるかい?と聞くと、「カバーをする」「あきらめない」という答えが返ってきた。私がねらっていたことを子供たちがしっかり感じてとっていた。子供たちは、明らかに変わっていた。数時間のうちにやり方次第で子供たちを変えることができるということを実感できた。
 帰る支度をしていた冒頭のやめたいと言っていた子に「きょうの練習はどうだった?」と聞いてみた。「楽しかった」という返事だった。
 この子が輝くような練習をすることが、このチームを生き生きすることにつながると感じることができた。日々努力。 
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人生を豊かに

2010-12-09 22:29:00 | Weblog
 何をやってもうまくいかないとき、苦しいとき、どうしたらいいか、いろいろと悩む。そのときは、逃げ出したい気持ち、投げ出したい気持ちになることもだろう。しかし、それではいつまでもたってもうまく行くはずがない。そして、また同じような状況に陥る。それは、2+3が解けないといろいろな問題が解けないのと同じではないだろうか。解けるようにがんばり、定着するといろいろな問題が解ける。しかし、また同じように簡単には解けない問題にぶち当たる。そして、またがんばって解いていく。どんどん問題は難しくなり、複雑になってくる。しかし、基礎ができていれば、考え方ややり方次第で問題は解けるときもある。
 人生もバレーも同じなのかもしれない。オーバーパスもアンダーレシーブも最初からうまい子はいないだろう。繰り返しの練習で基礎ができあがり、定着し、いろいろな動きができるようになっていくと思われる。また、できない子がどうやったらうまくなるだろうといろいろと考えていくことが指導者として問題を提示されていると思って、子供の体の使い方などから、こうしたらいいのではないかと考える。そして、一つの方法でやってみる。それでもだめなら違う方法を考えてみる。10人いれば10通りの方法を考えてみることが必要だろう。
 人生も幾多の困難、難しい問題に遭遇することは、自分を高めること、成長させるための問題を提示されていることなのかもしれない。今のままの自分ではそれ以上の成長はできないから、一つの問題を与えられているのかもしれない。そのためには、自分の価値観を変えなければならないこともあるだろう。そういうときこそ、自分を見つめることが必要なのかもしれない。自分はいかにあるべきか、自分の心の有り様を問われているのかもしれない。そして、努力を続けていくことが次の努力につながっていくのかもしれない。苦しみつつ楽しみ、楽しみつつ苦しむ。結果、人生は豊かになる。日々努力。
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ボールを触っていない人

2010-12-08 23:51:08 | Weblog
 久しぶりに全員がそろった練習だった。ところが、私は数日前に膝の靱帯を痛めてまともに歩くこともままならない状態である。せいぜい軽めのサーブを打つぐらいで球出しなどはできなかった。日頃の自己管理を怠っていたことを反省している。病院でリハビリを受けているが、ストレッチの重要性を改めて認識した。特にハムストリングスは重要であると感じた。年齢と共にこのあたりの筋肉が突っ張って固くなっているのだと思う。そのため、自分のイメージと体の動き(特に下半身)にギャップがあって、思わぬけがを招くのではないかと自分で勝手に推測している。いずれにしても大事には至っていないので、毎日のストレッチを欠かさず行っていこうと思っている。
 バレーの練習では、ボールを触っていない人がいかに次のプレーの準備をしているかということが大切だと話した。難しいことでもあるが、基礎の動きとして定着を図っていくことが必要だと思っている。
 それから、ある子供からサーブの練習に時間をかけたいという要望があったので、それに応える形で多くの時間を割いた。その中で、子供たちにはスパイクサーブの打ち方を教えた。フローターサーブだけでなく、ブロードサーブ、ジャンピングサーブ、ジャンピングフローターサーブなど、いろいろなサーブを打てるようになってほしい。
 子供たちは、自分で自分の可能性を広げるという発想よりも自分はこれしかできないと思っているところがある。それは、基礎・基本ができていないということも要因としてあるのかもしれない。また、自分に自信がないから、自分でできないと思い込んでいるのかもしれない。しかし、もっとできるよ、こんなこともできるんだよという指導をしていく必要があるだろうと感じている。日々努力。
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弱気な自分

2010-12-07 21:47:21 | Weblog
 昨日の練習では、先日の大会での反省をノートに書いて提出してもらった。その中で、弱気なプレーということが書かれていたので、子供たちに弱気にならないためにはどうしたらいいかを考えて、ノートに書いてもらった。
 子供たちは、ノートに自分の考えを一生懸命書いていた。「声をかける」「励まし合う」「深呼吸をする」「失敗したらどうしようと思わない」など、いろいろと書いていた。どれもがぜひやってもらいたいことばかりである。しかし、いざそういう場面になるとできるかというとなかなかできるものではない。
 子供たちには、一番苦しいとき、逃げ出したくなるときに、自分の弱さと戦わなければならないよと話した。そこで、逃げるか弱い自分と立ち向かうかは、日頃からそういう経験を積み重ねていくことだよと話した。具体的には、塾頭がいつも言われている、一人で黙々と自分と向き合うことだと思う。そういうときにどれだけ自分に打ち勝つか、強い自分になるかだと思う。そして、努力を続けていくことだと思う。
 子供たちを見ていると、弱い子はグループになりたがる傾向にある。そこそこに強い子は、グループにもすっと入れるし、一人でも黙々とやっている。ハリネズミの話しもあるように、そのあたりの距離感も含めて、バランスの良い子は、上達も早いように思う。
 子供たちは、今どんどん変わりつつある、そんな過程の真っ只中にいると思われる。そして、できれば正しい方へ変わってほしいと思う。日々努力。
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計算パズル

2010-12-06 23:09:51 | Weblog
 月曜練習には、7人の子が来た。団員は14人なので、いつもの半分の人数である。少し寂しい人数ではあるが、来た子供たちが来てよかったと思えるような練習をしたいと思った。子供たちは、指示をしなくても自分たちでウォーミングアップや足じゃんけんなどをして動いている。その後、計算パズルに取り組ませてみた。バレーの練習なのに計算と思われるだろう。普段ボールを使っているとできないような練習をしてみたいと思った。
 宮本算数教室の教材「賢くなるパズル」計算ブロックたし算初級をさせてみた。9マスに1~3の数字を縦横に入れていくのだが、太枠で囲まれたブロックの中に書かれている数字が和を表している。その和になるように計算をし、縦横それぞれ1~3の数字が一つずつ入れていくというパズルである。答えを出すことが目的ではない。その過程が大事なのである。
 子供たちは、試行錯誤を繰り返して、計算をしている。子供たちの集中力、思考力、ねばりなどをねらいに、できないからおもしろい、できたらもっとおもしろいということで、できた子供たちはどんどん取り組んでいた。
 また、できない子にできる子がやり方を教えていたが、一人で黙々と取り組むということもねらいの一つである。
 自分と向き合う、自分に克つということは何もバレーだけではないと思う。ふだん、勉強が苦手だという子も一生懸命粘り強く取り組んでいた。体の汗をかくだけでなく、脳の汗をかくということもあってもいいのではないかといろいろと実験的にやってみた。子供たちはもっとやりたいという気持ちを持ってくれたようである。もっともっと子供たちを刺激したい。日々努力。
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高橋杯2日目

2010-12-05 23:34:57 | Weblog
 5年生以下の大会の2日目。ベスト8以上のチームの試合を見た。強くて速いサーブを持っているチームは上位にいることが多い。そして、そういうサーブをなかなか上げられないチームは姿を消している。強くて速いサーブへの対応は大きな課題である。すぐに身につくものではない。段階的にこつこつと練習を積み重ねていくことだと思う。
 各チームのセッターのトスや動きが気になった。手首のバネを使ったアタッカーにやさしいトスになっていないことが多かった。5年生以下だとそれが難しいのだろうか。そこまで指導に手が回らないからだろうか。落下点に入るのが遅く、アンダーで上げていることも多かった。それでいいのだろうか。
 それから、アタッカーがスパイクを打った後の片足で着地しているのが気になった。無理な体勢での力任せのスパイクは、どこかでゆがみは出てこないだろうか、故障をしないだろうかと心配になってくる。また、少しでもタイミングが合わないとジャンプをやめてスタンディングのスパイクを打っていることが多かった。
 こうして、他のチームの試合を見ながら、うちのチームとしてどういうことをこれからやっていけばいいのかが見えてくる。一人でやる練習の充実はもちろんのこと、2人でやる練習、3人、4人、5人、6人と人数が増えてくるときの約束事を徹底することだと思う。そして、自分たちの山(目標)をどこにおいて、練習に取り組むかということも大切になってくる。
 明日は、月曜練習である。今までとは違った練習で、子供たちの脳と体を刺激したいと思っている。日々努力。
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現在の力

2010-12-04 23:24:12 | Weblog
 アンダーレシーブの尺屈について、水曜日の練習から取り組み、昨日の練習のときには私が言わなくてもアンダーに尺屈を入れている子が何人かいた。子供たちの順応性、そしてスムーズにアンダーの動きの中に入るところにこの動きが正しいことを証明していように感じる。
 きょうは、5年生以下の大会があった。結果は、惜しくもフルセットの末1回戦負けを喫した。いろいろなアクシデントがあり、きょうの日を迎えた。
 対戦相手は、勢いがあった。その勢いに飲み込まれた感じだった。自分たちの心と体をコントロールできるほど成長していないことを感じた。それは、仕方がないことだと思っている。現在の個々の力、そしてチームの力は試合で結果がでるほどのレベルに達していないと思っている。そういう中での大会だった。
 子供たちには、いい経験を一つ積んだことを話した。課題をくどくど言ってもしかたがないと思った。子供たち一人一人のいいところをたくさん話した。特にキャプテンでエースの子には自信を持ちなさいと話した。そして、素直な人、素直な心を持った人はこれからうまくなるし、神様も味方をしてくれるよとも話した。それから、サポートをしてくれた6年生に感謝をすることなども話した。子供たちだけの話し合いでは、カバーをすることを課題に挙げているようだった。一つ一つ成長の階段をあがってほしいと願っている。
 今のチームを指導するようになって、勝つとか負けることよりも大切なことがあることを子供たちから学んでいる。それは、なかなか勝てないという結果のために考えさせられるということもある。目の前の子供たちに結果よりも過程、勝つことよりも尊いこと、努力すること、自分に克つことなどなど、バレー通じてわかってほしいことがたくさんある。子供たちを指導するということは、私自身の指導力を高めること、人間力を高めることにつながっていることを感じる。日々努力。
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次世代型指導書

2010-12-02 23:04:55 | Weblog
 一昨日、自然体研究会より購入した、「次世代型指導書シリーズ」のアニメCD付きの本が届いた。アンダーレシーブ・コンパスジャンプ・四車線レシーブの3冊である。
 動画つきの本なので、本の説明がとてもわかりやすい。今まで本の説明や写真だけではわからないことや塾頭のバレー塾で行われていることがこの本の中につまっている。常に進化を遂げているのが自然体バレーだと感じる。
 昨日の練習では、この本に基づいて、アンダーレシーブについて子供たちと練習をした。何をしかたというと、「手首の尺屈」である。ボールが当たったら、10本の指を広げて尺屈するということである。手の中にある「あめ玉」を床にポトリと落とす運動である。私自身が学習不足のところがあり、まだまだも子供たちに説明しきれいないところはあるが、動画を見せることである程度のイメージをもってて練習はできたと思う。今後、もっとポイントを絞りながら、子供たちの実態に合わせて、正しい動きを身につけてほしいと思う。 
 それから、ある子供と1対1で音楽に合わせてフォロー&着地のスパイク練習を行った。踏み込みの左足のつま先は90度を意識させることで、ずいぶんきれいなフォームで打てるようになってきている。その子は、今年始めた子であるが、だんだん体がなじんできていることを感じる。
 まだ6人の動きはままならないが、一人一人の動き、フォームはよくなりつつある。今度の土日は、5年生以下の大会を控えている。それに向けての調整は行うが、もっともっと子供たちとバレーを通して、いろいろなことを学んでいきたいと思う。日々努力。
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