従来は「陥没地帯」であったからこそ、欧州でのトヨタ車の躍進が目につきます。
ロイター配信記事によれば、一方で、日産自動車<7201.T>と仏ルノー<RENA.PA>は大きく落ち込んだことも報道されています。EUも大きな市場であり、この先さらに攻勢を強めることが予想されます。ただし、すんなりと北米のように受容されるかは疑問です。

以下転載
9月の欧州新車登録台数、トヨタは2ケタの伸び=ACEA
[フランクフルト 13日 ロイター] 欧州自動車工業会(ACEA)が13日発表した9月の欧州新車登録台数は、前年比2.6%減となり、4カ月連続の前年割れとなった。伊フィアット<FIA.MI>とトヨタ自動車<7203.T>が再び2ケタの伸び率を達成した一方で、日産自動車<7201.T>と仏ルノー<RENA.PA>は大きく落ち込んだ。
9月の総登録台数は140万台。2005年9月より営業日数が1日少なかったことも前年割れの一因という。2006年1─9月の登録台数は、前年比0.1%増にとどまった。
欧州の一部では、燃料価格の高騰や金利上昇による買い控えが見られた。
こうした状況に対応する策の一つが、新モデルの投入を続けることで、その点でフィアットは成果をあげた。
フィアットの新車登録台数は、グループで前年比14.6%増、フィアット本体が同19.3%増、アルファ・ロメオ部門が10.4%だった。
トヨタは、グループで12.1%増。トヨタブランドが9.9%増。
ルノーグループは14.2%減。
日産自動車は、新モデル不足が響き26.2%減。市場シェアは、前年同月の3.2%から2.4%に縮小した。
ホンダ<7267.T>は、6%増と年初からの好調を維持。マツダ<7261.T>も5.1%増となった。
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(ロイター) - 10月13日17時22分更新
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