アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キブシ - 西尾市憩の農園

2020-01-13 17:55:52 | みんなの花図鑑

キブシは、キブシ科キブシ属に属する雌雄異株の落葉低木。
漢字で「木五倍子」と書きます。




花は、3-5月の葉が伸びる前に淡黄色の総状花序につける。(wiki)





長さ3-10cmになる花茎は前年枝の葉腋から出て垂れ下がり、それに一面に花がつくので、まだ花の少ない時期だけによく目立つ。(wiki)




名前は、果実を五倍子(ふし)の代わりに染料に利用したことから。雌雄異株です。(weblio「きぶし (木五倍子)」)





咲くと、 こんな 花になります。

安城デンパークには
覆輪キブシエゾキブシ があり、似たような花を春に咲かせます。両方とも ユニークで、とてもキレイです。




セイヨウイワナンテン - 西尾市憩の農園

2020-01-13 14:31:39 | みんなの花図鑑

撮ったのは 手前の セイヨウイワナンテン です。
バックがこんなに赤くなる とは思ってなかったので、調べてません(たぶんドウダンツツジです) 。





セイヨウイワナンテンは ナンテン ってつくけど、 ツツジ科です。





日本の関東以西にはイワナンテンが自生するが、セイヨウイワナンテンは渡来種であり、日本のものに比べて葉が大きく花も多い。(木々の移ろい > 季節の木 > セイヨウイワナンテン)





5-6月に白い釣り鐘状の花を総状花序に一杯に付ける。 (同上)




常緑であるが、春先の葉は赤みがかっている。 (同上)


クリスマスローズ - 西尾市憩の農園

2020-01-13 00:04:11 | みんなの花図鑑

クリスマスローズは、キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草です。他のキンポウゲ科の植物と同じく、花びらのように見えるのは萼片です。



萼片と雄しべの間に薄黄緑色の筒状のものが見えます。 これが本来の花びらで、退化して小さな筒状の蜜腺に変化しています。





雄しべ束の外側に、萼片の内側に並んでいるから、元は花弁だということなのでしょうが、それにしても これは退化でなく すごい進化じゃないでしょうか?!




受粉して雄しべは脱落し、子房が膨らみ始めています。




子房が膨らみだすときは、雄しべだけでなく、(もと花弁の)蜜腺もちゃんと脱落していますね。


パンジー、ビオラ - 安城デンパーク他

2020-01-12 18:07:45 | みんなの花図鑑

パンジーの、猫のひげを太くしたような模様の・・・
あるいは、 カンザキアヤメの縞模様を簡素化したような・・・




デザインが大好きです (^_-)-☆
名札には 「パンジー  'モルフォ' スミレ科 」 とあります。




すぐ横の 縞模様のないものは 「ビオラ 'ソルベ・オレンジ' スミレ科」とあります。
模様のないのは ビオラ なんでしょうか?
どうもそうではないようです。




以下三枚は 別のところ(西尾市憩の農園)で撮ったものですが、 「ビオラ」とありました。
最初の 2枚と模様がよく似ています。 なのに、これは「ビオラ」なんですねぇ。




「パンジー」とはスミレ科スミレ属の小型の園芸植物の一種で・・・




園芸上で パンジーの小輪多花性種を「ビオラ」と呼んでいる、ということのようです。
模様でなく、大きさなんですね。



アマリリス - 西尾市憩の農園

2020-01-12 08:49:03 | みんなの花図鑑

な、な、なんだー、この花は?!!




ポスターみたいな大きな名札には 「Amaryllis」 って書いてあるぞ!




アマリリス って こんな時期に咲くのか?!




開花期  4月下旬~6月(春咲き品種)、
     10月(秋咲き品種)
って書いてあるぞー。 冬咲き品種が開発されたのか?




これなんか、屋外に置いてあったんだよー。 ま、今年は 雪をかぶることはなさそうだけど。それにしても、ね~~ (´・ω・)



ビワ - 岡崎平野

2020-01-11 22:38:43 | みんなの花図鑑

ビワというと、たいていは 「ビワの実」のほうを想起するのでは?
私も 花の写真を撮りだすまでは 冬にビワの花が咲くことを知りませんでした。




俳句の世界では、「枇杷の花」「枇杷咲く」などの表現は、暦の立冬から大雪の頃(だいたい11/8~12/7くらい)を表す季語とされています。 (はなたま「ビワの花言葉」)





ビワの学名は「Eriobotrya japonica」。
属名の Eriobotrya は、ギリシャ語の“産毛(erion)”と“ブドウ(botrys)”を合わせた造語で、ビワの実が白い軟らかい毛に覆われ、枝先に固まって鈴なりに実る姿が、ブドウのように見えることから付いた名前です。 (はなたま「ビワの花言葉」)





花はたくさんの雄しべが牙のように伸びています。ビワはバラ科で、雄しべの多さは 同じバラ科のサクラに似ています。
雄しべの奥で きらりと光るものが 蜜です。




雄しべの下に 雌しべが5本あるそうですが、 雄しべが邪魔をしてよく判りません。 蜜を吸いに来た虫たちは まず雄しべの花粉を付着させ、すぐその奥の雌しべに触れ(そうしないと 蜜に到達できませんから)、 かなりの確率で 自家受粉しているのではないでしょうか?



マホニア・ビアリー - 安城デンパーク

2020-01-11 10:59:33 | みんなの花図鑑

これも マホニア属、つまり ヒイラギナンテンの仲間だ。




マホニアというと、 まず マホニア・チャリティーが浮かぶ。次が マホニア・コンフューザで これは ナリヒラヒイラギナンテンという和名がある。 それで、この マホニア・ビアリー はというと、「シナヒイラギナンテン」 とある。




マホニア・ビアリー で検索しても ネットに記事があまりなく、 唯一参考になるものは やはり安城デンパークの この木の写真だった。




シナヒイラギナンテンのほうで検索すると、いくつか参考になる記事が出てくる。
「近縁のヒイラギナンテンに比べて樹形は大振りであり、花の時季にはより見栄えがいいため、日本では広い公園の植栽など使われる。」 (庭木図鑑 植木ペディア > シナヒイラギナンテン)




常緑樹だが寒気に当たると葉が赤くなり、早春には黄色い花とのコントラストが美しい。
秋には黒紫色に熟す。実の表面は白い粉を吹いたようになる。 (同上)


マホニア・チャリティー - 安城デンパーク

2020-01-11 10:32:29 | みんなの花図鑑


「マホニア」と名の付く植物、2題。 まずマホニアと言ったら、「マホニア・チャリティー」。




マホニアというのは属の名前で、和名で ヒイラギナンテンと呼ばれる種類が含まれます。




マホニア・チャリティーは 別名セイヨウヒイラギナンテン(学名 : Mahonia x media ’Charity’)と呼ばれ、
Mahonia japonica(ヒイラギナンテン、中国原産) と Mahonia lomariifolia(台湾原産) と を掛け合わせた雑種です。




ヒイラギナンテンの花期が 3~4月なのに対し、 セイヨウヒイラギナンテンの花期は 冬(11~1月)です。




ヒイラギナンテンに比べ、花数が多く、背丈も高いので、 ここだけ 春が来たようです (´∀`)


ホソバアオキ - 安城デンパーク

2020-01-10 21:08:29 | みんなの花図鑑

花木園にあった アオキの園芸品種。





通常のアオキの葉は 長楕円形なのに対して、このホソバアオキ披針形をしているのが特徴です。





ホソバアオキは昔から日本の山林に生えている植物で、耐陰性も耐寒性もあり日本の気候に非常にあっています。 (日陰の植物 ホソバアオキ 雌花)




ミズキ科アオキ属の常緑低木で、学名は Aucuba japonica cv.Hoshoba。英名はありません。 (Weblio「ほそばあおき (細葉青木)」)