香りを言葉で表現するのは本当に難しいです。
e船団ホームページにある月刊【e船団】の“ことばを探る”のページでは、今年の初めから香料会社に長年お勤めだった中原幸子さんが「香りと言葉」をテーマにエッセイを執筆し始めましたが、彼女とても香りを言葉に表すには相当苦心されているのが窺えます。
中原さんによれば、香りの質を表す用語には、①物の名前を利用した表現、②感覚用語を利用した表現、③情感を表す言葉を利用した表現、の3種類があるそうです。(詳しくはこちらをご参照ください。)
具体的に言うと、①は、フローラル(花のような)、フルーティー(果実様の)、アースィー(土のような)、タバック(タバコのような)、ウッディ(木の香りのような)、グリーン(青臭い)、スパイシー(香辛料のような)…など、「○○のような」と形容するもの。
②は、ライト(明るい、軽い)、ダーク(暗い)、スイート(甘い)、ホット(辛い)、ビター(苦い)、ノート(調子)、ハーモニー(調和)、ヘビー(重い)、ソフト(柔らかい)、ウォーム(暖かい)、アロマティック(香ばしい)…など。
③は、エレガント、デリケート、スポーティー、フレッシュ、マイルド、パワフル、フェミニン、パウダリー、リッチ…など。
前回エントリーした丸山珈琲の豆がもうすぐ切れるという頃、次は何を聞茶しよう…?と考え、ふとした思いつきで駅前のショッピングセンター内にある【お茶の春木屋】へ。時々母のお遣いで買う緑茶以外に利用したことはなかったのですが、改めてじろじろと棚を物色し、結局、試飲させてもらった“丹波黒豆茶”と、“ゴーヤ茶”を購入しました。
黒豆茶は煎った黒大豆の香ばしい香りがし、その他にもハトムギ、烏龍茶、焙じ茶、どくだみ、柿葉が調合され、おおむね予想通りの味。
ゴーヤ茶は「苦いのかしら??」とドキドキしながら開封すると、ふわ~~~んとしたどこか懐かしい香りが鼻を突きました。「花粉の匂いだ…。」小学校の花の観察ではおなじみのチュ-リップのおしべが頭に浮かびました。
お湯を注いで飲むと、味もふわ~~~んとしています。苦さは全くなく、むしろ甘いと言う方が近い感じ。独特なクセがあるけれど臭みというのとも違います。花粉っぽい風味は、聞茶(1)のエントリーで取り上げた、マリーゴールドとベニバナ入りの『KILAUEA』ともちょっと似ています。
箱裏の成分を確認すると、何と100%ゴーヤ。ティーバックから透けて、茶色に混じって黄色い粒が見えるのは種なのかしら…?花粉のような味の原因はこれかもしれません。
このゴーヤ茶、初めこそ独特すぎて面食らったものの、続けて飲むにつれ、日に日に馴染んで「美味しい!」と思えるようになりました。
さて今回ご紹介する音楽は、ニール・ヤングの『Harvest』。ゴーヤのふわ~~~んとした風味を体現しているかのようなヴォーカルを聴かせてくれる一枚です(苦笑)。
文章が舌足らずで味や香りを上手く伝えられなくても、「こんな感じ!」と音楽を試聴してもらえれば、よりイメージがはっきりしてくるんだから、ネットってホント便利ですね(笑)。
e船団ホームページにある月刊【e船団】の“ことばを探る”のページでは、今年の初めから香料会社に長年お勤めだった中原幸子さんが「香りと言葉」をテーマにエッセイを執筆し始めましたが、彼女とても香りを言葉に表すには相当苦心されているのが窺えます。
中原さんによれば、香りの質を表す用語には、①物の名前を利用した表現、②感覚用語を利用した表現、③情感を表す言葉を利用した表現、の3種類があるそうです。(詳しくはこちらをご参照ください。)
具体的に言うと、①は、フローラル(花のような)、フルーティー(果実様の)、アースィー(土のような)、タバック(タバコのような)、ウッディ(木の香りのような)、グリーン(青臭い)、スパイシー(香辛料のような)…など、「○○のような」と形容するもの。
②は、ライト(明るい、軽い)、ダーク(暗い)、スイート(甘い)、ホット(辛い)、ビター(苦い)、ノート(調子)、ハーモニー(調和)、ヘビー(重い)、ソフト(柔らかい)、ウォーム(暖かい)、アロマティック(香ばしい)…など。
③は、エレガント、デリケート、スポーティー、フレッシュ、マイルド、パワフル、フェミニン、パウダリー、リッチ…など。
前回エントリーした丸山珈琲の豆がもうすぐ切れるという頃、次は何を聞茶しよう…?と考え、ふとした思いつきで駅前のショッピングセンター内にある【お茶の春木屋】へ。時々母のお遣いで買う緑茶以外に利用したことはなかったのですが、改めてじろじろと棚を物色し、結局、試飲させてもらった“丹波黒豆茶”と、“ゴーヤ茶”を購入しました。
黒豆茶は煎った黒大豆の香ばしい香りがし、その他にもハトムギ、烏龍茶、焙じ茶、どくだみ、柿葉が調合され、おおむね予想通りの味。
ゴーヤ茶は「苦いのかしら??」とドキドキしながら開封すると、ふわ~~~んとしたどこか懐かしい香りが鼻を突きました。「花粉の匂いだ…。」小学校の花の観察ではおなじみのチュ-リップのおしべが頭に浮かびました。
お湯を注いで飲むと、味もふわ~~~んとしています。苦さは全くなく、むしろ甘いと言う方が近い感じ。独特なクセがあるけれど臭みというのとも違います。花粉っぽい風味は、聞茶(1)のエントリーで取り上げた、マリーゴールドとベニバナ入りの『KILAUEA』ともちょっと似ています。
箱裏の成分を確認すると、何と100%ゴーヤ。ティーバックから透けて、茶色に混じって黄色い粒が見えるのは種なのかしら…?花粉のような味の原因はこれかもしれません。
このゴーヤ茶、初めこそ独特すぎて面食らったものの、続けて飲むにつれ、日に日に馴染んで「美味しい!」と思えるようになりました。
さて今回ご紹介する音楽は、ニール・ヤングの『Harvest』。ゴーヤのふわ~~~んとした風味を体現しているかのようなヴォーカルを聴かせてくれる一枚です(苦笑)。
文章が舌足らずで味や香りを上手く伝えられなくても、「こんな感じ!」と音楽を試聴してもらえれば、よりイメージがはっきりしてくるんだから、ネットってホント便利ですね(笑)。