ミッション・スクールだった高校では、クリスマス前の4週間(アドヴェント“待降節”)、礼拝堂の祭壇前にアドヴェント・クランツ(4本のろうそく)を飾り、週の初めに一本ずつ火を点していました。それを見ると、不思議と静粛な気持ちになったものです。
私のブログでもアドヴェント・クランツにちなんで、これから4回にわたってクリスマス・アルバムをご紹介していきます。
まず第一週目の今日は、ジム・ブリックマンと肌合いの似たイージーリスニング~ニューエイジ畑のピアニスト、ジム・ウィルソンの『My First Christmas with You』で厳かに幕開けしたいと思います。
奥行きのあるシンセ・ストリングスを大幅に取り入れたアレンジは、あくまでも主旋律を引き立てるように組み立てられていてロマンティック。でも、お馴染みのはずのクリスマス曲も聴き古された感じでなく、新鮮に響いてきます。伝わってくる情景は、冬の空気のひんやりとした透明感と家の中の暖炉のぬくもり---。
しかし何といっても、このアルバムの聴きどころは、ジョニ・ミッチェルの「River」のカヴァーが2テイク収録されていることでしょう。
クリスマス曲でお気に入りのインストゥルメンタル・ヴァージョンは数あれど、アルバム・トータルでということになると、このアルバムが真っ先に浮かびます。
私のブログでもアドヴェント・クランツにちなんで、これから4回にわたってクリスマス・アルバムをご紹介していきます。
まず第一週目の今日は、ジム・ブリックマンと肌合いの似たイージーリスニング~ニューエイジ畑のピアニスト、ジム・ウィルソンの『My First Christmas with You』で厳かに幕開けしたいと思います。
奥行きのあるシンセ・ストリングスを大幅に取り入れたアレンジは、あくまでも主旋律を引き立てるように組み立てられていてロマンティック。でも、お馴染みのはずのクリスマス曲も聴き古された感じでなく、新鮮に響いてきます。伝わってくる情景は、冬の空気のひんやりとした透明感と家の中の暖炉のぬくもり---。
しかし何といっても、このアルバムの聴きどころは、ジョニ・ミッチェルの「River」のカヴァーが2テイク収録されていることでしょう。
クリスマス曲でお気に入りのインストゥルメンタル・ヴァージョンは数あれど、アルバム・トータルでということになると、このアルバムが真っ先に浮かびます。
クリスチャンには誕生日が二つあります。一つは勿論、自分が生まれた日。もう一つは、洗礼を受けた日=“スピリチュアル・バースデー”。
明日は、私にとって一番の親友のスピリチュアル・バースデーなので、今朝コソッと郵便局に寄り、ちょっとした贈り物を発送してきました。
彼女も私も音楽好きで、以前にそうした仕事に携わっていたのは共通項なのですが、音楽の守備範囲はまるで正反対。私は、ジャズ~フュージョン、ブラジル音楽を中心に、その他ポピュラー音楽を広く浅くという感じですが、彼女が得意とするのはクラシック。なので、それぞれお互いの専門性に敬意を払いつつ刺激し合うという、いい関係を築けています。
今回紹介するマーラーの交響曲第2番『復活』 第5楽章より「よみがえるだろう、わが塵よ」(Langsam.Misterioso)は、彼女のフェイヴァリット・ソング。これからの一年も彼女にお世話になるだろうなぁと思いつつ、今日はこの曲をリピートして聴いていました。
普段は俗っぽい音楽が大好きな私だけれど、たまにこういう作品を聴くと、心が芯から清められる気がしてとても新鮮です。
幼少時から青年期は、予定調和的な構成が多いオーケストラものは、冷蔵庫に閉じ込められているような非常に窮屈な気分になるので拒否反応を起こしていた私でしたが、これは少しは精神的にオトナになってきたという証拠なのかなぁ(笑)。
明日は、私にとって一番の親友のスピリチュアル・バースデーなので、今朝コソッと郵便局に寄り、ちょっとした贈り物を発送してきました。
彼女も私も音楽好きで、以前にそうした仕事に携わっていたのは共通項なのですが、音楽の守備範囲はまるで正反対。私は、ジャズ~フュージョン、ブラジル音楽を中心に、その他ポピュラー音楽を広く浅くという感じですが、彼女が得意とするのはクラシック。なので、それぞれお互いの専門性に敬意を払いつつ刺激し合うという、いい関係を築けています。
今回紹介するマーラーの交響曲第2番『復活』 第5楽章より「よみがえるだろう、わが塵よ」(Langsam.Misterioso)は、彼女のフェイヴァリット・ソング。これからの一年も彼女にお世話になるだろうなぁと思いつつ、今日はこの曲をリピートして聴いていました。
普段は俗っぽい音楽が大好きな私だけれど、たまにこういう作品を聴くと、心が芯から清められる気がしてとても新鮮です。
幼少時から青年期は、予定調和的な構成が多いオーケストラものは、冷蔵庫に閉じ込められているような非常に窮屈な気分になるので拒否反応を起こしていた私でしたが、これは少しは精神的にオトナになってきたという証拠なのかなぁ(笑)。
もう紅葉もぼちぼち終わりかけ、落ち葉の季節ですね。
この秋は私的な頼まれ事で忙しく、とりたてて行楽などには出掛けませんでしたが、2週間前に小淵沢に足を伸ばしてランチした後、コーヒーを飲んだ所(写真)がちょうど紅葉の見頃で、いい息抜きになりました。
晩秋から初冬にかかる今時分に聴きたい音楽、あれこれ考えました。
初めはこの11月の御題、ちょっと枯れた声のアコースティックなロックにしようかとも思ったのですが、じっくり聴き直してみると意外に今の心境に合わない。ジャズも思ったほどしっくり来ない…。
5月、6月とベタベタ路線に走ってしまったので、夏以降はもう少しスマートにいこうと色々趣向を凝らしてきたつもりですが、ここで再びムクムクとベタベタ路線への誘惑が頭をもたげてきました(笑)。
と言っても、武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」だったんですけどね。もちろん嫌いな曲ではないんですが、尺八の“ふゅ~~オォォーー!!”というフレーズなどは聴く人を選びそうなので、寸でのところで踏みとどまりました。
でもせっかくだから武満を聴いてみようと思って、久々に『武満徹全集』を引っ張り出してきました。
改めて裏ジャケを眺めると、結構、秋の曲あるんですね。「秋庭歌 一具」「秋」、そして今回選んだ「ア・ストリング・アラウンド・オータム~ヴィオラとオーケストラのための」。
解説書には、この曲は武満作品の中で「最も協和的でロマンティック」と書かれてあり、確かに程よくメランコリックで重層的なアンサンブルが紅葉のグラデーションのように美しい作品です。
★来月はこの御題はお休みします。でも“クリスマス”として何回かエントリーする予定だから、同じことか(笑)。
この秋は私的な頼まれ事で忙しく、とりたてて行楽などには出掛けませんでしたが、2週間前に小淵沢に足を伸ばしてランチした後、コーヒーを飲んだ所(写真)がちょうど紅葉の見頃で、いい息抜きになりました。
晩秋から初冬にかかる今時分に聴きたい音楽、あれこれ考えました。
初めはこの11月の御題、ちょっと枯れた声のアコースティックなロックにしようかとも思ったのですが、じっくり聴き直してみると意外に今の心境に合わない。ジャズも思ったほどしっくり来ない…。
5月、6月とベタベタ路線に走ってしまったので、夏以降はもう少しスマートにいこうと色々趣向を凝らしてきたつもりですが、ここで再びムクムクとベタベタ路線への誘惑が頭をもたげてきました(笑)。
と言っても、武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」だったんですけどね。もちろん嫌いな曲ではないんですが、尺八の“ふゅ~~オォォーー!!”というフレーズなどは聴く人を選びそうなので、寸でのところで踏みとどまりました。
でもせっかくだから武満を聴いてみようと思って、久々に『武満徹全集』を引っ張り出してきました。
改めて裏ジャケを眺めると、結構、秋の曲あるんですね。「秋庭歌 一具」「秋」、そして今回選んだ「ア・ストリング・アラウンド・オータム~ヴィオラとオーケストラのための」。
解説書には、この曲は武満作品の中で「最も協和的でロマンティック」と書かれてあり、確かに程よくメランコリックで重層的なアンサンブルが紅葉のグラデーションのように美しい作品です。
★来月はこの御題はお休みします。でも“クリスマス”として何回かエントリーする予定だから、同じことか(笑)。
昨日仕事の帰り道、風の冷たさが少し厚めのジャンパーを突き抜けて刺さってきて、「ああ、もうダウンコートの季節だなぁ…」と痛感しました。
10月中旬まではTシャツの上に薄手のジャンパー、その月半ばからは長袖+薄手ジャンパー、11月に入ってからは長袖に厚手ジャンパーという出で立ちで仕事に通っていたのですが、厚手ジャンパーが活躍したのはたった2週間だったというわけです。
春から夏にかけてはいつの間にか半袖になり、猛暑も手伝って長いことTシャツで過ごしたのに、秋らしい服はほぼ出る幕がなく、もう冬支度へ。通説とはずれているけれど、私にとっては今が「衣替え」の時季だなぁとしみじみ噛みしめました。
今日の午前中はお茶のお稽古があり、この秋(冬?)初めて薄いニットに袖を通し、その上にフード付のフェイクファー半コートを重ねて出掛けました。
先週は体調を崩してお休みしたので、11月のお稽古は今日が初めて。お茶の世界で11月は、中置の風炉をしまって、畳を掘り下げたところに炉をきって火と釜を埋める「炉開き」が行われる季節の節目。初夏に採れた新茶が抹茶として熟成されて解禁になる「口切」があるのもこの頃です。
「お茶では11月が新年のようなものなのよ」と先生に教えていただいた当初はまるでピンと来なかったのお茶の暦も、自然の流れに沿った理に適ったものではないかと今にして納得がいきました。
最後に、「衣替え」つながりで、一つアルバムを紹介しておきます。
トム・ウェイツへのトリビュート・アルバム『New Coat of Paint - Song of Tom Waits』です。もっともこの“coat”はペンキの“塗り”という意味らしく、CDジャケットもそんな写真が使われています。私はこのアルバムの参加アーティストは、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスしか知りませんでした(恥)。アルバム全体としてはかなりdullな感じの空気感が漂っています。
10月中旬まではTシャツの上に薄手のジャンパー、その月半ばからは長袖+薄手ジャンパー、11月に入ってからは長袖に厚手ジャンパーという出で立ちで仕事に通っていたのですが、厚手ジャンパーが活躍したのはたった2週間だったというわけです。
春から夏にかけてはいつの間にか半袖になり、猛暑も手伝って長いことTシャツで過ごしたのに、秋らしい服はほぼ出る幕がなく、もう冬支度へ。通説とはずれているけれど、私にとっては今が「衣替え」の時季だなぁとしみじみ噛みしめました。
今日の午前中はお茶のお稽古があり、この秋(冬?)初めて薄いニットに袖を通し、その上にフード付のフェイクファー半コートを重ねて出掛けました。
先週は体調を崩してお休みしたので、11月のお稽古は今日が初めて。お茶の世界で11月は、中置の風炉をしまって、畳を掘り下げたところに炉をきって火と釜を埋める「炉開き」が行われる季節の節目。初夏に採れた新茶が抹茶として熟成されて解禁になる「口切」があるのもこの頃です。
「お茶では11月が新年のようなものなのよ」と先生に教えていただいた当初はまるでピンと来なかったのお茶の暦も、自然の流れに沿った理に適ったものではないかと今にして納得がいきました。
最後に、「衣替え」つながりで、一つアルバムを紹介しておきます。
トム・ウェイツへのトリビュート・アルバム『New Coat of Paint - Song of Tom Waits』です。もっともこの“coat”はペンキの“塗り”という意味らしく、CDジャケットもそんな写真が使われています。私はこのアルバムの参加アーティストは、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスしか知りませんでした(恥)。アルバム全体としてはかなりdullな感じの空気感が漂っています。
皆さん、お気付きになられたかと思いますが、ブログのデザインをクリスマス調に少しいじりました。この1ヶ月すっかり更新が滞っていましたが、今回のチェンジによって、新しい気持ちで取り組めそうな感じがしてきておりハリキっています。
私はインテリア雑誌などを見るのは大好きなのですが、実際に部屋を整理して見映えよくすることは、とんと苦手です。
そんな私でもお手軽にできる“模様替え”は、PCのデスクトップ壁紙やスクリーンセーバーをネットからダウンロードして季節の彩りを取り入れること。
上のイラストは、去年のクリスマス時季に愛用していた【六本木ヒルズ】のデスクトップアイテム。特にスクリーンセーバーはクリスマスが終わってもしばらく使い続けていました。
今年は、【フランフラン】のスクリーンセーバーを取り込んで使い始めました。クリスマスまであと何日・何時間・何分・何秒…と刻一刻と刻まれていくのが何ともワクワクさせられます。
私はインテリア雑誌などを見るのは大好きなのですが、実際に部屋を整理して見映えよくすることは、とんと苦手です。
そんな私でもお手軽にできる“模様替え”は、PCのデスクトップ壁紙やスクリーンセーバーをネットからダウンロードして季節の彩りを取り入れること。
上のイラストは、去年のクリスマス時季に愛用していた【六本木ヒルズ】のデスクトップアイテム。特にスクリーンセーバーはクリスマスが終わってもしばらく使い続けていました。
今年は、【フランフラン】のスクリーンセーバーを取り込んで使い始めました。クリスマスまであと何日・何時間・何分・何秒…と刻一刻と刻まれていくのが何ともワクワクさせられます。
昨日、長年使ってきたドコモを解約し、auに乗り換える手続きをしてきました。一番の理由は、パケット料がかさんでしょうがなかったため。
朝の(ガラガラな)通勤電車の中で、また職場からの帰りの最寄り駅までの道すがら、ご贔屓のブログを携帯でチェックするのはもはや日課となっていて、欠かすと禁断症状すら起こしかねない自分を顧みて、決断しました。
基本設定などの後に、着メロ・サイト【ハーフノートジャズ】に会員登録し直し、早速1曲ダウンロード、ツーカーを使っている友人へ“着メール”(着メロのプレゼント)を送りました。
i-modeでは、ドコモの携帯宛てにしか着メールできなかったので、EZウェブもauとツーカーにしか送れないのかと思っていたら、どのドメインの携帯にも送れるようなのでビックリ。これは楽しみが一つ増えました。
とはいえドコモ時代は、一ヶ月に15曲もの曲がダウンロードできたので、色々な曲を新たに覚えることができたのは、大きなメリットでした。
そうして知った曲の中には、オリジナルを買い求めたものも幾つかあります。パット・メセニーの「James」、ジャコ・パストリアスの「Portrait of Tracy」、アジムスの「Fly over the Horizon」などなど。
概して言えるのは、着メロで聴いた時はとてつもなくリリカルな空気感に感動したにも関わらず、いざオリジナルを耳にすると、あまりにもあっさりしていて拍子抜けしたこと。しかしCDを聴き込んでから改めて着メロを聴き直すと、音がペラペラに感じたのも事実でした。これが着メロと本物の違いというものなんですかね。
でも着メロは、制限容量内でいかに琴線に触れる音質とアレンジに組み立てるかということに苦慮した結果の賜物だから、結構あなどれません。ジャズに縁遠い友人達が、着メールを通じてジャズは難しくない、楽しい、ということを知ってもらえると嬉しいですね。
朝の(ガラガラな)通勤電車の中で、また職場からの帰りの最寄り駅までの道すがら、ご贔屓のブログを携帯でチェックするのはもはや日課となっていて、欠かすと禁断症状すら起こしかねない自分を顧みて、決断しました。
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i-modeでは、ドコモの携帯宛てにしか着メールできなかったので、EZウェブもauとツーカーにしか送れないのかと思っていたら、どのドメインの携帯にも送れるようなのでビックリ。これは楽しみが一つ増えました。
とはいえドコモ時代は、一ヶ月に15曲もの曲がダウンロードできたので、色々な曲を新たに覚えることができたのは、大きなメリットでした。
そうして知った曲の中には、オリジナルを買い求めたものも幾つかあります。パット・メセニーの「James」、ジャコ・パストリアスの「Portrait of Tracy」、アジムスの「Fly over the Horizon」などなど。
概して言えるのは、着メロで聴いた時はとてつもなくリリカルな空気感に感動したにも関わらず、いざオリジナルを耳にすると、あまりにもあっさりしていて拍子抜けしたこと。しかしCDを聴き込んでから改めて着メロを聴き直すと、音がペラペラに感じたのも事実でした。これが着メロと本物の違いというものなんですかね。
でも着メロは、制限容量内でいかに琴線に触れる音質とアレンジに組み立てるかということに苦慮した結果の賜物だから、結構あなどれません。ジャズに縁遠い友人達が、着メールを通じてジャズは難しくない、楽しい、ということを知ってもらえると嬉しいですね。