水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
詳細は、こちらの記事をご覧ください。

Amazon等で購入できます。 また、HonyaClub で注文すれば、ご指定の書店で受け取ることもできます。

ご希望の方には、献本も受け付けております。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

また、読書にご不自由のある方には【サピエ図書館】より音声データ(デイジーデータ)をご利用いただけます。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

#通読 2019年12月分まとめ

2019年12月31日 06時19分42秒 | 黙想・聖書通読・礼拝聖句
※ 12月7日から旧約聖書の通読がヨブ記に入りました。切りがいいので、英語による旧約通読を New International Version(NIV)から New Living Translation(NLT)に切り替えました。

◆12月8日
サタンの試みにより牧童・家畜・息子娘らを一挙に失ったヨブ。それでも「ヨブは立ち上がり、衣を裂き、髪をそり落とし、地にひれ伏して言った」(ヨブ1:20)。節の後半はNLTで〈…and fell to the ground to worship〉と。苦渋の中、神を礼拝するためにひれ伏したのだ。

◆12月28日
新改訳第三版ヨブ29:1「ヨブはまた、自分の格言を取り上げて言った」が刺さる。確かに自分が的を得た発言をすることってたまにある。だがそれに耽溺するのは危険。いつも新たに神に聞く心を忘れずにいたい。

◆12月30日
新改訳ヨブ31:40「…ヨブのことばは終わった。」友人三人相手に一人でのべつ幕なしに語ったヨブは、思いの丈を言い切った。三人プラス神様にも、と見る方が当たっているかもしれない。神は私の思いが出尽くすまで言い分に耳を傾けて下さる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一首鑑賞(70):窪田空穂「老ゆればさみし脆き器か」

2019年12月28日 15時19分20秒 | 一首鑑賞
若き日は病の器とあきらめぬ老ゆればさみし脆(もろ)き器か
窪田空穂『木草と共に』


 空穂は生来病弱だったそうで、親からもあまり長生きできないだろうと言われつつ育ったと晩年の歌集のあとがきにある。空穂の痼疾は気管支炎だった。その脆弱ゆえに大戦時の徴兵にも通らず、当時の本人としては忸怩たる思いがあったらしい。しかし、空穂は89歳まで長命を全うした。一病息災には違いないが、歌集を繙いていくとそう簡単に結論づけるのが躊躇われる。老いてからは大病とは縁遠かったものの、耳や足腰の衰え、貧血などによる不自由な生活を余儀なくされていたためで、まさに方丈に起居するといった感じだったようだ。「脆き器」の語の斡旋が、その暮らしぶりを非常に的確に表していると思う。
 だが、空穂がその不如意な身の上に甘んじて無為に過ごしていたと考えるのは浅はかである。空穂は短歌を自作する傍ら、古典和歌の評釈の大著を書き上げている。戦争末期に詠まれた歌を多く収める歌集『明闇』には次のような歌がある。

  いささかの文(ぶん)まとめむと老いにける心の散らずひたすらなるも
  誰れ待つといふにあらぬを思ふこと書くと疲れて夜を眠れず
  書きさしの文(ぶん)の嵩みの我を見て促す如しかたへに置けば
  いにしへのこの一歌に立ち来たる面影いふとわれ筆を執る


 こうした空穂の姿を追っていると、使徒パウロの「知ってのとおり、この前わたしは、体が弱くなったことがきっかけで、あなたがたに福音を告げ知らせました」(ガラテヤの信徒への手紙4章13節)という言葉が私の脳裏をかすめる。
 掲出歌を収めた『木草と共に』は、『明闇』より時代が下り、空穂最晩年の少し手前に発行された。

  思ふこと書くがまにまに思はざること湧き出でて書きつづけしむ 『木草と共に』
  疲れぬとペンさし措(お)きつ疲るれば思ひの涸れて書かんことなき
  物書くは身のすることぞ老い痴れてする業(わざ)ならずとわが身の諫む


 比べれば老いの影は否めないが、それでも執筆意欲は健在であった。掲出歌を改めて見ると「器」の語に目がいく。実は、空穂は植村正久の教えを受けて柳町教会で受洗しており、キリスト教にまつわる歌も歌集に点在している。とすれば掲出歌の「器」も、聖書が下敷きにあるものと見るのが妥当であろう。

  ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。(コリントの信徒への手紙 二 4章7節)

 境涯詠の大家として知られる空穂が、ただ作歌に留まらず、脆き器を押して文筆に執心し著そうとしたものは何であったのか——その著作を調べ上げていくのはいささか私の手に余る。とは言え「鑑賞はおのれを語るものにあれば陶酔も無視も好むがままに」(『丘陵地』所収)という強い断定の歌を物した空穂が、古典和歌を題材にどんな想像の翼を広げていったのか、一信徒として大変興味をそそられる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルピシア福袋2020冬☆ノンカフェイン&バラエティ(梅)

2019年12月20日 13時53分23秒 | 聞茶・聞豆
待ちに待ったルピシア福袋!この冬は、《梅》の福袋を二種類買ってみました♪早速ネタバレです。

まず、【ノンカフェイン・ローカフェイン】リーフティー《梅》
★オーガニック ルイボス ナチュラル
★ラビアンローズ
★ピッコロ
★ピーチメルバ
★ジンジャー&レモンマートル
◇エルダーフラワー&カモミール
●デカフェ・スペシャル
●デカフェ・白桃
●エルニーニョ

 *ルイボス系が5種類あって超〜助かる٩(^‿^)۶

それから、【バラエティ(紅茶・緑茶・烏龍茶/フレーバード含む)】ティーバッグ《梅》
☆アッサム・カルカッタオークション
☆スリランカ〜光り輝く島〜
◆ローズヒップティー
◆クッキー
○信楽熟成ほうじ茶
○黄金桂
◉白桃煎茶
◉完熟マンゴー烏龍

 *「クッキー」が入っててラッキー!確かルピシアサイトのマイページにお気に入りにしてたんだよなぁ(ᵔᴥᵔ)

これから存分楽しみま〜す!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Season’s Greetings!

2019年12月17日 16時39分19秒 | クリスマスに寄せて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする