例の持病を発症してから、薬の副作用や慢性的な運動不足などが原因で、一時私の体重は父親をはるかに上回っていました。身体を動かす今の仕事に落ち着いてまもなく2年が経ちますが、始めた当初と比べると現在の体重は何とマイナス8kg。今では20代の頃に愛用していたジーンズも無理なくはけるようになりました。体重は今も緩やかに下降線をたどっており、この夏であと1kgは落としたいと意欲を燃やしています。
そんな私の一つのバロメーターになっているのが、朝の目覚め具合。顔のむくみもなくスッキリ起きられると、だいたい体重も減少。不眠症気味で夜半に起きてしまうことも少なくないのですが、そうなるともっとこの傾向が顕著に現れます。
今朝は3時にパチッと寝覚め、そのまま朝まで。実際思ったより体重は減っていなかったんですが(苦笑)、最近はこうした“朝までコース”になった時でも、落ち着き払って「何聴こう?」なんて考えているんですから、もう慣れたものです(笑)。
今朝の天気は曇り。昨日は夜まで蒸し暑かったし、夜中寝苦しくなかったとはいえ、カラッとしたものが聴きたいなぁと、アリ・ファルカ・トゥーレ&トゥマニ・ジャバテの『In the Heart of the Moon』をCDのトレイに乗せました。
マリの21弦ハープ・リュート“コラ”とギターの共演です。コラは目が覚めるようなきらびやかな音色なのに、どこか素朴で乾いた響きもあります。この時期の朝にはピッタリですね。
そんな私の一つのバロメーターになっているのが、朝の目覚め具合。顔のむくみもなくスッキリ起きられると、だいたい体重も減少。不眠症気味で夜半に起きてしまうことも少なくないのですが、そうなるともっとこの傾向が顕著に現れます。
今朝は3時にパチッと寝覚め、そのまま朝まで。実際思ったより体重は減っていなかったんですが(苦笑)、最近はこうした“朝までコース”になった時でも、落ち着き払って「何聴こう?」なんて考えているんですから、もう慣れたものです(笑)。
今朝の天気は曇り。昨日は夜まで蒸し暑かったし、夜中寝苦しくなかったとはいえ、カラッとしたものが聴きたいなぁと、アリ・ファルカ・トゥーレ&トゥマニ・ジャバテの『In the Heart of the Moon』をCDのトレイに乗せました。
マリの21弦ハープ・リュート“コラ”とギターの共演です。コラは目が覚めるようなきらびやかな音色なのに、どこか素朴で乾いた響きもあります。この時期の朝にはピッタリですね。
林望のエッセイは面白い。何より切り口が秀逸である。『テーブルの雲』では「甘」「酸」「鹹(しほからい)」「苦」「辛」という5つの味で章立てし、エッセイを分類している。直接食べ物に言及したものから、イギリス滞在経験や日々の雑感を綴ったものまで色々だが、それぞれ読み終わるとちゃんと当該の味を噛みしめられるのだから、巧妙と言うほかない。
さて、ひと月前に新設した<聞茶>のカテゴリーだが、少々軌道修正させていただきたい。理由は単純、少し前に美味しいコーヒー豆を買ってきたからである(笑)。試みにネットで「聞豆」を調べてみると、日本語には無い単語のようで、この語を用いた日本のサイトにはついぞお目にかかれなかった。けれど、中国語のサイトには沢山ヒット。中のとあるサイトで「喫茶心得」「Syphon」といった言葉が散見されたところを見ると、まず間違いなくコーヒーについて書いてあるのだろう。この事実に力を得、カテゴリーの範囲を、広く喫茶を扱う<聞茶・聞豆>に拡大した。今回は、軽井沢と小淵沢のリゾナーレにお店がある【丸山珈琲】の豆を取り上げたい。
東京勤めをしていた頃、一年半という短い期間だったが、田園都市線の二子新地に住んでいたことがある。当時はお隣の二子玉川は高島屋の一角にある【カフェ・フーケ】に毎週末通いつめていて、深煎りの“フーケブレンド”を2杯飲むのがお決まりのコースだった。そんな名残りもあって、私はコーヒーは深煎りが好きである。今月の初めに丸山珈琲に出向いた時も色々迷ったが、どうせならこの店の深煎りを究めようと思い、店の看板メニューである“丸山珈琲のブレンド”と、春のスペシャル・ブレンド“マグノリア”、それに“ザンビア・ファルコン”と、深煎りばかり3種類を買い求めた。
初めは「いい香り!美味しい!!」と違いも分からず夢中で飲んでいたが、毎日1、2杯ずつ、とっかえひっかえ淹れていく内に、だんだん舌が味を覚えてきた。“丸山珈琲のブレンド”はさすが定番、コク・苦味・酸味ともバランスが取れていて申し分なく、薫り高い。“マグノリア”は多分コロンビア・ベースなのかな?コクがあって端正な味。お湯を注ぐ前の香りが“かっぱ海老せん”に似ていて(笑)、香ばしい。(ただし、決して嫌な感じではない。)“ザンビア・ファルコン”はひたすらスパイシー。
私は個人的に、“丸山珈琲のブレンド”が一番気に入った。このコーヒーに合わせて聴きたい音楽は、フラナガンの『The Chosen Few』。ブルースとロックのブレンド加減がいい感じで、ゆったりできる。丸山珈琲のご主人の豆へのこだわりに敬意を表して、男っぽいディスクを選んでみた。
このエントリーの読後感&選盤は、甘かったか、苦かったか、はたまたはしょっぱかったか、はてさて…。
さて、ひと月前に新設した<聞茶>のカテゴリーだが、少々軌道修正させていただきたい。理由は単純、少し前に美味しいコーヒー豆を買ってきたからである(笑)。試みにネットで「聞豆」を調べてみると、日本語には無い単語のようで、この語を用いた日本のサイトにはついぞお目にかかれなかった。けれど、中国語のサイトには沢山ヒット。中のとあるサイトで「喫茶心得」「Syphon」といった言葉が散見されたところを見ると、まず間違いなくコーヒーについて書いてあるのだろう。この事実に力を得、カテゴリーの範囲を、広く喫茶を扱う<聞茶・聞豆>に拡大した。今回は、軽井沢と小淵沢のリゾナーレにお店がある【丸山珈琲】の豆を取り上げたい。
東京勤めをしていた頃、一年半という短い期間だったが、田園都市線の二子新地に住んでいたことがある。当時はお隣の二子玉川は高島屋の一角にある【カフェ・フーケ】に毎週末通いつめていて、深煎りの“フーケブレンド”を2杯飲むのがお決まりのコースだった。そんな名残りもあって、私はコーヒーは深煎りが好きである。今月の初めに丸山珈琲に出向いた時も色々迷ったが、どうせならこの店の深煎りを究めようと思い、店の看板メニューである“丸山珈琲のブレンド”と、春のスペシャル・ブレンド“マグノリア”、それに“ザンビア・ファルコン”と、深煎りばかり3種類を買い求めた。
初めは「いい香り!美味しい!!」と違いも分からず夢中で飲んでいたが、毎日1、2杯ずつ、とっかえひっかえ淹れていく内に、だんだん舌が味を覚えてきた。“丸山珈琲のブレンド”はさすが定番、コク・苦味・酸味ともバランスが取れていて申し分なく、薫り高い。“マグノリア”は多分コロンビア・ベースなのかな?コクがあって端正な味。お湯を注ぐ前の香りが“かっぱ海老せん”に似ていて(笑)、香ばしい。(ただし、決して嫌な感じではない。)“ザンビア・ファルコン”はひたすらスパイシー。
私は個人的に、“丸山珈琲のブレンド”が一番気に入った。このコーヒーに合わせて聴きたい音楽は、フラナガンの『The Chosen Few』。ブルースとロックのブレンド加減がいい感じで、ゆったりできる。丸山珈琲のご主人の豆へのこだわりに敬意を表して、男っぽいディスクを選んでみた。
このエントリーの読後感&選盤は、甘かったか、苦かったか、はたまたはしょっぱかったか、はてさて…。
今日は仕事が休みで、銀行とコンビニに行っただけでほとんど家に居ました。
仕事で動き回っていると、間食しないからいいんですけど、家にこもっているとついつい余計なものを口にしてしまうんですよね(苦笑)。
この間、一日に納豆を2パック食べてお腹の調子を悪くしたのにも懲りずに、今日もお昼前、そして4時頃納豆を空けてしまいました。そしたらもう、てきめんにやられました。まぁ、自業自得ですけど(笑)。今もお腹がキリキリ痛みます。
せっかくのお休みなんだし、もっとロックなもので気分を上げていこうかと思っていましたが、急遽予定を変更して、小野リサの『Romance Latino Vol.2』を引っ張り出しました。
ロマンティックなラテン・バラードが彼女ならではの優しいボサノヴァ調で奏でられています。あぁ、落ち着くなぁ~。
明日はちゃんと会社に行けるかしら…?
仕事で動き回っていると、間食しないからいいんですけど、家にこもっているとついつい余計なものを口にしてしまうんですよね(苦笑)。
この間、一日に納豆を2パック食べてお腹の調子を悪くしたのにも懲りずに、今日もお昼前、そして4時頃納豆を空けてしまいました。そしたらもう、てきめんにやられました。まぁ、自業自得ですけど(笑)。今もお腹がキリキリ痛みます。
せっかくのお休みなんだし、もっとロックなもので気分を上げていこうかと思っていましたが、急遽予定を変更して、小野リサの『Romance Latino Vol.2』を引っ張り出しました。
ロマンティックなラテン・バラードが彼女ならではの優しいボサノヴァ調で奏でられています。あぁ、落ち着くなぁ~。
明日はちゃんと会社に行けるかしら…?
ここのところ蒸し暑い日が続いていましたが、今朝は早くからサーッと雨が降ったかと思うと止んでを繰り返し、久々に梅雨らしいお湿りとなりました。
このエントリーで紹介した友人がラフマニノフの「ヴォーカリーズ 作品34の14」を好きだと言っていたものの、お薦めの演奏者までは聞き逃していた私は、それならいっそ聴き比べてしまおう!ということで、昨年末、このCDを購入しました。
オーケストラ、ソプラノやカウンターテナーとオーケストラ、フルート+オケ、ピアノ・ソロ、ピアノ・デュオ、チェロ&ピアノ、果ては、富田勲まで、全13トラックこの一曲でまとめられています。ここまで揃えられると正直途中でくたびれるんんじゃないかなぁと疑いの目を向けつつ聴いたのですが、それが全然。憂愁を帯びたテーマは気分が重い時などひたひたと心の奥まで沁みわたってきます。
何度か聴いた冬の早朝にも趣きがあって良かったのですが、ふと「雨の朝なんかにどうだろう?」と。この閃き、ズバリ的中でしたね。ヘッドフォンで少し小さめの音量で流していると、雨音も一緒にまぎれて聴こえてきて、一層しおらしく感じられます。大陸的なメランコリーに満ちた響きが、いかにも日本的な梅雨空の背景にしっくりと収まり、「物憂げ」という言葉が似つかわしい風情に滑らかに変わっていくから不思議です。
このエントリーで紹介した友人がラフマニノフの「ヴォーカリーズ 作品34の14」を好きだと言っていたものの、お薦めの演奏者までは聞き逃していた私は、それならいっそ聴き比べてしまおう!ということで、昨年末、このCDを購入しました。
オーケストラ、ソプラノやカウンターテナーとオーケストラ、フルート+オケ、ピアノ・ソロ、ピアノ・デュオ、チェロ&ピアノ、果ては、富田勲まで、全13トラックこの一曲でまとめられています。ここまで揃えられると正直途中でくたびれるんんじゃないかなぁと疑いの目を向けつつ聴いたのですが、それが全然。憂愁を帯びたテーマは気分が重い時などひたひたと心の奥まで沁みわたってきます。
何度か聴いた冬の早朝にも趣きがあって良かったのですが、ふと「雨の朝なんかにどうだろう?」と。この閃き、ズバリ的中でしたね。ヘッドフォンで少し小さめの音量で流していると、雨音も一緒にまぎれて聴こえてきて、一層しおらしく感じられます。大陸的なメランコリーに満ちた響きが、いかにも日本的な梅雨空の背景にしっくりと収まり、「物憂げ」という言葉が似つかわしい風情に滑らかに変わっていくから不思議です。
ハワイから帰ってもう一ヶ月以上が過ぎてしまいましたが、中古CDの釣果報告をしたからには、やはり新譜CDの収穫もご披露しなくてはケジメがつきませんよね。「今更…」と思われる方もいらっしゃると思いますが、買ってきたCDを全て聴き終わったのが実はほんの10日程前という状況でして(苦笑)。
それでは、遅々で誠に申し訳ありませんが、タワレコ in Hawaii の釣果レポ 行きますよー!
タワレコで買ったCDは、勿論ハワイアン音楽ばかり。一度に1アーティストを8枚買ったという記録(マルコス・ヴァーリです)は持っていましたが、同じジャンルばかりこんなに買ったのは今回が初めて。え?枚数?ま、まぁ、30枚はいかなかったよ…ということでご勘弁ください(汗)。
おかげで、私のCDラックのワールド系の棚は一気に様変わり。さすがに大好きなブラジルものを抜くことはなかったとはいえ、手持ちのブラジルものはアーティストに大幅な偏りがあるため、改めて棚を見返して「ムムム、これじゃブラジル音楽ファンとは言えないな…」と猛省。今年の下半期は、かおりんさんのブログと首っ引きでブラジルものを探求したい意欲がフツフツと湧いてきています。あ、脱線しました(汗)。
買ってきたCDの中で一番多かったのは、ギター中心のサウンド+ヴォーカルのスタイル。あまりの多さにだんだん耳タコ状態になってしまったほど(苦笑)。なので、この手のものではベストだった、『Ka 'Eha Ke Aloha』一枚を紹介するだけに留めます。
ジャワイアン・レゲエ・ミュージシャン等のプロデューサーとして名を馳せているSean Na'auaoのアルバム。
ブックオフ釣果のエントリーでブラザーズ・カジメロを紹介する時にも感じたことなのですが、ハワイアンのメインストリームな音楽の中で際立っている存在をどう表現したらいいかって本当に難しいです。やっていることは他と差異は無いようなのですが、聴くと明らかに違う。あえて言うと、演奏には凛とした緊張感が立ち込めているのに、聴く人にはえもいわれぬリラックス感を与えてくれる、ということでしょうか…。
お次は、も~~う、ぶっちぎりの格好良さ!ですね!!
ハワイ音楽の最前線を10年以上にわたって走り続けているハパの2005年作、『Maui』。
この疾走感、たまりませんなぁ~~。
四の五の御託は申しますまい。とにかくご試聴あれ。
ハワイ旅行中の買い物で一番の当たりだったのが、カポノ・ビーマーの『Slack Key Dreams of the Ponomoe』。
この方も御大ですね。しかも2006年のグラミー賞“Hawaiian Album of the Year”にノミネートとくれば、そりゃもう間違いないんでしょうけど。
パット・メセニーやリチャード・ボナを彷彿とさせる雄大な音空間が広がっていますよ。
あぁ、ツボだ…(ヨダレ)。
最後に…、これは本当は別のエントリーに使えそうだから、こっそりキープしておきたかったアルバムなのですが…。
スティーヴ・サノのギター・ソロ・アルバム、『Pu'ukani』です。
全体的にはウィリアム・アッカーマン等ウィンダムヒル系のギターと、スラック・キー・ギターが程良くブレンドした感じ。「ニューエイジ系ね…」と軽く見てはいけません。10曲目には、かのスーパー・ギター・トリオばりの超絶技巧が顔を出します。
というわけで、ざっくりと掻い摘んででしたが、ハワイのタワレコでの戦利品をご紹介いたしました。
しかし、なんですね。お気に入りをこう並べてみると、ジモティーなものよりインターナショナルに活躍している人のオンパレードですね(笑)。
北欧音楽レーベル【THE MUSIC PLANT】を運営している野崎さんが以前どこかで書いていらしたけど、新手のアーティストを発掘しようとしてローカルな線に目を向けていても、既にある程度流通ルートに乗せてきている現在、見つかるのは一定の水準を下回る演奏家であることが多いのだそうです。(SSW系はそうでもないらしいですが、民俗色が強いのとなると、なかなか厳しいんだとか。)
それなりの実力を持ったアーティストは、時期が来れば相応の評価を得て世に出て行けているということだとしたら、それはいいことなんですが。にしても、まだ見ぬ埋もれた才能に出遭いたいと思ってしまうのは、音楽ファンの宿命でしょうかね…。
それでは、遅々で誠に申し訳ありませんが、タワレコ in Hawaii の釣果レポ 行きますよー!
タワレコで買ったCDは、勿論ハワイアン音楽ばかり。一度に1アーティストを8枚買ったという記録(マルコス・ヴァーリです)は持っていましたが、同じジャンルばかりこんなに買ったのは今回が初めて。え?枚数?ま、まぁ、30枚はいかなかったよ…ということでご勘弁ください(汗)。
おかげで、私のCDラックのワールド系の棚は一気に様変わり。さすがに大好きなブラジルものを抜くことはなかったとはいえ、手持ちのブラジルものはアーティストに大幅な偏りがあるため、改めて棚を見返して「ムムム、これじゃブラジル音楽ファンとは言えないな…」と猛省。今年の下半期は、かおりんさんのブログと首っ引きでブラジルものを探求したい意欲がフツフツと湧いてきています。あ、脱線しました(汗)。
買ってきたCDの中で一番多かったのは、ギター中心のサウンド+ヴォーカルのスタイル。あまりの多さにだんだん耳タコ状態になってしまったほど(苦笑)。なので、この手のものではベストだった、『Ka 'Eha Ke Aloha』一枚を紹介するだけに留めます。
ジャワイアン・レゲエ・ミュージシャン等のプロデューサーとして名を馳せているSean Na'auaoのアルバム。
ブックオフ釣果のエントリーでブラザーズ・カジメロを紹介する時にも感じたことなのですが、ハワイアンのメインストリームな音楽の中で際立っている存在をどう表現したらいいかって本当に難しいです。やっていることは他と差異は無いようなのですが、聴くと明らかに違う。あえて言うと、演奏には凛とした緊張感が立ち込めているのに、聴く人にはえもいわれぬリラックス感を与えてくれる、ということでしょうか…。
お次は、も~~う、ぶっちぎりの格好良さ!ですね!!
ハワイ音楽の最前線を10年以上にわたって走り続けているハパの2005年作、『Maui』。
この疾走感、たまりませんなぁ~~。
四の五の御託は申しますまい。とにかくご試聴あれ。
ハワイ旅行中の買い物で一番の当たりだったのが、カポノ・ビーマーの『Slack Key Dreams of the Ponomoe』。
この方も御大ですね。しかも2006年のグラミー賞“Hawaiian Album of the Year”にノミネートとくれば、そりゃもう間違いないんでしょうけど。
パット・メセニーやリチャード・ボナを彷彿とさせる雄大な音空間が広がっていますよ。
あぁ、ツボだ…(ヨダレ)。
最後に…、これは本当は別のエントリーに使えそうだから、こっそりキープしておきたかったアルバムなのですが…。
スティーヴ・サノのギター・ソロ・アルバム、『Pu'ukani』です。
全体的にはウィリアム・アッカーマン等ウィンダムヒル系のギターと、スラック・キー・ギターが程良くブレンドした感じ。「ニューエイジ系ね…」と軽く見てはいけません。10曲目には、かのスーパー・ギター・トリオばりの超絶技巧が顔を出します。
というわけで、ざっくりと掻い摘んででしたが、ハワイのタワレコでの戦利品をご紹介いたしました。
しかし、なんですね。お気に入りをこう並べてみると、ジモティーなものよりインターナショナルに活躍している人のオンパレードですね(笑)。
北欧音楽レーベル【THE MUSIC PLANT】を運営している野崎さんが以前どこかで書いていらしたけど、新手のアーティストを発掘しようとしてローカルな線に目を向けていても、既にある程度流通ルートに乗せてきている現在、見つかるのは一定の水準を下回る演奏家であることが多いのだそうです。(SSW系はそうでもないらしいですが、民俗色が強いのとなると、なかなか厳しいんだとか。)
それなりの実力を持ったアーティストは、時期が来れば相応の評価を得て世に出て行けているということだとしたら、それはいいことなんですが。にしても、まだ見ぬ埋もれた才能に出遭いたいと思ってしまうのは、音楽ファンの宿命でしょうかね…。
お待たせしました、ハワイ旅行レポです。と言っても、即物的な私にはショッピングの成果を披露するしか能が無いんですが(苦笑)。
時差ボケを市内バス観光で慣らした翌日の2日目、朝一番のアラモアナ・ショッピング・センター行きのバスに揺られて真っ先に向かったのが、同SC内にある日本の百貨店・白木屋の一角に位置するブックオフ(汗)。全くリゾート気分もへったくれもありませんよね(爆)。
旅行の二ヶ月前、ブックオフのサイトでたまたまハワイにも店舗があることを発見。それと時を違わずしてハワイ情報のメルマガでもその紹介が。アラモアナSC近くのタワーレコードに行くことは前から決めてありました。しかし、タワレコで市価で買い求めたCDがブックオフで叩き売りされていたらかなりショックなので、これはブックオフ行きが先だと。
で、行ってきましたよ。小型店舗と聞いていたので、それほど期待せずに向かいました。店の入り口に立つと、買取カウンターには日本と変わらない品揃えのコミックが目に入りました。パッと見た目では圧倒的に本が多く、CDは全体の5分の1~6分の1といったところ。私は脇目もふらず洋楽CDのコーナーを探しました。日本で見るより幅は狭いけれど高さのある棚2列がそれでした。
隅から隅までチェックし、「お!」と思ったものは迷わず棚から抜いていきました。何しろ海外旅行だし買い物が目当てときていますから、小遣いは多めに用意してきています。それにブックオフ、何しろ安い!私が引っ張り出したCDはたまたまなのか$6.99と$4.99ばかり。例外はジェイク・シマブクロの$24で、「?タワレコより高いんじゃない?」とすぐに棚に戻しました。
結局、ハワイものを10枚とその他の洋楽11枚、計21枚を購入。それでも$140ちょっとだから、もうホクホクですよ(笑)。
以下、これは「当たり!」というものを。
まずはハワイもの3枚。
有名どころ、ブラザーズ・カジメロの『Hawaiian Hula Eyes』。ハワイのグラミー賞とも言われるナ・ホク・ハノハノ・アワード受賞アーティストの'82年作。
一聴して「イイ!!」とうっとり。ハワイものは時に、ジャカジャカとギターやウクレレがせき立てるようだったり、頻繁に裏返る声が何だか仰々しく感じられたりしないこともないのですが、これは凄くゆとりが感じられます。(かと言って、ダル~~ンとした締まりの無い感じとも違うし。)それに上手く表現できないけど、ステロタイプのハワイアンでなく個性があります。
旅行の前にハワイ音楽を色々聴いて気付いたのが、ハワイの女声ヴォーカルものは肌に合わないなぁ、ということ。何というか、中域の周波数帯が強く出ている声の持ち主が多いようで、ちょっと圧迫感を感じたんですよね。
だから、タワレコでの買い物では女声ヴォーカル系は極力抑えたんですが、ブックオフではジャケットからして陳腐な感じがするもの以外、ハワイものは買い占めてきました(笑)。
だからこのLei‘ohu Ryderの『Lady of the Mountain』も、内心「どうかなぁ」と思いながら聴き始めたんですが、これが◎。マイルドな温もりのある声で、ちょっと渋味もあって。サウンド的には、ちょっとカントリーにも通じるものを感じます。
以前、このエントリーでハワイのラウンジ・ピアノのレネ・パウロをご紹介しましたが、ピエール・グリルの『Pua Lilia』も同系列のピアノ・ソロでした。感傷的すぎるレネよりやや整然とした印象。でもやっぱりそこはハワイ、彼もとてもロマンティックなんですけどね。けれど、食あたりがまだ尾を引いていた身には優しく(笑)、癒される音楽でした。
それから、ハワイ以外の洋楽を2枚。
ピーター・バラカン氏のラジオ番組のリスナーならよくご存知の、デレク・トラックス・バンドの『Joyful Noise』。今までいまいちフックしてこなかったため、このバンドのCDを買ったのは実は初めて。改めてCDで聴くと、ブルージーさとエスニックさのさじ加減が絶妙で、これは遅まきながらハマりそうなバンド。いい買い物をしました♪
ブックオフでの買い物で一番嬉しかったのが、デヴィッド・バーン選曲によるブラジルもののコンピ『Beleza Tropical』との出遭い。この音源、実は以前付き合っていた人の愛聴盤で、私もカセットテープにダビングしてもらっていたのだけれど、CDでもちゃんと持っていたいなと思っていたので、渡りに船とばかり購入。ブラジル音楽らしい少々屈折したメロディ・ラインがたっぷり収録されていて、カッコイイです。
駆け足ですが、ハワイのブックオフでの戦利品をご報告しました。洋楽の棚はわずか2列だったにもかかわらず結構面白いものがあって、思いのほか充実した買い物ができました。
でも、もしこれからハワイのブックオフでハワイアン音楽を買おうと考えている方がいらしたら、ゴメンナサイ。私が買い荒らしちゃったから、当分品薄かも(苦笑)。
時差ボケを市内バス観光で慣らした翌日の2日目、朝一番のアラモアナ・ショッピング・センター行きのバスに揺られて真っ先に向かったのが、同SC内にある日本の百貨店・白木屋の一角に位置するブックオフ(汗)。全くリゾート気分もへったくれもありませんよね(爆)。
旅行の二ヶ月前、ブックオフのサイトでたまたまハワイにも店舗があることを発見。それと時を違わずしてハワイ情報のメルマガでもその紹介が。アラモアナSC近くのタワーレコードに行くことは前から決めてありました。しかし、タワレコで市価で買い求めたCDがブックオフで叩き売りされていたらかなりショックなので、これはブックオフ行きが先だと。
で、行ってきましたよ。小型店舗と聞いていたので、それほど期待せずに向かいました。店の入り口に立つと、買取カウンターには日本と変わらない品揃えのコミックが目に入りました。パッと見た目では圧倒的に本が多く、CDは全体の5分の1~6分の1といったところ。私は脇目もふらず洋楽CDのコーナーを探しました。日本で見るより幅は狭いけれど高さのある棚2列がそれでした。
隅から隅までチェックし、「お!」と思ったものは迷わず棚から抜いていきました。何しろ海外旅行だし買い物が目当てときていますから、小遣いは多めに用意してきています。それにブックオフ、何しろ安い!私が引っ張り出したCDはたまたまなのか$6.99と$4.99ばかり。例外はジェイク・シマブクロの$24で、「?タワレコより高いんじゃない?」とすぐに棚に戻しました。
結局、ハワイものを10枚とその他の洋楽11枚、計21枚を購入。それでも$140ちょっとだから、もうホクホクですよ(笑)。
以下、これは「当たり!」というものを。
まずはハワイもの3枚。
有名どころ、ブラザーズ・カジメロの『Hawaiian Hula Eyes』。ハワイのグラミー賞とも言われるナ・ホク・ハノハノ・アワード受賞アーティストの'82年作。
一聴して「イイ!!」とうっとり。ハワイものは時に、ジャカジャカとギターやウクレレがせき立てるようだったり、頻繁に裏返る声が何だか仰々しく感じられたりしないこともないのですが、これは凄くゆとりが感じられます。(かと言って、ダル~~ンとした締まりの無い感じとも違うし。)それに上手く表現できないけど、ステロタイプのハワイアンでなく個性があります。
旅行の前にハワイ音楽を色々聴いて気付いたのが、ハワイの女声ヴォーカルものは肌に合わないなぁ、ということ。何というか、中域の周波数帯が強く出ている声の持ち主が多いようで、ちょっと圧迫感を感じたんですよね。
だから、タワレコでの買い物では女声ヴォーカル系は極力抑えたんですが、ブックオフではジャケットからして陳腐な感じがするもの以外、ハワイものは買い占めてきました(笑)。
だからこのLei‘ohu Ryderの『Lady of the Mountain』も、内心「どうかなぁ」と思いながら聴き始めたんですが、これが◎。マイルドな温もりのある声で、ちょっと渋味もあって。サウンド的には、ちょっとカントリーにも通じるものを感じます。
以前、このエントリーでハワイのラウンジ・ピアノのレネ・パウロをご紹介しましたが、ピエール・グリルの『Pua Lilia』も同系列のピアノ・ソロでした。感傷的すぎるレネよりやや整然とした印象。でもやっぱりそこはハワイ、彼もとてもロマンティックなんですけどね。けれど、食あたりがまだ尾を引いていた身には優しく(笑)、癒される音楽でした。
それから、ハワイ以外の洋楽を2枚。
ピーター・バラカン氏のラジオ番組のリスナーならよくご存知の、デレク・トラックス・バンドの『Joyful Noise』。今までいまいちフックしてこなかったため、このバンドのCDを買ったのは実は初めて。改めてCDで聴くと、ブルージーさとエスニックさのさじ加減が絶妙で、これは遅まきながらハマりそうなバンド。いい買い物をしました♪
ブックオフでの買い物で一番嬉しかったのが、デヴィッド・バーン選曲によるブラジルもののコンピ『Beleza Tropical』との出遭い。この音源、実は以前付き合っていた人の愛聴盤で、私もカセットテープにダビングしてもらっていたのだけれど、CDでもちゃんと持っていたいなと思っていたので、渡りに船とばかり購入。ブラジル音楽らしい少々屈折したメロディ・ラインがたっぷり収録されていて、カッコイイです。
駆け足ですが、ハワイのブックオフでの戦利品をご報告しました。洋楽の棚はわずか2列だったにもかかわらず結構面白いものがあって、思いのほか充実した買い物ができました。
でも、もしこれからハワイのブックオフでハワイアン音楽を買おうと考えている方がいらしたら、ゴメンナサイ。私が買い荒らしちゃったから、当分品薄かも(苦笑)。
裏千家のヴィジュアル茶道誌『なごみ』4月号の暦のページで、「聞茶」という言葉を知った。調べると、「茶の香味・風味をかいで調べ、そのよしあしを鑑別すること」だそうな。「聞香」という言葉もあるけれど、味とか匂いとか本来「聞く」対象ではないものを「聞く」と表現するところに、味覚や嗅覚にとどまらず五感を駆使して、それらが醸し出す全体的な情趣を感じ取ろうとする心が込められているように思う。日本文化の奥深さが感じられる言葉だな、と一遍で気に入った。
ハワイ旅行では、少ないながらも周りの方々にお土産を買った。職場には【ホノルル・クッキー・カンパニー】のクッキー詰め合わせを選んだが、いつもお世話になっている美容師さんや、お茶の先生とお稽古でご一緒しているお二人には、世界のお茶専門店【LUPICIA】(ルピシア)の現地でしか手に入らないハワイアン・フレーヴァード・ティーを。お茶の方は、ちゃっかり自宅用にもティーバックを一揃え。流行りの“おうちカフェ”を存分に満喫するのが最近の休日の過ごし方だ。
とくれば当然、音楽は必須アイテム。勿論、ハワイではジモティーな音楽をたんまりgetしてきたから、BGMはハワイアン。ヴォーカルものだったりインストゥルメンタルだったりと色々だが、リラックスしながらも「この味とこの音楽は合うな…」などとボーッと考えるのは至福のひとときだ。そして、これこそまさに“聞茶”だと、独りほくそえんだりして。
【LUPICIA】のハワイアン・フレーヴァード・ティーは全6種類。花の香りがメインの『KILAUEA』(マリーゴールド、ベニバナ、カルダモンシード)と≪ALOALO≫(ハイビスカス)、果実味たっぷりの≪KUUIPO≫(マンゴー、パパイヤ、ハイビスカス、ローズペタル)と≪HUAKI≫(クランベリー、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、ストロベリーリーフ、ブルーマロー)、クリーミーな≪LANIKAI≫(パイナップル、ヤグルマソウ)と≪MALAMA≫(ローストカカオ、マカダミアナッツ、ココアパウダー)がある。
私のお気に入りは≪KUUIPO≫と≪LANIKAI≫。前者はフルーティーで爽やか。同じ果実系でも≪HUAKI≫はかなりトロピカル風味が強く少々くどいが、こちらは何杯でもいける。後者は何とミルクティーの香りがし、飲むとココナッツミルクの味がする。
でも香りの良さでいったら、味は少しクセがあるが≪KILAUEA≫が一番だと思う。チョコレート好きには≪MALAMA≫はたまらなく美味だろう。
今回はこれらの紅茶に合わせて、ハワイ・ムードをいっそう盛り上げてくれそうな一枚をご紹介。califsoさんがこのエントリーでも取り上げていたCyril Pahinuiが、Bob Brozmanと共演した『Four Hands Sweet & Hot』。スラック・キー・ギターとスティール・ギターによるデュオは切れ味が良く、気分爽快!となれることうけあいだ。
ハワイ旅行では、少ないながらも周りの方々にお土産を買った。職場には【ホノルル・クッキー・カンパニー】のクッキー詰め合わせを選んだが、いつもお世話になっている美容師さんや、お茶の先生とお稽古でご一緒しているお二人には、世界のお茶専門店【LUPICIA】(ルピシア)の現地でしか手に入らないハワイアン・フレーヴァード・ティーを。お茶の方は、ちゃっかり自宅用にもティーバックを一揃え。流行りの“おうちカフェ”を存分に満喫するのが最近の休日の過ごし方だ。
とくれば当然、音楽は必須アイテム。勿論、ハワイではジモティーな音楽をたんまりgetしてきたから、BGMはハワイアン。ヴォーカルものだったりインストゥルメンタルだったりと色々だが、リラックスしながらも「この味とこの音楽は合うな…」などとボーッと考えるのは至福のひとときだ。そして、これこそまさに“聞茶”だと、独りほくそえんだりして。
【LUPICIA】のハワイアン・フレーヴァード・ティーは全6種類。花の香りがメインの『KILAUEA』(マリーゴールド、ベニバナ、カルダモンシード)と≪ALOALO≫(ハイビスカス)、果実味たっぷりの≪KUUIPO≫(マンゴー、パパイヤ、ハイビスカス、ローズペタル)と≪HUAKI≫(クランベリー、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、ストロベリーリーフ、ブルーマロー)、クリーミーな≪LANIKAI≫(パイナップル、ヤグルマソウ)と≪MALAMA≫(ローストカカオ、マカダミアナッツ、ココアパウダー)がある。
私のお気に入りは≪KUUIPO≫と≪LANIKAI≫。前者はフルーティーで爽やか。同じ果実系でも≪HUAKI≫はかなりトロピカル風味が強く少々くどいが、こちらは何杯でもいける。後者は何とミルクティーの香りがし、飲むとココナッツミルクの味がする。
でも香りの良さでいったら、味は少しクセがあるが≪KILAUEA≫が一番だと思う。チョコレート好きには≪MALAMA≫はたまらなく美味だろう。
今回はこれらの紅茶に合わせて、ハワイ・ムードをいっそう盛り上げてくれそうな一枚をご紹介。califsoさんがこのエントリーでも取り上げていたCyril Pahinuiが、Bob Brozmanと共演した『Four Hands Sweet & Hot』。スラック・キー・ギターとスティール・ギターによるデュオは切れ味が良く、気分爽快!となれることうけあいだ。