昨年の11月に父が柚子を大量に届けてくれてから12月の末まで、紅茶はもっぱら柚子を入れて飲むのに明け暮れた。その時の紅茶は【カルディコーヒー】で買った、とある二種類の茶葉を使っていたのだが、柚子があまりにもあったため茶葉もあれよあれよと言う間に消費、クリスマス頃にすっかり無くなった。年末の気忙しい時期に人ごみの中に紅茶を買いに出掛けるのも億劫だったので、得意の【ルピシア】でネットショッピングすることに。
柚子も大分はけたとはいえ若干残っていたから、レモンティーに良いお茶を中心に柑橘系の酸味にマッチする茶葉を選んだ。まずは、レモンティーといったらこれでしょうという定番《ニルギリ》。それから、サイトでレモンに合うお茶と紹介されていた《ライチ烏龍》。また、清涼感ある柑橘系の香りがするというインドネシアの《カユアロ》。最後に、晩秋に柚子を浮かべて飲んでいた茶葉と産地が一緒のケニアの《キリマンジャロ》。
結果的には、柚子を入れて飲めたのはそれぞれの茶葉について一回だけ。相性で言えば、やはり《ニルギリ》がベストマッチ。《カユアロ》は凄くフルーティーになって美味しかった。柚子入り《キリマンジャロ》は、茶葉のコクと相俟って好みが分かれそう。《ライチ烏龍》+柚子もまあまあだったけど、これはお茶だけで飲んだ方がイケる。
まぁでも、柚子入りの味の記憶についてはもうおぼろげなのが正直なところ。よって今回の聞茶BGMは、茶葉をストレートで飲んだ味に合わせてチョイス。私がいっとう気に入った《カユアロ》に、『Lorna Doone The Soundtrack』を選んでみた。気品漂うストリング・カルテットが、《カユアロ》のスッキリしていながら馥郁とした風味を彷彿とさせる。
柚子も大分はけたとはいえ若干残っていたから、レモンティーに良いお茶を中心に柑橘系の酸味にマッチする茶葉を選んだ。まずは、レモンティーといったらこれでしょうという定番《ニルギリ》。それから、サイトでレモンに合うお茶と紹介されていた《ライチ烏龍》。また、清涼感ある柑橘系の香りがするというインドネシアの《カユアロ》。最後に、晩秋に柚子を浮かべて飲んでいた茶葉と産地が一緒のケニアの《キリマンジャロ》。
結果的には、柚子を入れて飲めたのはそれぞれの茶葉について一回だけ。相性で言えば、やはり《ニルギリ》がベストマッチ。《カユアロ》は凄くフルーティーになって美味しかった。柚子入り《キリマンジャロ》は、茶葉のコクと相俟って好みが分かれそう。《ライチ烏龍》+柚子もまあまあだったけど、これはお茶だけで飲んだ方がイケる。
まぁでも、柚子入りの味の記憶についてはもうおぼろげなのが正直なところ。よって今回の聞茶BGMは、茶葉をストレートで飲んだ味に合わせてチョイス。私がいっとう気に入った《カユアロ》に、『Lorna Doone The Soundtrack』を選んでみた。気品漂うストリング・カルテットが、《カユアロ》のスッキリしていながら馥郁とした風味を彷彿とさせる。
先ほど、来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。
テーマは「短歌&俳句」。今回このテーマにしたのは、一首目の決意を先生に伝えて、今後の赤入れに反映させてほしかったからです。
しかし、結社の方は殆どが文語体を使っていらっしゃいます。歌誌を読んでいて影響されないわけはありません。それに、文語は助動詞が豊富なため、五七五七七のリズムで字足らずになった場合、ちょっと足すことで簡単に韻律を整えられ、かつ語尾表現も多様になるので、とても便利なのも事実。いざ決心してみて、口語短歌の難しさを改めて感じています。
さて、今後の作歌はどうなっていきますことやら…。
身も蓋もない腰折れを取り繕う文語かぶれをやめると決めた
「お勉強してるの」と訊かれ絶句する私が詠むのは呼吸と同じ
「お~い!お茶」中学生の老練な句に舌を巻き一本求む
「プロポーズ受けてワキまでもらい泣き」《ワキ》は《周り》と母の譲らず
夢のなか監視されつつ詠む歌の拘泥するほど語のほどけゆく
アクセスを稼ぐゲームに憑りつかれブログに吐き出すうた数知れず
待合で手帳を開き手が止まる携帯短歌に慣れた身ゆえに
(2010年2月10日締め切り分、『樹海』2010年4月号掲載予定)
テーマは「短歌&俳句」。今回このテーマにしたのは、一首目の決意を先生に伝えて、今後の赤入れに反映させてほしかったからです。
しかし、結社の方は殆どが文語体を使っていらっしゃいます。歌誌を読んでいて影響されないわけはありません。それに、文語は助動詞が豊富なため、五七五七七のリズムで字足らずになった場合、ちょっと足すことで簡単に韻律を整えられ、かつ語尾表現も多様になるので、とても便利なのも事実。いざ決心してみて、口語短歌の難しさを改めて感じています。
さて、今後の作歌はどうなっていきますことやら…。
身も蓋もない腰折れを取り繕う文語かぶれをやめると決めた
「お勉強してるの」と訊かれ絶句する私が詠むのは呼吸と同じ
「お~い!お茶」中学生の老練な句に舌を巻き一本求む
「プロポーズ受けてワキまでもらい泣き」《ワキ》は《周り》と母の譲らず
夢のなか監視されつつ詠む歌の拘泥するほど語のほどけゆく
アクセスを稼ぐゲームに憑りつかれブログに吐き出すうた数知れず
待合で手帳を開き手が止まる携帯短歌に慣れた身ゆえに
(2010年2月10日締め切り分、『樹海』2010年4月号掲載予定)
二本目の グリムスの樹は ピータンの
くし型切りを 重ねたような
(とど)
120日で大人の樹へ!前回が4ヶ月半くらいかかったことを考えると、結構早かったですね。ちょっとビミョ~な形ではありますが…。(^_^;)
くし型切りを 重ねたような
(とど)
120日で大人の樹へ!前回が4ヶ月半くらいかかったことを考えると、結構早かったですね。ちょっとビミョ~な形ではありますが…。(^_^;)
と言っても、改めて原稿を書いたわけではなくて、今まで詠んだ作業所がらみの歌をまとめただけです。(印刷はまだ先ですよ!)
・長い目で働く自信育てんと作業所勧める職安の人
・一足飛びの社会復帰が叶わずに最初の入院時の友想う
・作業所の初日を前に電話すると「遅れてもいい」と穏やかな声
・久々にすがしい朝の空気嗅ぐ出勤する人足早に過ぎ
・一葉に満たぬ給金でも嬉し帰宅一番母に伝える
・「るかちゃん」と年下の子に呼ばれるも作業所仲間に馴染める証
・作業所で若きの訛りに親しみて喉まで出かかる移住八年
・苔玉の初雪葛の葉の色はほんのり頬を染める少女か
・作業所で水筒カバー友に見せ編み物の輪がにわか広まる
・和小物の店に行っても目が光る真似て作れる物はないかと
・作業所の南瓜もらいて帰り来る重みに幾度も持つ手を換えて
・お祭りにみんなで歌う「ハナミズキ」前夜に小声で練習をする
・芋掘りの朝に運動靴の紐通し直してきつく結びぬ
・川沿いの銀杏まぶしい昼下がり作業所仲間と図書館へ行く
・作業所でジュースの瓶にシール貼り手先の冷える十月の末
・検品のスプーン冷える晩秋はかじかむ手が恋う編み物の糸
・サツマイモ剥いて汚れた掌を眺め今年の労を振り返りみる
・些事も褒めそやす作業所に戻り来て甘えぬようにと気を引き締める
・作業所で蝸牛な歩み見守られ己を認め足ることを知る
(それにしても「作業所」という言葉がくどいばかりに。それぞれの歌は単体で連作でないし、これは「作業所」と明示した方がいいだろうと踏んでその語を使っているわけですが、分かっている立場の人に読んでもらうには、ちょっとしつこ過ぎる感じがしなくもありません。
…しかし、「文語かぶれ」をやめるなんて宣言しておきながら、完全な口語には直す自信もなく。昨日、帰宅途中に図書館に寄り、俵万智の『チョコレート革命』を借りてパラパラ見たら、あれれ『サラダ…』より助動詞増えてるじゃん!って思って、思いっきり揺さぶられたりして。嗚呼、意志の弱いワタシ。
でも、口語路線に軌道修正していくのは、ほぼ間違いなさそうです。)
・長い目で働く自信育てんと作業所勧める職安の人
・一足飛びの社会復帰が叶わずに最初の入院時の友想う
・作業所の初日を前に電話すると「遅れてもいい」と穏やかな声
・久々にすがしい朝の空気嗅ぐ出勤する人足早に過ぎ
・一葉に満たぬ給金でも嬉し帰宅一番母に伝える
・「るかちゃん」と年下の子に呼ばれるも作業所仲間に馴染める証
・作業所で若きの訛りに親しみて喉まで出かかる移住八年
・苔玉の初雪葛の葉の色はほんのり頬を染める少女か
・作業所で水筒カバー友に見せ編み物の輪がにわか広まる
・和小物の店に行っても目が光る真似て作れる物はないかと
・作業所の南瓜もらいて帰り来る重みに幾度も持つ手を換えて
・お祭りにみんなで歌う「ハナミズキ」前夜に小声で練習をする
・芋掘りの朝に運動靴の紐通し直してきつく結びぬ
・川沿いの銀杏まぶしい昼下がり作業所仲間と図書館へ行く
・作業所でジュースの瓶にシール貼り手先の冷える十月の末
・検品のスプーン冷える晩秋はかじかむ手が恋う編み物の糸
・サツマイモ剥いて汚れた掌を眺め今年の労を振り返りみる
・些事も褒めそやす作業所に戻り来て甘えぬようにと気を引き締める
・作業所で蝸牛な歩み見守られ己を認め足ることを知る
(それにしても「作業所」という言葉がくどいばかりに。それぞれの歌は単体で連作でないし、これは「作業所」と明示した方がいいだろうと踏んでその語を使っているわけですが、分かっている立場の人に読んでもらうには、ちょっとしつこ過ぎる感じがしなくもありません。
…しかし、「文語かぶれ」をやめるなんて宣言しておきながら、完全な口語には直す自信もなく。昨日、帰宅途中に図書館に寄り、俵万智の『チョコレート革命』を借りてパラパラ見たら、あれれ『サラダ…』より助動詞増えてるじゃん!って思って、思いっきり揺さぶられたりして。嗚呼、意志の弱いワタシ。
でも、口語路線に軌道修正していくのは、ほぼ間違いなさそうです。)
三が日も明けて4日にgremz(グリムス)に出現した門松&鏡餅。
おや、育っているじゃないですか。よく見たら。
へぼな歌でも詠んだもん勝ちということでしょうかね。
それに、どうやら非公開記事を投稿してもグリムスは生育するようなので、コツコツと頑張ります(^m^)
おや、育っているじゃないですか。よく見たら。
へぼな歌でも詠んだもん勝ちということでしょうかね。
それに、どうやら非公開記事を投稿してもグリムスは生育するようなので、コツコツと頑張ります(^m^)
昨年は一度就職したものの解雇されたり、家族の体調が思わしくなくなったり。
そんなこんなで、地に足が着かず、ふわふわユラユラさすらっていました。
でも一番大きかったのは、長年悪夢にうなされてきたトランペットのことで重荷を下ろせたこと。そう考えると、悲喜こもごも、といったところでしょうか。
そろそろ、昔のしこりも軽く使いまわせるような軽妙さを身に着けていきたいかな、と。
今年もよろしくお願いいたします。
賀状の歌、干支が3頭かくれてます。(^^ゞ
そんなこんなで、地に足が着かず、ふわふわユラユラさすらっていました。
でも一番大きかったのは、長年悪夢にうなされてきたトランペットのことで重荷を下ろせたこと。そう考えると、悲喜こもごも、といったところでしょうか。
そろそろ、昔のしこりも軽く使いまわせるような軽妙さを身に着けていきたいかな、と。
今年もよろしくお願いいたします。
賀状の歌、干支が3頭かくれてます。(^^ゞ