水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
詳細は、こちらの記事をご覧ください。

Amazon等で購入できます。 また、HonyaClub で注文すれば、ご指定の書店で受け取ることもできます。

ご希望の方には、献本も受け付けております。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

また、読書にご不自由のある方には【サピエ図書館】より音声データ(デイジーデータ)をご利用いただけます。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

こんな場所は無いよ…

2013年02月23日 19時44分49秒 | 人[その作品]に寄せて
ダンボールの 組み立てさえも 褒めくれる
作業所にいて 優しさに馴る
(とど)

2011年4月27日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょうど放射線照射箇所が…

2013年02月23日 16時49分13秒 | 人[その作品]に寄せて
胸と頭(ず)の 骨の微塵と 成り果てて
焼場の炉より 父の出でくる
(とど)

2012年12月6日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

努めて明るく振る舞ってるけど…

2013年02月23日 16時47分40秒 | 人[その作品]に寄せて
爪を噛む 癖やめられぬ 友のする
白い手袋 見るに痛まし
(とど)

2010年1月18日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聞茶(50)…本家『ロプチュー』やっと賞味しました。^^;;;

2013年02月19日 10時53分43秒 | 聞茶・聞豆
【ロプチュー】でダージリンを中心に紅茶をしこたま買い込んだのは一年ほど前。美味しく楽しんでいたが、重大な過失をしていたことに気がついた。そう、ショップ名に冠されている《ロプチュー》を注文するのをすっかり忘れていたのである。やっと、昨年のクリスマス過ぎに注文して、今 満喫しているところである。
紅茶の銘柄としての《ロプチュー》は、ダージリン地方のロプチュー茶園のものだそう。ダージリンって、一般的に花の香りのような優雅な風味のものが多いのだけれど、ロプチューは少し趣が違う。こうばしい焙じ香があり、深いコクが舌にじんわり染み入ってくる。私は日本茶でも焙じ茶が好きなので、一遍に気に入ってしまった。紅茶にはあまり関心の無い母も、ロプチューは美味しいと褒めていた。
一緒に、バダンタム茶園のダージリンも買ってあったのだが、そのまろやかで上品な味わいもロプチューの圧倒的な存在感の前には ちょっと影が霞んでしまったくらいである。
今回は、この《ロプチュー》紅茶に合わせて、行川さをりの『もし、あなたの人生に入ることができるなら』を選盤してみた。基本はブラジル音楽だが、たおやかなボサノヴァとは一線を画しており、ヴォイス・パーカッショニストとしても鳴らしている力量を持つ。縦横無尽に伸びるやや枯れた声が、ロプチューの味わいにぴったりである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立派なスケジュール帳を。

2013年02月15日 21時58分50秒 | 人[その作品]に寄せて
長男に 物貰うのは 初めてと
手帳にほころぶ 入院の父
(とど)

2010年2月4日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

携帯・十一首

2013年02月12日 07時59分53秒 | 投稿歌
今朝早く、来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。
三年ほど前に一度、「手紙&メール」で歌稿をまとめたこともありましたが、今回は「携帯」を題材に据えました。たった三年ほどでも携帯事情は様変わりしています。また後で振り返ると、感慨深いものがあるかもしれません。
今回ちょっと自分でも引っかかっているのは、三首目。結句「世相を学ぶ」って、大袈裟かなぁ…と。さぁ、どう添削されて返って来ますやら…?


もの哀しき着メロ幾度繰り返す闇が夕雲呑み込むまでに

iPhoneに障害者割始まると知りて氷雨も弾んで聞こゆ

iPhoneに「二日」と打てば「酔い」と続く入力候補に世相を学ぶ

iPhoneに替えると友の言いながら文字化けデコメ懲りずに寄越す

iPhoneをいじくり回し眼裏にアプリの影がちらつく午睡

上京を見送ってなお身支度を促す携帯アラームむなし

聖堂に響く着信にふためきて電源切るも信徒からなり

礼拝のさなか電話に出る信徒あらずと初老の人に釘刺す

鮮やかな赤と焦げ茶のバイカラーに惹かれてスマホケースを求む

iPhone5が新(さら)のケースに入るかと首から提げてショップに向かう

ぎりぎりのところでフックが留まらずにぎこちなく笑み店を去(い)にけり


(2013年3月10日締め切り分、『樹海』2013年5月号掲載予定)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優先が完全に間違ってますよ、と。

2013年02月11日 04時36分01秒 | 人[その作品]に寄せて
礼拝の さなか電話に
出る信徒あらずと初老の人に釘刺す
(とど)

2012年7月27日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おいおい…(ー ー;)

2013年02月11日 04時32分29秒 | 風景にあわせて
聖堂に 響く着信に ふためきて
電源切るも 信徒からなり
(とど)

2012年7月27日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣れるまでキツかった…

2013年02月05日 08時51分34秒 | 気分・体調にあわせて
iPhoneを いじくり回し 眼裏(まなうら)に
アプリの影が ちらつく午睡
(とど)

2010年8月7日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

待ちに待った(^O^)/

2013年02月05日 08時43分12秒 | 風景にあわせて
iPhoneに 障害者割 始まると
知りて氷雨も 弾んで聞こゆ
(とど)

2010年2月11日 作歌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする