水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
詳細は、こちらの記事をご覧ください。

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ご希望の方には、献本も受け付けております。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

また、読書にご不自由のある方には【サピエ図書館】より音声データ(デイジーデータ)をご利用いただけます。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

その陰に。

2012年04月30日 16時56分23秒 | 風景にあわせて
友が書を 読めるかたわら 吹かしたる
夫君の浮かぶ 借りた歌集に
(とど)
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替えた直後って気になります。

2012年04月29日 16時06分39秒 | 風景にあわせて
歯磨きの シトラスアイスの 残り香を
眠剤の後の 緑茶にて消す
(とど)

2010年6月24日 作歌
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洗浄力ありそうで。

2012年04月29日 16時03分33秒 | 風景にあわせて
桜桃の 種取りながら 臭った髪を
今夜は弟(おと)の シャンプーで洗う
(とど)

2010年6月24日 作歌
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プーンと。(2)

2012年04月29日 15時58分35秒 | 風景にあわせて
寝床にて 眺める中古の CDの
歌詞カードより 立つ煙草臭
(とど)

2010年3月27日 作歌
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プーンと。

2012年04月29日 15時54分24秒 | 風景にあわせて
来客に 整えた芳香剤が
弥生の雨の 夜更けを包む
(とど)

2010年3月7日 作歌
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中古CDは色々です…

2012年04月29日 15時50分39秒 | 風景にあわせて
携帯の 灯に歌詞たどる ライナーより
石鹸の香が 闇に漂う
(とど)

2010年2月19日 作歌
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聞茶(47)…院内カフェで買った紅茶

2012年04月21日 15時36分10秒 | 聞茶・聞豆
さて、ずっと何食わぬ顔で、過去の歌の公開ばかり(苦笑)してきていましたが、ここら辺でカミングアウトしますかね…。実は私、乳がんを患いまして、今年の1月下旬に手術をして、今は抗がん剤治療をしている最中なんです。
それで、山梨県立中央病院に通っています。この病院の一階に【カジヤカフェ】という非常に洒落たカフェがあります。このカフェではスコーンのアフタヌーンティーセット等もあり、一見して紅茶に凄くリキ入っているなぁ…と分かりました。扱っている紅茶のブランドは<エディアール>。最初に時間つぶしにコーヒーを飲んだ時にリーフレットを持ち帰り、少し前に茶葉を2袋 買って帰りました。
一つは、看板書品であろう「エディアールブレンド」。もう一つは、紅茶に ヤグルマギク・ヘリアンサスの花などを加えた「ブルーガーデン」。まずブルーガーデンから開けました。とても甘い味で、フランスの紅茶メーカーらしい薫り高さ。しばらくして エディアールブレンドも開封。これは、メインの茶葉は中国のキームンっぽい風味で、それに香料が厭味でなくブレンドされていました。調べると、ベルガモット・オレンジ・レモンの3種類の柑橘系を合わせてあるのだとか。さっぱりとしていてなおかつ華やかな甘味の理由、合点が行きました。
今回は、「エディアールブレンド」の風味に合わせて、上松美香の『INOCENCIA』を選盤。竪琴ハープであるアルパのきらめくような音色が 優雅なこの紅茶の味わいを想わせます。
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春・九首

2012年04月18日 16時17分28秒 | 投稿歌
先ほど、来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。
今回のテーマは、単純明快に「春」でまとめてみました。結構前に詠んだ歌ばかりです(汗)。
私は自然の風物の名称に疎いこともあって、どちらかと言えば人事詠が多いです。でも、結社の方々には殆ど花鳥風月しか詠まない方もいらっしゃいます。歳を重ねてくると、身の回りには苦しいことが増えるからなのかもしれませんが…、言わば自然詠のベテランです。そういう中に私の稚拙な季節詠が紛れ込むと、甚だ見劣りがするのも事実です…。まぁ、私には息抜きです。次への助走として見守ってください(苦笑)。


教会より土産に持ち来るイースターエッグに意味を尋ねる弟

毛羽立ちの目立つマスクを洗い干し花粉除けにと幾度も使う

穏やかな陽気に繰り出す王仁塚(わにづか)に竹の葉ずれが涼しき道あり

山間の緑に混じる桜花霞みてこんもりほろ酔い加減

桜見て花粉に腫れた目が開かず目覚ましCDただ聴き流す

逆様に吊るした傘に摘み入れる桃の花弁が微風に零れる

桃の花摘むと見上げる枝先に飛行機雲が長く筋曳く

豆腐屋の前に出されたおからの缶に赤紫の花びら一ひら

ほころびし菜花を和えたおひたしは苦味のつんと初夏を誘う


(2012年5月10日締め切り分、『樹海』2012年7月号掲載予定)
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翌年には刈り払われて…

2012年04月09日 15時22分33秒 | 風景にあわせて
穏やかな 陽気に繰り出す 王仁塚(わにづか)に
竹の葉ずれが 涼しき道あり
(とど)

2010年4月6日 作歌
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