水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
詳細は、こちらの記事をご覧ください。

Amazon等で購入できます。 また、HonyaClub で注文すれば、ご指定の書店で受け取ることもできます。

ご希望の方には、献本も受け付けております。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

また、読書にご不自由のある方には【サピエ図書館】より音声データ(デイジーデータ)をご利用いただけます。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

腹を据えて。

2014年04月30日 17時55分18秒 | 風景にあわせて
再発の あらば治療を 諦むと
テレビ観ながら 母に呟く
(とど)

2013年3月24日 作歌。
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御意。

2014年04月24日 20時47分02秒 | 人[その作品]に寄せて
オペのあと 訪える牧師が 読み示す
「万事が益となる」との聖句
(とど)

2012年4月19日 作歌。
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聞茶(52)…カジヤカフェのオリジナルブレンド

2014年04月17日 07時43分36秒 | 聞茶・聞豆
実はここのところコーヒー豆の調達は、八ヶ岳リゾートアウトレット内に店を構える【プリムビーンズ】のものをネット注文で済ませることが多かった。生豆焙煎を謳っているだけあって味が美味しいことは勿論、送料無料になる金額が良心的な価格設定であること、パッケージがチャック付きで保存しやすいこと等々、色々気に入っている点があってリピートしていた。このように美味しいものに慣れてしまうと、ちょっと妥協すると途端に不満が出てくるのが悩ましいところだ。(【カルディコーヒー】は割安だが、【プリムビーンズ】の豆で肥えてしまった舌には「アレ?」という感じである。)
まぁそうは言っても、気分転換もしたい。それで、乳がんの治療で通っている病院の院内カフェ【カジヤカフェ】でコーヒー豆を購入することに。(そのお店で以前《エディアール》の紅茶を購入した経緯などは、こちらで記事にしています。)
この<カジヤカフェオリジナルブレンド>は、苦みがわりと強めだが 芳醇なコクもあって、端正で繊細な【プリムビーンズ】の豆の風味とはまた違った美味しさ。ペーパードリップする際、ティースプーン4匙を盛っているのが最近のお定まりなのだが、これだと大概の豆は二煎くらいしか楽しめない。けれどカジヤのブレンドは、ギュッと味が濃縮されているからか、二杯半くらいいける。アイスコーヒーなら余裕で三杯だ。
今回は<カジヤカフェオリジナルブレンド>に合わせて、ダニー・ハサウェイの『Extension of a Man』を選盤。上質で濃厚な風味にしっくりくる生粋のR&Bである。
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春のドライヴに(3)

2014年04月16日 17時27分35秒 | ドライヴ・ミュージック
二年半ほど前に教会でのクリスマスライヴにお越しいただいたThe Monkeymind You Cube Bandのセカンド・アルバム『Metro Top Music』が、本日ついに一般発売になった。
先行の直販で2月末にゲットし、iTunesにリッピングした上で、カーステレオにしばらく入れっぱなしにしていた。
シックな1stに比べ、ポップ感全開!の今作。iPhoneなどで聴くより、カーステとの相性がいいようだ。
のっけの「Ice Cream Soul」から軽快に飛ばしていく。
アコースティックな編成の時はいまいち響いてこなかった「グローバル・ハッピー」も、広瀬さんのドラムが加わったら、グッと締まった感じで全然違う。繰り返し聴くうちに 鼻唄が出てくるまでになった。
ゆーこさん作詞作曲の「7月のパッセンジャーシート」のハンパないキラキラ感。
後半の「ウルトラマン’ズ ワイルドワイフ」が始まると、つい左足をバスドラムの感覚でドンドン踏んでしまう。足踏み式のパーキングブレーキの車を購入しなくて、つくづく良かったと思う瞬間だ(笑)。
続く「5minutes miracle」は、坂本龍一の「GT」の疾走感を彷彿とさせるアレンジ。元曲は「サンフランシスコ・カーチェイス」という曲名だったというから、あながちピント外れな感想でないかもしれない。

以上、パワーチューン中心に軽くコメントしたけれど、バラードやブルースも味があっていいんですよねぇ。お薦めのアルバムです。
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寝てる時なんて暑いぐらいで。

2014年04月11日 16時07分29秒 | 風景にあわせて
訪う人みな 寒さは今が 底と言う
ぬくぬく過ごす 病室はいい
(とど)

2012年4月28日 作歌、2014年2月初旬 改訂。
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ほんの気持ちばかりの。

2014年04月10日 14時15分46秒 | 風景にあわせて
差し入れを 抱え見舞いに 来る方に
せめてと持参の 絵葉書わたす
(とど)

2012年3月5日 作歌。
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V.E.フランクル『夜と霧』を読んで。

2014年04月08日 14時19分10秒 | 本に寄せて
この本を読んだことのない方にその概要をお伝えすることは、本稿の目的ではない。以下に書くことは、自分のための備忘録である。

ナチスによって強制収容所に収容されることで、劣悪な環境における飢餓・強制労働への従事・監視者らからの虐待のもとに日常的に置かれた人間が、感情の消滅(アパシー)を引き起こすということは、何となく察しがつく。勿論アウシュヴィッツでの収容生活の悲惨さとは比較にもならないが、家庭内で日々暴力を受けて暮らしてきた私も、感情を鈍麻させ、何事にも冷淡・無関心にならなければ到底生き延びることはできなかったと思う。
また、何とか強制収容所で生き長らえ、戦争の終結により解放の日を迎えた人々が、晴れて自由の身となったという現実をにわかに受け容れられず、いわば強度の離人症になっていたという事実も、とても合点が行く。またもや卑近な例で恐縮だが、大学に入学し 念願の一人暮らしを始めた私が、忌み嫌っていた家族の元を離れて、生き生きと生活できるようになったかと言えばそうではなかった。
『夜と霧』の「放免」という項に、こういう一節がある。
「収容所生活最後の日々の極度の精神的緊張からの道、この神経戦から心の平和へともどる道は、けっして平坦ではなかった。強制収容所から解放された被収容者はもう精神的なケアを必要としないと考えたら誤りだ。まず考慮すべきは、つぎの点だ。長いこと空恐ろしいほどの精神的な抑圧のもとにあった人間、つまりは強制収容所に入れられていた人間は、当然のことながら、解放されたあとも、いやむしろまさに突然抑圧から解放されたために、ある種の精神的な危険に脅かされるのだ。この(精神衛生の観点から見た)危険とは、いわば精神的な潜水病にほかならない。潜函労働者が(異常に高い気圧の)潜函から急に出ると健康を害するように、精神的な圧迫から急に解放された人間も、場合によっては精神の健康を損ねるのだ。」

私が蟻地獄の巣にいるような精神状態から抜け出すには、この本が言うところの「内的なよりどころ」(p.117)を得るのを待たねばならなかった。その拠り所を得てからも、兄や父への赦せない気持ちがふつふつと湧いてきて、必死に祈ることを余儀なくされることがしばしばだった。そして、ある時ふと、心が軽くなっている自分に気づいた。

そのように重荷を取り除かれた今でも、この本に書かれていることを目で追いながら、被収容者の無力感・無感動の心的状態がたやすく自分のものとして同調せられることに驚きを禁じ得ない。『夜と霧』には、アパシーに抗い人間らしい心をもって行動した人々のことにも紙幅が割かれている。むしろ、そちらに視線を向け、何某かを学ぶことが有用であるだろうにもかかわらず…。それほどまでに 自分の体験した苦しみが(少なくとも自分にとっては)強固だったということなのだろう。
今まだ精神的な苦しみにある方を 高みに立った目で眺めてしまうことは慎まなければならないと、改めて自戒した次第である。
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聞茶(51)…ルイボスで花粉撃退!!

2014年04月07日 10時53分56秒 | 聞茶・聞豆
私は東京に生活圏を置いていた頃は花粉症は無かったのだが、山梨に移り住んでしばらくすると春先は目の痛みや重い頭痛、喉の痛みに見舞われるようになった。最初の頃はまさか花粉症だとは思わなくて、やたらめったら耳鼻科に行ったりもした。
あぁ、私は花粉症なんだなぁ…と自覚が芽生えて、やっと五年ほど経っただろうか。ここ二、三年はメントールのど飴で凌いでいたが、今年の一月の末 頭と目に症状が出てきたため、名前だけは聞いたことのあった「べにふうき茶」をAmazonに注文した。飲んでみると、味は緑茶を淡白にした感じで美味だし、鼻の通りは良くなる感じがしたけれど、目や頭の痛みに効いたという感触は今ひとつだった。(多分、個人差があります。)
それで、さらに色々調べていたら、《健康茶の効能ガイド》というサイトを発見した。それによれば、花粉症対策に一番人気なお茶として、ルイボスティーが挙げられていた。べにふうきより市価が割安だし、とお得意の【ルピシア】で「オーガニックルイボスティー・ナチュラル」と「オーガニックルイボスティー・グリーン」を購入してみた。
早速、「ナチュラル」の方から開ける。以前 ルイボスのフレーバードティーを飲んだ時より飲みやすい印象。飲んですぐ目の痛みがスーッと退いていくように感じられる。これはイイ!インターネット心療相談室【アフタークリニック】(SNS)のシステム担当のスタッフさんが、ルイボスティーについて「夏は冷やして飲むと最高です」とおっしゃっていたので、少し暑い日に水出しを試してみたら、さっぱりとして何と旨いこと!!
だいぶ経ってから、「グリーン」も開封。一般的なルイボスティーに比べて癖は少ない。烏龍茶にほのかに昆布のような香りがついているような風味だ。(←こう書くと、「まずそう!!」と誤解を受けるかもしれないが、美味しいですよ。)
で、今回は「オーガニックルイボスティー・ナチュラル」の風味に合わせて、アルゼンチン出身のマルチプレイヤー、ペドロ・アズナールの『Cuerpo Y Alma』を選盤。ミルトン・ナシメントにも通じるような韻律が爽やかで、ルイボスティーの雰囲気にぴったりだ。
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『UTAU』

2014年04月06日 16時12分46秒 | 気分・体調にあわせて
まどろめぬ 夜更け苦しさ 紛らすと
iPhoneに聴く 大貫妙子
(とど)

2012年3月13日 作歌。
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はっきり聴こえてきた。

2014年04月05日 15時58分28秒 | 風景にあわせて
手術終え 虚ろな脳に
「ふるさと」が まぼろしとして 谺している
(とど)

2012年3月13日 作歌。
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おかげで落ち着いていられた。

2014年04月03日 20時00分50秒 | 風景にあわせて
オペを待つ 個室の臨む 澄んだ空
FEBC 聴いて安らう
(とど)

2012年3月17日 作歌、2014年2月初旬 改訂。
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