水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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子供時代・七首

2009年12月22日 14時40分11秒 | 投稿歌
今日、来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。
前回 持病が再燃した際、沢木耕太郎の『血の味』を読んだことが引き金になって怒涛のように過去(主に十代の頃)のことを短歌に詠みましたが、今回の歌はその時のものが大半です。改めてブログで日付を確認してみると、何ともう二年半経っています。
その時には吐き出さずにいられなかった歌でしたが、今はもうそういう気持ちも影を潜めました。ですが、大学時代のトランペットへのわだかまりをそのうち歌稿として出したいという気持ちがあり、その布石として幼少から十代の頃のことを提出しておいた方がいいような気がして、今回の提出に至りました。
パソコン上で何度となく推敲を重ねたため、文字面としては原型を留めていない歌も混じっています。


幼日に兄怒(いか)らせし口達者も歳経るごとに無口になりぬ

級友の放る牛乳パックをば黙々畳む小一の吾

たまさかに校庭に出(い)ずる休憩もボールが頭へ飛び来せつなし

滑り止めの制服の吾(あ)に嘲笑を浮かべし友に身を硬くせり

数学の時間はノートに教科書に落書きをする手の止められず

好かれんと皆に媚び売る級友に「嫌い」と直言今じゃ友達

「凝視する」人に言われて気付く癖気にして今は横目で見がち


(2010年1月10日締め切り分、『樹海』2010年3月号掲載予定)
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アドヴェント2009 (4)…JAZZヴォーカルChristmas ②

2009年12月20日 08時00分00秒 | クリスマスに寄せて
いよいよアドヴェントも最終週です。週末にはクリスマスですね。
今回は、クリスマス本番に向けて盛り上がってくる気持ちを後押しするような、デスクトップ壁紙のご紹介。JALPAKの壁紙のページは、海外の風光明媚な写真の壁紙を沢山取り揃えていますが、パリやドイツなどのクリスマス壁紙は圧巻。皆さんもPCライフのお供にいかがでしょうか?


さて今週のクリスマスCDは、本格的なジャズ・ヴォーカルを取り上げます。大御所ナンシー・ウィルソンの『A Nancy Wilson Christmas』。ビッグバンドをバックに従え、緩急取り混ぜたゴージャスな演奏を聴かせてくれます。
それでは少し早いですが、皆様も良いクリスマスをお過ごしください。
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おやすみの音楽(10)

2009年12月17日 11時41分21秒 | 時間帯にあわせて
最近めっきりと冷え込むようになりました。そうなると不思議なもので、夏場に心地良かった<おやすみBGM>がしっくりこなかったりします。特に楽器編成による「間」がそう感じさせるのでしょうね。
今時分の季節にも心温みながら穏やかに眠りに就けるCD…、最近のヘビロテは、WATER WATER CAMELの『さよならキャメルハウス』です。
山梨出身のこのバンド、某カフェでのライヴ情報などを見ていて注目してはいましたが、今まで未聴でした。11月にサードアルバムが発売されたのを試聴したいなぁ…と思ったら、mixiミュージックにupされていたので早速聴いてみたら、いい感じのユルさ加減。それで、さる勤労感謝の日に甲府の新星堂で行われたインストア・ライブに友達と行ってきて、ますます気に入ってCD購入に至ったわけです。
帰って歌詞カードを見たら、これがまたいいんだなぁ。軽い敗北感を抱えながら歳を重ねていく哀切が滲み出ていて。バンドのメンバーはまだアラサーのようですが、アラフォーの私にも沁みますね、ホント。
昨日も一昨日も、これを聴きながらグッスリと眠りました。
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アドヴェント2009 (3)…ハワイアンChristmas

2009年12月13日 06時50分13秒 | クリスマスに寄せて
突然ですが、皆さんは郵便でクリスマスカードを貰ったことがありますか?
私は、東京時代に一番親しくしていた教会の友人から何度か受け取ったことがあります。彼女からは、エアメールでもパリから一度、それにカナダから一度 キラキラとした綺麗なクリスマスカードが届き、とても嬉しかったのを覚えています。私からの返信は、年賀状の図案(このブログにも元旦に載せているもの)を片面に印刷し裏面にメッセージをびっしり書いたカードを封書で送りました。
「海外にグリーティングっていいけど、気が張るよなぁ…」と躊躇っている方に朗報が。日本郵便のサイトに、【海外に送るグリーティングカードの作り方&おくり方】という特設サイトが併設されているんです。グリーティングカード文例の英語版と中国語版が載っていたり、立体的な可愛いカードを手作りするガイドが掲載されていたり。ネット上で申し込むと、この特設サイトをまとめたコンパクトなハンドブックも無料で送ってもらえます。(私は二年連続で取り寄せました。^^;)


そんなわけでアドヴェント第三週目の今日は、気持ちを海外に飛ばして一路ハワイへ。ブラザーズ・カジメロの『Cazimero Christmas Favorites』をご紹介します。少しずつ寒くなってきた日々も、ゆるゆるのハワイアンであったまってみては。
まぁ、もっともこのCDを選盤したのは、また年賀状のお年玉くじで海外旅行当たらないかなぁ…なんてちょっと欲心が頭をもたげたからなんですけどね(苦笑)。
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アドヴェント2009 (2)…ピアノソロChristmas

2009年12月06日 08時00分00秒 | クリスマスに寄せて
「わ!かわいい♪」って思ってくださった方がいましたかどうか。鉤針編みによるミニリースです。
去年、作業所が縁あって東京はK市のケーキ屋さんに、クリスマスケーキを予約された方へのおまけを納品させていただいていて、「今年も何か」とお声がかかっていたのです。所長が「とどさん、何かアイディアない?」と時々訊いてきていたので気には留めていました。それで10月半ばにネットで【鉤針編み クリスマスオーナメント】と打って検索したら、ぴよさんのこの記事にヒットして。早速、作業所の編み物が得意な指導員さんに記事のURLをメールし試しに編んでもらって、翌週から私も作業所で教わりながらいくつも編みました。
これがきっかけで、クリスマス雑貨が大好きと言う指導員さんが乗り気になり、このミニリースは布製のオーナメントを飾ったクリスマスツリーを作って、甲府の福祉合同ショップ【こころん】に出展、早速一本売れたようです。


今回ご紹介するクリスマスCDは、そんな手作りクリスマスに似つかわしいハートフルなピアノソロ。ダニー・ライトの『An Intimate Christmas』です。クリスマス・スタンダードとオリジナルが半々。ころころとした愛らしげな音色がふんわり柔らかな気持ちにさせてくれます。
コメント (4)
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かえって引き締まった。

2009年12月05日 19時47分35秒 | 投稿歌
降格も 配慮と解せり 短歌誌に
絞られて載る 六首を見るに
(とど)

※『樹海 12月号』掲載の「解雇(六首)」を見て

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