2023年3月下旬に上梓しました私の歌集『カインの祈り』ですが、身に余る温かい歌集評などもいただき、無所属であり大々的な宣伝もせずにきた私にしては、多くの方に手に取っていただけたようで、誠に有り難く思っております。
* * *
さて、私のこのブログをよくご覧になっている方ならご存知かと思いますが、思うところありまして終活に励んでおります。
私の手元には、現在『カインの祈り』が190冊ほど在庫しております。「190冊ほど」と申しますのは、版元から私に納品されてきた冊数のうち謹呈した冊数と私の手売りの冊数を引いた数がおよそそのくらいだからで、数え直し(棚卸し)をしたわけではないからです。(これまで1冊、印刷の汚れがあるものを発見しておりますし、著者分として1、2冊は取っておきたいので、それらを引いてそのくらいの数ということです。)
Amazonでは、2024年10月7日(月)8時58分現在、最安値が240円の中古が出品されていますし(ただし送料は別。本体価格が333円で送料と合わせると同額になる出品もあります)、著者在庫を後生大事に取っておいてもしょうがないと思いますので、拙歌集を欲しいという方に謹呈しようと考えました。
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『カインの祈り』の献本をご希望の方は、
kaho30mo10-cainkintei★yahoo.co.jp (★は、@に置き換えてください)
宛てに、「『カインの祈り』の献本を希望します」という件名で、ご住所とお名前を記したメールをお送りください。
*この謹呈専用アドレスに届いたメールは、一週間に一度くらいしか確認できないと思いますので、お手元に届くまで二週間ほどお待ちいただくことになるかもしれません。
*全く個人的な事情で申し訳ないのですが、謹呈は山梨県以外にお住まいの方に限らせていただきます。私は持病の関係で妄想傾向が強く、日頃から人に監視されている意識をいだきつつ暮らしております。謹呈を県内の方に発送することで私の住所がわれて、安心して生活できなくなることを回避するためです。山梨県内にお住まいの方は、山梨県立図書館か韮崎市立大村記念図書館の所蔵本を(場合によっては、相互貸借でお近くの図書館に取り寄せるなどして)ご利用ください。
*私の流儀として、ただ歌集だけお贈りするのは気に染まないため、何か一筆添えたいのですが、お申し込みいただいた方を私が全く存じ上げない場合は、ただ歌集だけお送りすることもありますので、ご容赦ください。
[2024年10月7日(月) 午前9:07]
3月上旬に、キリスト教専門の点字図書館である【静岡キリスト教盲人伝道センター】より、『カインの祈り』の音声訳ディスク(デイジー図書)が私の所属教会宛てに送られてきました。
同センターのご利用者さまから音声訳のリクエストがあり、このたび製作されたとのことです。
現在、読書が困難な方のためのインターネット図書館【サピエ図書館】で、音声データ(デイジーデータ)がダウンロードできるようになっています(要会員登録。利用料無料)。
*目の見えない方や見えにくい方、文字や文章の認識の困難な方、身体障害などで本を持ったり、めくったり、目で文字を追うことが困難な方がご対象だそうです。
『林間』2024年1月号の「受贈歌集紹介」のページで、『カインの祈り』をご紹介いただきました。服部えい子さんによる「繊細な観察眼、冷静で素直な心が表白されている」というお言葉、大変嬉しく思いました。
歌集評の許諾関係が押せ押せだったので、文フリ前にはブログに掲載できなかったのですが、歌集『カインの祈り』にいただいたオフィシャルな反響を纏めたPOPを作成していました。一応upしておきます。
私が3月に歌集『カインの祈り』を出した出版社である明眸社さんが、11月11日(土)の【文学フリマ東京37】に出店します。
私も微力ながらお手伝いさせていただきましたが、当日は会場に行けませんので、もうあとは遠くから見守る感じのことしかできません。
『カインの祈り』でご校閲をお願いした西巻真さんが、ご自身の note に詳細な案内記事をupしてくださいましたので、リンクを貼っておきます。
↓ ↓ ↓
文学フリマ東京37に出店します!(前半)《西巻真さんの note》
私も微力ながらお手伝いさせていただきましたが、当日は会場に行けませんので、もうあとは遠くから見守る感じのことしかできません。
『カインの祈り』でご校閲をお願いした西巻真さんが、ご自身の note に詳細な案内記事をupしてくださいましたので、リンクを貼っておきます。
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文学フリマ東京37に出店します!(前半)《西巻真さんの note》
来たる11月11日(土)12:00〜17:00に、東京流通センターで開かれる【文学フリマ東京37】に、私の歌集を出した出版社である明眸社さんが出店します。
私は、歌集『カインの祈り』の他に、短歌ポストカードを自作したのを販売していただくことになっています。
ポストカードの短歌は、明眸社の代表である市原賤香さん(筆名は桜木由香さん)の御歌が二首(歌集『連禱』より)、市原さんのご夫君である故・市原克敏さんの御歌が二首(歌集『無限』より)、私の歌集のご校閲をしてくださった西巻真さんの御歌が四首(歌集『ダスビダーニャ』より)、そして私・澤本佳歩の歌が四首(歌集『カインの祈り』より)です。短歌に取り合わせた写真は、いずれも私が撮影したものです。
ご来場の方は、ぜひ明眸社のブースにお立ち寄りください。
私は、歌集『カインの祈り』の他に、短歌ポストカードを自作したのを販売していただくことになっています。
ポストカードの短歌は、明眸社の代表である市原賤香さん(筆名は桜木由香さん)の御歌が二首(歌集『連禱』より)、市原さんのご夫君である故・市原克敏さんの御歌が二首(歌集『無限』より)、私の歌集のご校閲をしてくださった西巻真さんの御歌が四首(歌集『ダスビダーニャ』より)、そして私・澤本佳歩の歌が四首(歌集『カインの祈り』より)です。短歌に取り合わせた写真は、いずれも私が撮影したものです。
ご来場の方は、ぜひ明眸社のブースにお立ち寄りください。
8月28日付けの「しんぶん赤旗」の〈歌壇時評〉のコラムで、生沼義朗さんに『カインの祈り』を取り上げていただきました。「短歌が生を支える手応えが強く伝わり、深く心を揺さぶられた」歌集だったとの評をいただきました。
『短歌研究』2023年9月号の「歌集歌書評」のページで、嶋稟太郎さんが『カインの祈り』をご紹介くださいました。
ガチな信仰の歌を「美しい歌だと思った」と評していただけて、吃驚しつつも有り難く思いました。
また、第Ⅴ部の「独我論」の中で今まで言及されていなかった歌も引用していただけて、とても嬉しいです。
角川『短歌』令和5年8月号の「歌集歌書を読む」のページで、『カインの祈り』を取り上げていただきました。
評を書いてくださった小林信也さんに「信仰の力の大きさを思う」とお言葉をいただき、大変有り難く存じました。
東郷雄二先生のサイト【橄欖追放】で『カインの祈り』の歌集評を書いていただきました。
医師とのやり取りで生じたモヤモヤ、またはふと心が通い合った機微など、深く読んでいただきました。そして、信仰が私の中でいかに支えになっているかも、丁寧に読み解いていただきました。
医師とのやり取りで生じたモヤモヤ、またはふと心が通い合った機微など、深く読んでいただきました。そして、信仰が私の中でいかに支えになっているかも、丁寧に読み解いていただきました。
ラジオ石巻の【たんたか短歌】(塔短歌会の近江瞬さんがメインパーソナリティ)の7月4日(火)午後7時〜の放送(再放送は7月8日(土)午前8時半〜)で、私の歌集『カインの祈り』を取り上げていただくことになりました。
番組後半の[みんなの題詠]コーナーでは、「言」の題詠も募集しています(6月26日(月)午後1時〆切/投稿先は、tanka@fm764.jp まで)。
※ ラジオ石巻は、パソコンではラジオ石巻のサイトからサイマルラジオで、スマホの場合は、ListenRadio等の無料アプリをインストールするとお聴きいただけます。
番組後半の[みんなの題詠]コーナーでは、「言」の題詠も募集しています(6月26日(月)午後1時〆切/投稿先は、tanka@fm764.jp まで)。
※ ラジオ石巻は、パソコンではラジオ石巻のサイトからサイマルラジオで、スマホの場合は、ListenRadio等の無料アプリをインストールするとお聴きいただけます。
もうかれこれ16年ほどのお付き合いになる、もまゆきゅ(Monkeymind You Cube Band)の作曲家・アレンジャー・ギタリストの、たにふじゆういちさんに『カインの祈り』より一首鑑賞を書いていただきました。音楽をなさる方でないと書けない深く掘り下げたご考察をいただきました。
澤本佳歩の第一歌集『カインの祈り』が明眸社より上梓の運びとなりました。
2007年〜2022年までに詠んだ短歌の中から353首を収めました。(内、47首は完全未発表の作です)
百円の工賃の重み噛みしめる仕事を終えてジュース買うとき
健常に見えると励ますやさしさの底を流れる偏見を嗅ぐ
「再発をしてたら治療あきらめる」テレビ観ながら母に呟く
いずれ来る死を主のもとへ帰る日と恐れぬわれに医師の頷く
充血の眼にて追うハンセン病歌集に見える盲(めしい)の生活(たつき)
【装幀】花山周子氏
【カバー写真】澤本佳歩(著者撮影)
【栞文ご執筆者】堀田季何氏、冨樫由美子氏、西巻真氏
[定価2750円(税抜き価格2500円)/2023年3月27日発売]
Amazon等で購入できます(検索エンジンで調べると、ネットでの取り扱い店が分かります)。
また、HonyaClub で注文すれば、ご指定の書店で受け取ることもできます。
よろしくお願いいたします。
2007年〜2022年までに詠んだ短歌の中から353首を収めました。(内、47首は完全未発表の作です)
百円の工賃の重み噛みしめる仕事を終えてジュース買うとき
健常に見えると励ますやさしさの底を流れる偏見を嗅ぐ
「再発をしてたら治療あきらめる」テレビ観ながら母に呟く
いずれ来る死を主のもとへ帰る日と恐れぬわれに医師の頷く
充血の眼にて追うハンセン病歌集に見える盲(めしい)の生活(たつき)
【装幀】花山周子氏
【カバー写真】澤本佳歩(著者撮影)
【栞文ご執筆者】堀田季何氏、冨樫由美子氏、西巻真氏
[定価2750円(税抜き価格2500円)/2023年3月27日発売]
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また、HonyaClub で注文すれば、ご指定の書店で受け取ることもできます。
よろしくお願いいたします。