LUNACY

cygnus' blog

『独立少年合唱団』

2005-12-31 09:10:51 | 映画
昨夜、この日記を書いた直後、パソコンのACアダプターが御臨終(笑)。
今日は、2005年最後の(休日)出勤(笑)。
当たり前だ。2005年はもう、今日しか残ってない(笑)。

で、夕方、↑のアダプターをサポセン送りにしたあと、2005年最後の映画館での映画鑑賞@シネマ・アンジェリカ(渋谷シネマ・ソサエティがリニューアル)。
2000年日本。
仙頭武則プロデュース。
公開時に気になっていながら、観られなかった作品。
伊藤淳史の初スクリーン主演&藤間宇宙の初主演かな?

少年友情モノ。
時代設定は、1970年頃。
事情あって親のいない子どもたちの集まる、基督教系全寮制男子中学校。
グリークラブのリーダー(藤間)と仲良くなる転校生(伊藤)。 元革命闘士の顧問。
この三人が織り成すストーリー。

なんか、一言でいうと「イタイ」映画なんですよね~。ノスタルジーに浸っちゃいけないって意識がにじみでている感じ(笑)。そして、少年期のアンビバレンスを、ナントカして描きたいという意識が伝わってくる感じ。どことなく、スベッている感じ。
それに、二時間強の映画なのに、かなり長く感じました(笑)。

藤間くん(その通り日舞の藤間流の御曹司だと思った)。肌がキレイだね(そこかよっ(笑)!!)。
他の少年も大人も、とりあえず、科白回しや演技がこなれてなくて、ぶっきらぼうだったり、唐突だったりすることがあったのは残念。

池辺晋一郎の音楽は良い。というか、もうベテランだよね。
合唱がテーマだから、そのシーンも多いのね。
ヤスシ(藤間)が、声変わりしちゃった自分を自分で拒絶しちゃう(初めは)ボーイソプラノのコの役なのね。
で、自分の声変わりを自分で気付くのが、他校女子チームとの合同練習。
曲は、『大地讃頌』(笑)!!
コレ見て、僕の過去を自分で思いだしちゃった(恥)。
オイラも、声変わりしたあとも、高い声の出る聖域じゃなくて声域(笑)を維持しようとして、大地讃頌のソプラノパートを、一人で勝手に「秘かに(笑)」練習してたもんな(笑)。高校入っても、まだしばらくはやっていた記憶あるもん(爆)。


では、皆さん。よいお年をo(^-^)/
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"DEAR WENDY"(ディア・ウェンディ)

2005-12-31 09:09:56 | 映画
29日→30日も徹夜仕事して、家に帰ってシャワー浴びて、寝て昼過ぎ起きて、また仕事へ。
で、何故かはかどる(笑)。
んで、夜になって、帰りがけに観たのがこの映画。
興行的には転けたようで(苦笑)。4週間で終わり(来月6日まで)&上映回数削減の憂き目に。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグヴィル』のラース=フォン=トリアーが、今回は脚本だけを担当しています。でも、監督じゃなくても脚本を担当するってことはね、その通り、エグイです(笑)。薄まってますけれど。

主役は、ジェイミー・ベル。『リトル・ダンサー(原題: "Billy Eliot")』の主役です。
幼さはなりを潜め、大人の入り口の青年(だけれど、ちゃんとsensitiveなの(笑))になりましたっ。

フライヤーのコピーには、アメリカの銃社会を批判しているってなってます。その通り。でも、それは、表層上。
きちんと台詞と文脈を読み取ると、アメリカの(ブッシュ政権の)体質を皮肉っています。
ラストは、救いがないんだけれど、カタルシスはあるって感じ。

それから、この映画は、音楽が素晴らしい!!
随所で適切な音楽。
圧巻はラスト。
Dick(ジェイミー・ベル)が撃たれて死ぬときに、銃創をみて“Wendy....”のささやき。
そのシーンで"Glory Hallelujah"(日本では♪権兵衛さんの赤ちゃんが風邪ひいた~ の替え歌で有名)が流れます。
これだけで、オイラ、knockoutされました。

『ダンサー~』ほどのパンチはなかった気もするけれど、オイラ的には評価の高い一本でした。
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