
『28歳の革命』と『39歳別れの手紙』
スティーブン・ソダーバーグ監督。
ベニチオ・デル・トロが、2008年カンヌ国際映画祭主演男優賞。
立て続けに見ました。5時間近く暗闇の中。狂ってます(爆)。
時系列にこの順で見た方がいいでしょう。
タイトルの通り、チェ・ゲバラの生涯を描いた映画。
革命のための武力闘争・ゲリラ戦は、カリスマというか信頼を集める人なくしては成り立たないことを、当たり前なんだけれど認識させられる映画でした。
そして、かつ、今なお中南米で人気が高いってのも、考えればスゴイはなしなワケで。
また、ゲバラの演説の中身でもあるえけれど、アメリカに搾取されている中南米という構図は今なお変わらず。
んでも、武装闘争による革命ってキューバでは成功したけれど。
古今東西、この手の闘争って成功した方が少ないような気はする。
今回もキューバ編で描かれているように、国の内部が腐りきっていて他国も援助しないときには成功するってコトなんだと思う。
ゲリラ戦しながらでも、トロツキーなどの理論武装の本を読み続けるのもスゴイ。
また、一方で、ゲバラの日記が処刑の時に没収されたり処分されなかったのもある意味スゴイ話だよね。
また、今回は少しだけしか出てこなかったけれど、革命闘士が「この戦いは何のため?」モードになっちゃうこと。
普通の戦争でも多いんだろうけれど、それでもなお自分を納得させるモノって、こういう時に精神面で必要なんでしょうね。
揺らいでばかりいたら、集中力とかも切れて、命が危なくなりますよね。
あと、手持ちカメラ時の視線の基点・目線に注意!!ですね。この映画は。
外からの横からの視線じゃないことが何回もあります。
それにしても、銃撃戦ってどうやって撮影しているんだべ?
石を飛ばしているんかな? CGだけ?
テクニカルな部分よく知らないんだよね(汗笑)。
あと、大規模な山岳ロケ。
『いのちの戦場―アルジェリア1959―』なんかもそうだけれど、スゴイね。