LUNACY

cygnus' blog

『バーダー・マインホフ』

2009-08-06 23:01:31 | 映画
@シネマライズ2F

ドイツの赤軍ネタです。

1960~70年代ってのは、イタリアの赤の旅団とかもあって、武装闘争左翼が暴れていたのですなぁ~。
仏でも69年はかなりドンパチやっていたみたいだけれど、もと枢軸国の日独伊がこの手のテロ走りの度合いが強かったのかな?(よく知らない)

映画にも出てきたけれど、72年のミュンヘン五輪ってのは、凄まじい環境の中で開催されたのですなぁ~。

とりあえず、国際根拠地論(?だっけ?)みたいなオハナシも出てきてました。

とにかく、
塩見隆也サンの感想と解説を聞いてみたいな、という感じの映画でした。


メインの闘争家カップルが、森恒夫に永田洋子に見えてきてしまうし(汗)(ってこれは連赤ができてからの人たちだけれど)。
んでも、このカップルの男のほうが、法廷闘争始まってから頭がよくなっている・思想がちゃんとしてきているのが、ちょいとワカラン。
というか遅すぎ(笑)。


リーダーってのは、人望と頭脳の両方が必要だということは、よくわかる映画でした。

あと、武装闘争やテロも、経済のバブルみたいに、<誰にも止めることができずに>【行き着くところまで・極限行ってしまう】性質のあるものなんだろう、ということもあらためて感じました。


若松孝二のあさま山荘、
スティーブン・ソダーバーグのチェ・ゲバラ、
それとコレを比較すると、テロの実行シーンは多いのだけれど、コレが内容のストーリーの詰めが甘いというかもっと緻密な描写して欲しかったかな。
内容の濃さでは、やはり若松サンかも。ただそれは日本人だからかも。


それにしても、革命ネタ好きなんだな、オレ(爆)。
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