LUNACY

cygnus' blog

大多喜町庁舎・今井兼次先生の遺産

2012-07-28 00:27:21 | 街・散歩・小旅行
本当は、庁舎改修前に来るべきだったのでしょうが、かなわず、改修(ならびに背後敷地に増築)後となってしまいました。
昭和34年度建築学会賞受賞作の大多喜町庁舎です。

こんなイベントがあったので、何も考えず、参加してきてしまいました(笑)。アタシは、建築業界人ではまったくございません(笑)。
http://www.kentikuka-forum.net/keireki/f111_2012/f111_2012.htm

増築部分については、各所誰もが書かれるでしょうし、あまり、個人的に萌えなかったの省略させていただきます(笑)。
また、5月末に仕事で清瀬にある大林組の研究所を見学してしまったので、なおさら新味が感じられなかったのかと思います。

というわけで、今井兼次先生の名残特集です(笑)。

まず、庁舎入りたて。
明かり取り窓。


各所に使われている窓の鍵と枠。
結局、コレは、ガラス入れ換え、レール改修(ステンレスに交換)、車交換し、再利用ということになったそうです。
でも、ホント、センスの良いもの使ってらっしゃいます。

会議室天井。
ちょっと、東京文化会館を思わせますね(笑)。

議事堂。

床まである窓から、こういう素敵な庭園の眺められる議事堂って、全国広しといえど、他にあるのでしょうか?

天井の梁にもこだわりがありまして、

このような、意匠がほどこされているのであります。
そして、圧巻なのが、

扉の取っ手のところ。東洋学園の壁画でおなじみ、フェニックスが用いられています。


屋上に参ります。
モザイクのオンパレードになります。
皇居三の丸公園・桃華楽堂や、東洋学園大学の壁画よりは小ぶりですが、長崎二十六聖人の教会などでおなじみ、今井兼次先生の作品につきもののモザイクです。

屋上出口東側
同じく西側
このモニュメントもガウディの影響でしょうか。。。。

そして、庁舎エントランス。

これも、屋上のモニュメントと同様の意匠が用いられています。また、星形の穴ですが、大多喜町のマークの星形(5つの自治体の合併によるため5極の星)を引用したものと思われます。

S字カーブを描いた梁が特徴となっています。


とりあえず、残されるべき遺産は、ちゃんと残されているように感じました(素人目ですが(汗))。
平日しか見学できないので、貴重な時間を活かせたかなと思います。
Comments (2)
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