LUNACY

cygnus' blog

外山啓介デビュー10周年ピアノ・リサイタル

2017-10-01 00:28:18 | ピアノとクラシック
@サントリーホール

セットリストは次の通り。オールショパンプログラム。

<本編>
ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」
バラード第1番
ノクターン第20番「遺作」
幻想即興曲
ポロネーズ第7番「幻想」
舟歌
ピアノ・ソナタ第3番

<アンコール>
ワルツ第7番
シューマン/リスト「献呈」(※)

※この曲だけは、ショパン以外。聴衆・ファンの皆様へ感謝の意を込めてとのこと。

トータルで、感想を書いておくと、そつなくこなした感じかな。
10年前との比較で書くと、打鍵ミスもなくなったし、無駄に叩かなくなったし、ダンパーペダルの踏み込みも適切になったしと思うし、<奏でている感>が出てきていると思うのです。
ただ、その、迫力というかメリハリがもうちょっと欲しかった気もします。
あっさりばかりでなく、濃い部分が欲しいというか。抽象的表現で申し訳ないんだが。
昔は、やんちゃというか、向こう見ずで突っ走っている感が、オイラを引きつけていた・圧倒したのだろうから、なおさらそう思うのかも。
ファン仲間は、後半スタミナ切れとか診断していたけれど、そうなのかな?う〜んむ。むしろ温存して抑制していたんじゃないかというのが、僕の見立て。

これはホールの問題だと思うのだけれど、どうもこの前の大幅リニューアルで、音場設計が変わったのかな?吸音するようになったのか、音が上の方に抜けるようになったのか、以前より、1階席では、音が小さく聞こえる気がする。連れのファンも同じ意見だったし。
グワッと展開するように弾いているようにみえたところて、そう聞こえなかったのは、このせいじゃないかな。

あと、プログラムの署名を見て、彼は達筆だよなと思った。
んで、そのプログラムと同時に渡されたフライヤによると、来年2月の橋本(神奈川県相模原市)公演がラストで、3月にトッパンホール。


花はプロデューサーの中島さんから。本公演では、サイン会でも側にいらっしゃいましたね。ほか、いつものマネージャーさんのほかに、エイベックスからも人員が派遣されていて、やっぱり、サントリーを埋めるコはすごいよなと、終演後にも実感。どうでもいいけれど、花の送り主肩書きで思ったけれど、中島さんもこの10年で出世された?
ちなみに↑の花で、ファンクラブ組織ないことにいまさら気がついたw。
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