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ルイス・オルテガ監督
ペドロ・アルモドバル製作
舞台は1971年のアルゼンチンで、実話(少年による連続強盗・連続殺人)がもとになっています。
ポスト・ティモシー・シャラメとの呼び声高いロレンソ・フェロ主演(本作デビュー)。ただ、ビジュアルについては、髪型やメイクによる割り増しがありそう(毒)。
作品トータルで、貴方が観たいモノはコレでしょ的な、なぜ観たいと思ったのかを映画を観ながら気づかせられる的な、そんな感じになった気がする。僕の無意識に入り込んできたポスタービジュアルに偽りなしということか(苦笑)。
僕にもっとキリスト教の知識があれば、より深くこの作品を理解できたかも。ただ、聖書の引用は、文語にして欲しかったかなぁ...(でも、そうすると伝わらないのか...)。←「求めよ。さらば與へられん。」
衣装。アルモドバルのプロデュースとはいえ、ジャン・ポール・ゴルチエではなく、ジュリオ・スアレスという人。
美術も含め、原色鮮やかなコーディネートも多く、やはりツボ。
カルリートスに丸首でハイネックやミドルネックのトップスを多く着せて、キャラクターを表現。
たびたびのダンス。アルゼンチンは、タンゴが有名だけれど、ああいう形で人びとにダンスが息づいている国なんだろうなぁ。
赤いボクサーブリーフ。勝負パンツ(笑)。グッズ販売にワロタ。
好意を伝えるのに、(チェ・ゲバラとカストロでなく)エビータとペロンという譬えがニクい、でも、「何言っているんだよお前」的な反応。せつなくて印象に残ったわ。
原題は、「天使のような(美少年)」という意味なのか?
どこかの安っぽい歌の歌詞にようになっちゃうけれど、君は僕のエンジェル的な意味なのか?両方をかぶせているのか?