サントリーホール
指揮:広上淳一、ピアノ:外山啓介
セットリスト
<秋山和慶氏追悼演奏>モーツァルト:ディヴェルティメント K.136 第2楽章
武満徹:『乱』組曲
伊福部昭:リトミカ・オスティナータ~ピアノとオーケストラのための
<ソリストアンコール>チェレプニン:10のバガテルより第4曲
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43
<アンコール>シベリウス:悲しきワルツ Op.44-1
もう1週間以上経ってしまいましたが(汗)、メモ残しておきます。
言うまでもなく外山啓介くんのファンだから聴きに行ったワケです。
ちなみに、札幌交響楽団を聴くのはたぶん2度目。一度、外山くんと共演したとき、Kitaraに行っていると思う。
それらもさることながら、演奏される曲目が、かなりレアというか、普段、聴けないでしょコレは、という並びだったから。
そういうわけで、日本人の現代作曲家もちゃんと腰を据えて生演奏で聞いたのは初めてで新鮮でした。
シベリウスも、ちょうど四半世紀前にフィンランドへ旅行したときにミュージアムへ行っていながら、これも生演奏でちゃんと聴くのは初めて。やっぱり、西欧とも東欧ともロシアとも違うんですよね。一緒に行った人がエラく感動していて、何かわかる感じ。
外山くんについて触れておきますね。
伊福部さんも北海道出身ということも選曲に影響しているのでしょう。
この伊福部さんの曲、なんか、北海道で外で子どもたちが楽しそうに遊んでいるような、そんな情景が浮かんできそうな曲に感じました。
ただ、ピアノのパートがとにかく高音域が多い印象で、鉄琴が鳴っているのに近い(いや確かにピアノなのだけれど)ものを感じた瞬間があったのと、あと、高音では仕方ないと思うのだけれども音のボリュームでオーケストラに負けそうになっちゃってたところがあるかも。
でも、外山くんが、西欧古典の大御所作曲家のコンチェルトではなく、こういう作品を弾いてくれて聴く機会があるのはうれしい。