CINEMA NEKO
ビクトル・エリセ監督
2023年カンヌ国際映画祭プレミア上映。
監督の31年ぶりの長編。
フライヤーに「詩情豊かに綴られるワンシーン・ワンカット」とあるけれども、本当にそんな感じ。
テンポがゆっくりの映画なのは、氏の作品群から想定していたけれども、本作後半はそれをあまり感じませんでした(つまり眠くならなかった)。
ラストは、観客が自由に考えてということなのだと受け取りました。答え合わせをするものでもないし、複数の可能性を併存して意味を保留し続けるのもありということかな。
ニューシネマパラダイスじゃないけれども、映画への愛を感じる作品でもありました。