毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「野菜の力」2014年12月13日(土)No.1052

2014-12-13 19:15:20 | 日記

「強い日本を取り戻す!」という言葉は、

私には偏狭な力に頼る単純さと野蛮さを是とする表現に映ります。

実は、その真逆の存在が私の部屋にいるんです。

 

↓これなんですけどね。スーパーの食品トレイに少しだけ水を入れ、

大根、ニンジンの切れっぱしを置いたものです。

右端の大根はトレイに入れて2週間ほど。

真ん中の人参は1週間。

左端のは昨夜切られた新参者の人参。

大根の葉が黄色くなってきたので、どうしたのかなと裏を見たら、

何と小さな虫が膜を張っていました。

ズバッと切られた中心からすくすく育った葉っぱもスゴイ。

その葉っぱのどこかにくっついて大きくなる虫もまたスゴイ。

 

真ん中の人参は(まさかね、葉っぱは出てこないよね。でもまあ、念のため)と

大根の隣りに置いたものです。

緑色とオレンジ色が可愛く引き立てあっているだけで十分だと思ったんです。

しかし、2日後、中心から小さい緑の葉が芽吹きました。

ちょん切られて、ほんのちょっとだけしか残っていない人参のきれっぱしから

命が姿を現したのでした。

それを見た時は、(うっ)となり、

(ごめんね、人間の勝手にして。これからもずっと勝手にし続けていくけど)とか、

ブツブツ心で言い訳しました。

どのみち、まもなく命は尽きます。

しかし、人参も大根も、ベストを尽くして終わるって言うか、

自然の力を最後の最後まで出し尽くすのですね。

 

命をいただく私も、とことん全部食べて恩返ししようと

大根の皮でも何でも全部食べることにしました。

↓ベランダで天日干しできるときはそうしますが、雨の日は室内で乾かします。

大根の皮は、数日干すとポリポリとした歯触りで、

信じられないくらい美味しくなるのを発見しました。

漬け物に混ぜてもよし、煮物に混ぜてもよし。

柿の皮も干しています。

ちょっと干してそのまま食べたら、美味しかったです。

一応、なますに入れようかと思っていますが、その前にぜんぶ食べてしまいそうです。

ありがとう。豊かな命をいただきます。

 

 

 

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「期日前投票に行ったことやら」2014年12月12日(金)No.1051

2014-12-12 21:13:12 | 日記

昨日、淀川区役所に行って期日前投票をしてきた。

期日前投票はいい制度だと思う。

選挙の公示日から選挙の前日までかなりの期間があり、今回の選挙では、

12月2日から13日の12日間、通常朝8時30分から夜8時まで自分の都合に合わせて

選択できるのが気持ちいい。

この便利さが衆知徹底したら投票率も少しは上がるかも知れない。

しかし、低投票率の根本問題は、日本国民の政治への無関心さ・無責任さだ。

 

オーストラリアでは中学校で模擬選挙があり、

本物の政党に対して自分がどう判断するのかを何週間もかけて授業で議論し合い、

考えを練り直し、最終の選択をするという。

こうした訓練は欧米の多くの国でしていると聞く。

日本人の政治への不信というより無関心・無責任さは、教育によって改善されるだろう。

しかし私が教員だった時、同僚の多くは、

「教師は政治的に白紙でなければならない」と信じていた。

政治的に白紙とは、つまり、何の考えもないということだ。

つまり、アホ状態ということだ。

そんなアホ教師に政治教育ができるんであろうか。

もし、日本で政治教育をするようになれば、今は別の意味で不安がある。

「日本国家への愛国心と忠誠心を持ち、政府の言うことに従順に従う」政治教育が

為されるという心配だ。

今は教員組合への加入者は非常に少ない。

組合の壊滅状態にあって、国家の教育統制に真っ直ぐに立ち向かう重責は

全て個人の肩にのしかかってくる。

そんなに自立した個人が教師に多いとは、私には残念ながら思えないのである。

現職の教師の方、読んでいらっしゃったら是非反論してね~♡

 

↓期日前投票所の淀川区役所1Fには段ボールで作られたガンダムがあった。

東淀工業高校の生徒たちの作品だそうだ。(いいね!)

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「ノロの次はプール熱だ…」2014 年12月3日(水)No.1043

2014-12-03 23:36:17 | 日記

身内に小さい子がいると、病気に詳しくなる。

10月、保育所に入る直前にノロウィルスに罹った孫娘、

今度はアデノウィルス(プール熱)だ。

もう1歳2か月になった孫娘は、丈夫に育っているせいか

ノロの時に比べてかなり元気だ。

症状も吐くわけでなく、ただ顔がグチャグチャになると言っては失礼ですけど、

目ヤニが出て瞼が腫れ、つねに鼻水がダラダラ出て、仕上げによだれも甚だしい。

↓昼寝から起きたばかりで、腫れぼったい顔をしつつも愛想よく笑う孫。

 

保育所でたくましく鍛えられているのも感じる。

1週間前に会ったときにはまだ歩けなかったのに、

昨日行ったら、ヨロヨロと歩いていた。

↓立ってテレビを見るという高度な技もできる(10秒ぐらいですけどね)。

 

↓よだれを垂らしながら階段登りで遊ぶ孫。   ↓やっぱり目が腫れぼったいなあ。

 

 

自分の部屋の中をこのようにハイハイして歩く生き物がいたら

誰しもたいへんな刺激になるだろう。

新たな生命は既に長い人生の時間を蓄積している生命体に対して、

確実に何かものすごいものを与える。

子どもがいたら、大人が元気になる所以だ。

 

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「万博公園にお出かけ」2014年11月25日(火)No.1036

2014-11-25 11:37:52 | 日記

一昨日、23日に娘&孫娘と万博公園に行ってきた。

もともとは、公園の傍の阪急ホテル・エキスポパークで

「関西よつ葉連絡会」主催の集会と昼食会があり、

娘が孫をつれて行くと言うので、

(伝い歩きの子どもを連れての参加はたいへんだろう)と、娘を慮って志願したのだ。

実は、最近は「生産者と消費者を結ぶ産直野菜」とか、面倒くさい気持ちが勝っていた。

子どもが小さいときには千葉の産直無農薬野菜を配達してもらったりもしたが、

それは子どものために安全な食べ物を食べさせたい一心でしたことだ。

自分だけなら、けっこうどうでもいい。

この「子どもを生かすために最善を尽くす」というのは母性パワーというものだろう。

もし、このパワーが枯渇するならば、次世代に子どもが育たない。

自分が子どもを授かって、初めてそのような気になる女性も多いだろうが、

その体験をきっかけに、自分の子どもだけでなく、

どこの子も可愛く思えてくるのが母性パワーのすごいところだ。

我が娘も今、気合を入れて母性パワーを発揮している。

(もちろん、子を産まなくても天性の母性を持つ人もいる。そして、時には男性も)。

 

会場に着くまで知らなかったが、

何と、全体会のホールではC.W.ニコルズさんが講演してしていた。

残念ながら、娘が参加したのは

「もず・はとの間」の尼崎の分科会だったので聞けませんでした。

娘が「もず、はと…。もっといい名前無いんか?」

と百舌鳥・鳩差別とも取れるつぶやきをしたのを私は聞き逃さなかった。

でも、上関から来た若者(祝島出身のUターン組)の熱い発言や、

祝島の暮らしぶりを紹介されて、めちゃ影響を受けた(ああ、祝島で暮らしたい)。

下は祝島近辺の瀬戸内海に棲むというスナメリの帽子をかぶった孫娘。

集会後、生産者と消費者が昼食会で交流。

阪急ホテルエキスポパークの食事会場で、産直の素材ばかりの豪華メニューを、

なんとバイキング形式で食べ放題し、

大大大満足の三人(孫娘は小さいくせに、たいへんな大食いである)だった。

 

その後は、万博公園で紅葉を愛でつつお散歩。

好天に恵まれて、家族連れ、カップル、友人同士や、紅葉を撮影する人など、

「これぞ普通」という和やかな風景だ。

こういう温かさには、ついモジモジしてしまう。

幸せを享受することに慣れていないっていうか(笑)。

しかし、これは明らかに至福の時だった。

 

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「大連からの便り」2014年11月20日(金)No.1034

2014-11-20 14:24:53 | 日記

うわ~、大連てこんななのか~。

帝政ロシア時代の統治や日露戦争後の日本による支配など、

いくつもの辛酸を舐めてきたこの街には、その名残の建築物があるとは聞いていたが。

それにしても、左端に写っているのは何?山査子(さんざし)の串刺し?

 

6月に江西財経大学日本語学科を卒業した約30人の若者たちは、

中国全土に散って行ったが、

その中で北に向かったグループの一人、劉慧さんから大連便りが届いた。

↓わざわざ私が大好きな蓬(よもぎ)を前にして、撮ったという。

空がきれいだ。

 

↓もう、こんな暖かいダウンコートを着ているんだなあ。

大連は遼東半島の南端に位置し、緯度は日本の陸前高田、気仙沼と同じくらい。

ということは、日本の東北の人たちももう、こんな服装なんだろうか。

このドアは大学の寮ですかね。

 

↓劉慧さんが大学院に進学した大連外国語大学のキャンパス。

銀杏並木が美しい。

↓ここもキャンパスだという。中国の大学キャンパスはとにかく広い!

 

というわけで、来年春、アカシアの花咲くころ大連に遊びに行くことにした。

楽しみ、楽しみ~

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「生まれて初めて上海に降り立った」2014年11月9日(日)No.1024

2014-11-09 21:29:01 | 日記

↑上海市内。豫園の近くの通り。いかにも「しゃんは~い」という豫園の建築物の屋根を模したビル。

 

今まで20回以上上海を通った。しかし、いつもただ通り過ぎただけだった。

今回は荷物も少ないし、ちょうど4年生の余立君さんが

上海での実習を10月末で終えるという。

11月1日の夕方、私は満を持して上海の浦東空港から市内に降り立った。

と言っても、余さんと友人の周さんが(またしても周さん。周恩来の周と思うとすぐに覚える)、

周さんの会社の車で迎えに来てくれて(こんなこと書いていいのか)、

自動的に運ばれただけである。

 

空のダイヤが乱れているとかで、夕方5時に着くはずが、南昌で1時間半待機し、

上海着は6時半過ぎになった。それくらいのズレはもはや何でもない。

今まで、もっと、もっと、長時間待たされたことが何回あるだろう。

その夜の市内では、3年前広州市に行ったとき泊めていただいた余さんのお母さんが、

何と、いつの間にか上海に引っ越していて、夜の食事をご馳走してくださった。

広州では伝統の飲茶の数々をいただいたが、

今回は鶏肉をお酒に漬け込んで蒸したもの、とんかつをレタスでくるんだようなもの、

中国にしかない野菜など、そのレストランのお勧め料理を適度に頼んでくださった。

立君さんのお母さんは、薬膳に詳しく、一般的な中国人の注文の仕方とは異なり、

余って困るほど無駄に注文しない。

常に身に赤い何かを身に着け、背筋をまっすぐにして座る余さんのお母さんは、

見ただけで、生きていくための自分の哲学を持っていると思える人だ。

お母さんは、自宅からペットボトルに入れて持ってきた自家製紹興酒を取り出し、

店員さんにグラスだけ持ってきてもらって、私たちは乾杯した。

こういうことが普通にできるのが中国のいいところだ。

 

その後、10時前に私たちは周さんの(会社の)車で、外灘観光に出かけた。

10時半過ぎに着いたが、まあ、夜だというのに何とたくさんの人々が…。

外国人が多い。時々、日本語も聞こえてくる。さすが上海!

4年間居た南昌ではそういう体験はただの一度もなかった。

11時になると、超レトロな時計台の時計が

ボヨ~ン、ボヨ~ンとネジが外れそうな音を出した。

それを聞いた後、観光地を離れ、地元の人たちの夜のお楽しみの場に移動した。

 

着いたところは、南昌の横町にも随所に見られる庶民の食堂街だった。

この食堂街は地元でとても人気があり、朝の3時まで賑やかだという。

中には夜10時半にオープンし、

お爺さんが一人で200食だけ作っているというラーメン屋さんがある。

10人以上の人が行列を作って待っていた。

並んででも美味しいラーメンが食べたいのだろう。

私にはそういうこだわりは全くない。

お爺さんは息子がいて、店の収益金は息子の留学の仕送りになっているそうだ。

 

↓写真のワンタン屋さんも有名なんだって。

 

確かに美味しい。

夢中で食べているうち、ハッと気がついて写真を撮った。

水餃子をゴマダレで食べているような感じ。こんど自分でも作ってみようっと。

 

今回泊めてもらったのは余さんのお兄さんのアパートだった。

お母さんの家は郊外にあり、市内から2時間もかかるので、

お兄さんが市内にある便利な自分のアパートを提供してくれたのだった。

いつもこのように他人のお世話になって生きていくワタシ。

本当にどうもスミマセン。

 

↓お兄さんのアパート。部屋に階段があったりしてオシャレというか。

月々、3500元の家賃だそうだ(高っ!)。

大学卒初任給が3000元から3500元が普通だと聞いたことがある。

 

 

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「4か月ぶりの江西財経大学・その1」 2014年11月5日(水)No.2022

2014-11-05 21:34:36 | 日記

10月29日午前の「廬山友誼賞」授賞式は1時間ほどであっさり終わった。

下の江西財経大学新聞に関連記事が載っている(中国語ですけどね)。

http://news.jxufe.edu.cn/html/20141027/n7743289.html

 

さあ、用事は終わった。

午後は晴れて財経大学のみんなに会いに行ける。

7月初めに南昌を発ったときには、全く想像もしていなかったが、

4か月後、また江西財経大学にやって来た。

懐かしいと言うには、まだ、あまりにもお馴染みの風景ばかり。

まるで昨日の続きのような錯覚を覚える。

 

↓日本語学科の学生たちが毎日勉強している第二教学楼とクスノキ。

もうすぐクスノキの黒い実が歩道に落ち、

通る人々はプチプチ音を立ててその実を踏みつぶすだろう。

 

↓4年前に赴任したばかりの時、掃除スタッフはゴミを素手で処理していた。

怪我でもしないかハラハラしたものだ。

2年ほど前から皆手袋をはめてゴミ処理に当たっている。

日々、刻々と変化する労働や生活の様を自分の目で確かめてきた4年間だった。

ちなみに、今、南昌の清掃員の平均月収は1500元~2000元。

ほとんどが女性、高齢男性である。

日本の大学敷地と異なり、広大なキャンパスを毎日掃除する。

南昌に吹く風はきつい。加えてクスノキの葉は春、秋の2回落葉する。

決して楽な仕事ではない。

 

↓浙江省の西湖の向こうを張って江西財経大学には「東湖」がある。

全中国から観光客が殺到することもなく、

朝の授業前、ひたすら教科書を音読する学生たちがここに集う。

この写真は1時間目が始まってから撮ったので誰もいない。

 

↓外国語学院センターの前にあるペンギン池。

一年生のとき、この池を「ペンギン海」と言っていた学生もいたなあ。

もう卒業しちゃったけど。

奥の赤い車は陶萍先生のマツダのような。

今回、陶先生はどこに行くにも自分の車できっちり私をサポートしてくださった。

感謝、感謝!

(続く)

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「感動し過ぎて表現できない6日間」2014年11月4日(火)No.1021

2014-11-03 10:52:41 | 日記

おととい11月2日午後11時前に我が家に着いた。

翌朝すぐにでもブログに経験談を載せようと、ブログを開いたが、

まもなく書くのを止めた。

うまく書けない。表現できないのだ。

無理に言えば陳腐になるが、『熱いもてなしに心震えた』とでも。

そんな安っぽい言葉で書くのがもったいないくらいの思いを今回私はさせてもらった。

 

しかし、へたくそながら今日は少しでも書こう。

今回私の日程は、ザックリ次のようなものだった。

10月28日(火)午後:関空発-上海浦東経由-夜8時:南昌着。江西飯店宿泊。

10月29日(水)午前:江西飯店で江西省政府主催「廬山友誼賞」授賞式

           午後:江西財経大学日本語学科職員室に向かい、先生方と再会

10月30日(木)午前:財大3年生との交流、午後:新1年生との交流

           夜:南昌八一公園日本語コーナーグループの宴会

10月31日(金)午前:江西農業大学袁老師のお宅にお呼ばれ。

           午後:財大2年生との交流、 

           夜:校内日本語コーナーに参加

11月1日(土)午前:八一公園日本語コーナーに財大生8人とともに参加。

           午後3時半:南昌発ー上海へ。

           夜:上海で4年生余立君さんのお母さんに御馳走になる。

           深夜:余さんと友達の周さんに案内され外灘観光

               地元の人向けの屋台通りで名物ワンタンを食べる。

11月2日(日)午前:余さんの案内で豫園観光

          昼:アパートに戻り、上海で評判の鴨肉ラーメンを食べる。

          夕方上海発-大阪関空午後9時着 10時50分:自宅到着

 

 

 

取りあえず、南昌市内八一公園の日本語コーナーグループのことから始めよう。

 

南昌に行ったら、必ず毎週土曜日にある八一公園日本語コーナーには行こうと決めていた。

日本語を学びたい中国人たち、それに応えたいという日本人たちが、

会員制でも何でもなく、ただ自前で集まり、日本語で話すだけの青空日本語教室だ。

私の4年間の生活は、江西財経大学での仕事と、

八一公園日本語コーナーのボランティア活動が2本の柱だった。

この日本語コーナーへは、2012年9月から11月の間、

尖閣国有化問題に端を発する反日デモの嵐で数か月参加できなかった。

しかし、後で聞くと、日本人で八木先生ただ一人が、

その間もずっと続けて出かけていたという。

日本人が行かなくなれば、この日本語コーナーは潰れるという危機感を持ち、

公園に行く途中、日本人だと分からないように気をつけて参加していた八木先生は、

公園に行けば必ず数人の中国人が待っていてくれたと言う。

そうなのだ。そういう中国人が必ずいるのである。

 

そんな中国人や日本人の仲間たちが、30日(木)の夜、平日で忙しいにも関わらず

南昌市内のレストランで歓迎パーティーを開いてくれた。

 

[10月30日夜のパーティー]

↓中国式ディナー。白酒(バイチュウ)を飲みながらも、皆さんだまだ冷静な表情だ。

江西いすゞ発動機(株)のいつものメンバーの顔も見える。

 

↓左から江西農業大学南昌商学院副学長袁老師、貿易事業家森川さん、江西財経大学陶萍老師、高松日中友好協会から派遣された村杉先生、江西いすゞの久保さん。

ビールは南昌特産の「8°」。

しかし、それは名前だけでアルコール度数は2%台のライトビヤである。

この人たちはそれくらいではビクともしない。

 

 

↓飲むほどに毒舌ジョークが開花する人々。

右から江西師範大学丁勇老師、日本語コーナー大ピンチの際、踏ん張ってくれた江西師範大学八木先生、高松大&岡山大大学院に留学したトウ先生、日本語コーナーの代表劉波さん。

 

 

↓南昌の辛い味の御馳走の中に、こんな悲しげな顔も…。

家鴨さんである。

 

↓家鴨さんは間もなくこのような姿に。食べたのは農大の袁老師である。

とても美味しかったそうな。

 

↓次第に席から立ち上がる人々。

中央のトウさんはいつも人にお酒を勧める名人だが、

この夜は自分もガッツリ飲んでいた。

 

↓しまいにこうなる。

中国南昌のパーティーはとても賑やかで明るい。で、やたら写真を撮る。

 

 

[11月1日八一公園日本語コーナー]

財大の学生たちとともに小雨の中、バス・徒歩で一時間の八一公園に出かけていくと、

すでに20人以上の参加者が東屋で雨宿りしながら喋っていた。

日本人では八木先生、高松日中友好協会の村杉先生はもちろん、

留学生の比嘉さん、江西いすゞ発動機(株)の3人組もいつものように参加していた。

地元にしっかり根付こうとする日本企業の姿勢を体現するこの3人組には、

心からエールを送りたい。

この会社は「江鈴杯スピーチコンテスト」のスポンサーも申し出てくれている。

中日関係の修復があと一歩進めばコンテスト再開に漕ぎ着ける。

(安倍さん、これ以上要らんことせんといてや~)。

 

しまった。写真を撮るのを忘れて夢中で喋っていた。

南昌大学の周先生、会社員で結婚ホヤホヤの周さん、八木先生の愛弟子の周さん、

おっと、もう一人!大切な身内、江財大4年の周文いくさんを忘れてどーする。

とまあ、最低4人は周さんがいたことを無意味に書いておく。

 

飛行機の時間があるので、早めに皆に別れを告げ、江財大の子どもたちと一緒に

いつも昼ご飯を食べていたワンタン屋さんに向かった。

 

↓この店の女主人(左から2番目、撮影のためにわざわざエプロンを外してくれた)

とも久しぶりの再会で記念に一枚。

「小さい子は前に」と李雪さんに言うと、

「私は徐蕾さんより背が高いのに~。」と不服そうな顔をしたので、

すぐに「五十歩百歩」「目くそ鼻くそを嗤う」などの慣用句を紹介する

どこまでも教師の私だった。

 

この後、女主人は「先生のワンタン代6元は要らない」と主張し、

無理やり私のポケットに6元紙幣をねじ込んだ。

私たちはおばちゃんの気持ちに泣きそうになりながらバス停に向かったのだった。

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「行ってきま~す」2014年10月28日(火)No.1020

2014-10-28 08:27:22 | 日記

今は8時半a.m.

あと1時間半後には中国上海行の飛行機に乗るため

自宅を出発します。

中国南昌ではブログを更新する環境がないはずなので

またしても日曜日まで一休み。

デジカメが古臭く思える今日この頃ですが、

それでも愛用のデジカメ、何冊かの本、着替えとお土産のお菓子などを持ち、

(実はまだ荷造りしていない

暑かったり、寒かったり極端な天気の南昌に向けて、行ってきま~す

皆さん、いい日をお過ごしください。

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「明日、中国に行く」2014年10月27日(月)No.1018

2014-10-27 12:07:55 | 日記

私の人生は忙しい、と時々思う。

きっと、周りの働きかけに対して積極的に反応するタイプの人間だからなのだろう。

自分自身は引きこもりが大好きであるにもかかわらず。

 

明日中国に行くのは、

3日前、TOEICの勉強をしていた私のところに

江西財経大学の厳先生からメールがあったためだ。

なんと!としか言いようがないが、

江西省政府が(中国では地方自治体とは言わない)、

江西省に貢献した外国人に贈る「廬山友誼賞」を私にくださるというのである。

(よりもよって、なんで、この私なんかに…)と本気で思うが、

中国の地方政府が「日本人」にこうした賞を授与することの意味を私はプラスに考えている。

これは国家間のぎくしゃくした関係を何とかしたいという思いの、中国側からの意思表示だ。

何度も言うが、日本の多くの人々がそうであるように、

中国人民の圧倒的多数は戦争を望んでいない。

平和友好関係を発展させることを希望している。

今回、それを江西省政府が公言したに等しいと私は考えている。

 

晴れがましい席が泣くほど苦手な私だが、

この急な申し出をありがたくいただくことにした。

実は、私は何よりも学生たちに会いたいのである。

明後日か明々後日には、あの学生たちと再会できるというこの急展開はとても嬉しい。

というわけで、また旅支度だ。

なんか、私って流浪の民だなあ……。

引き籠るの、好きなんだけどなあ。

 

 

 

 

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「英語漬けの日々」2014年10月26日(日)No.1017

2014-10-26 17:09:53 | 日記

 う、うれぴー。終わった~い!

はい、はい、はい。今日、TOEICテストが終わったんですよ。

 

このテスト、8月に申し込んでいたのが、

北海道に行ったり、尼崎でやたらお祭りがあったり、孫娘のノロウイルスやらで、

真正面から勉強を開始したのは先週からだ。

具体的には、用事で出かける以外、

ひたすら朝から晩までリスニングとリーディングの問題を解くのである。

2週間で2冊の問題集をそれぞれ3回ずつ、繰り返した。

間違った所を繰り返し聞いてシャドーイングまでやったりして、

如何にも学生っぽく頑張ってみたのである。

こう書くとさぞや勉強オタクの年寄りと思われることだろう。

しかし、事実は全く異なる(「年寄り」部分は正しい)。

我が姉兄はよ~く理解しているが、

私は、元来、好きなことしかしたくない怠け者だ。

何十年も前の受験期も、のらりくらりと自分の好きな読書などで日々を過ごし、

引っかかった大学でも同様で、掃き出されるようにその大学を出た。

 

私が2週間だけでも朝から晩まで頑張ろうと思ったのは、

中国の大学生(具体的には江西財経大学日本語学科の多くの学生たち)の

勉強ぶりを4年間見続けたことが大きい。

勉強とは、ここまで頑張るものなのか、と初めて知ったと言える。

今現在も、12月の日本語能力試験に向けて、

また、大学院や公務員試験に向けて

多くの学生たちが必死に頑張っていることだろう。

 

ちょうど、海外のシニアボランティア活動に英語が要求されることが多いと知り、

自分に「ボランティア活動に必要だ」と言い聞かせて、

10年以上前に1回受けただけのTOEICに再度挑戦することにしたのである。

 

 しかし、今日、試験が終わって気がついた。

ここで勉強(と言うかトレーニング)を止めると、あっという間にもとのモクアミである。

(まさか、こんな生活をずっと続けるなんて…)とも思う。う~む。

 

今日の試験会場はJR京橋近くだった。

会場に向かう前、お昼だったので駅構内のパン屋さんで卵ハムサンドイッチを買った。

店員の若い女の子がかなりの鼻声で「お待たせしました」と言うので、

思わず「大丈夫?すごい声やね」と返すと、冗談で返すと思いきや、

彼女は急に目に涙を浮かべ泣き出さんばかりになってしまった。

慌てて「がんばってね~」と言ってその店を後にしたが、よほどしんどかったのかしら。

試験の帰りにもちらっとその店を覗くと、その子はまだ働いていた。

一人で店を切り盛りしているのだ。

どうみてもアルバイトだったけど。

 

 

 

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「26日までさようなら~~」 2014年10月21日(火)No.1016

2014-10-21 20:30:02 | 日記

わたくし、突然ですが、今度の日曜日までこのブログをお休みいたします。

ちょっと、たいへんなんですよ~(笑)。

ま、その話は後でね。

コメントを寄せてくださった方々にお返事もできませんで恐縮ですが、

全ては26日の後にさせていただきます。

万が一、訪れてくださる方がいらっしゃってはいけないので、

待ち受け画を設定いたしました。⇓ ⇓ ⇓

ゆっくりしていってくださいねえ。

 

お茶を飲みながら、一曲聞いていってくださいな。

http://www.youtube.com/watch?v=Z26BvHOD_sg

 

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「《風まかせ人まかせ》十三のお気楽スポット」 2014年10月17日(金)No.1013

2014-10-17 19:09:01 | 日記

まず、お店の名前に惹かれる。

7月、大阪に帰ってみると地元の阪急十三(じゅうそう)駅西口傍に

こんなお店(レストラン)を発見した。

「風まかせ 人まかせ」

 06‐6886-8686 11時30分~15時/17時~23時(日祝休み)

 

昼は、いつ行ってもたいてい空いているのが嬉しい。

でも、ときに有名人(絵本作家とか落語家、ミュージシャンなど)が

ふっと座っていたりする。

店の狭さに助けられてか、経営者の松井カンコさん(映画プロモーター)の人柄か、

知らない人同士がすぐに友達になったりもする。

今日は若い友人チサトさんと昼ご飯の約束をしてそこに出かけた。

(写真のマスク姿はチサトさん)

 

⇓この店の職人肌の料理人・松岡さん。

自分で喫茶店を経営したり、

一流ホテルの仕込み場で包丁をふるったり、

カナダの鉄板焼き店「BENIHANA」でオマールエビを焼いていたり、

と、すごいキャリアだが、それは本人に聞いたのではなく、

朝日新聞関西版(8/12)に書いてあったので分かったことです

道理で、どの料理もなんか決まっているなと思ったわ~。

今日食べた「秘密のナポリタン」(¥650)も、

オリジナルソースがたいへんに美味しかった。

 

この間、時間を遣り繰りして辺野古に行ってきたチサトさん。

「自分の人生の社長は自分だ」と、

人生の時間の使い方を自分で決めることにしたカッコいいお嬢さんだ。

季節の鼻炎から喉をも痛め、今日はマスク姿で登場。

マスクして紅茶飲むポーズは、ちょっとヤラセですけどね、エヘヘ。

今は、「西淀川子どもセンタ―」(NPO法人)で仲間と共に、

地域の子どもたちの置かれた過酷な条件

家族不和、無関心、支配、学校でのイジメ…などの下で孤立する

子どもたちを支援する日々を送っている。

何度も言うようだが、橋本市政は弱者支援に全く手を貸さない。

彼女はバイトで生活費をねん出しつつ、この活動をしているのである。

公務員たたきに人々の目をそらせ、

無駄にたくさんの収入を得ているのは政治家じゃないか。

そのことに、庶民はもっと腹を立てるのが当たり前だ。

健気に奮闘するチサトさんを見るたびにそう思う。

 

⇓グループ「風まかせ 人まかせ」のホームページ

https://www.facebook.com/groups/kazemakase.hitomakase/

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「一枚の写真」2014年10月16日(木)No.1012

2014-10-16 21:42:41 | 日記

 少し前、フェイスブックに友人が載せていた写真。

ずっと気になっている。

 「ごめんね」と謝っても、この子には何の力にもならない。

せめて、この子と同じ地球に、自分が暮らしていることを

痛みとともに覚えていよう。

胸にこの子の写真を抱いて、鈍感な自分の心を刺し続けよう。

そんなことしかできない、あまりにもちっぽけな自分。

―この女の子はもう決してお母さんに会えません。

 なので、地面にママを描いて、ママと一緒に眠りました―

 

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「香港の若者デモはどう歴史に残るのか」2014年10月14日(火)No.1010

2014-10-14 21:05:07 | 日記

「傘革命」の名前がついたこの写真。

催涙ガス等による警察の弾圧に傘で抗う若者たちの写真は世界に拡散した。

 

今回の香港デモの主目的は「香港の民主主義を守る」ことだった。

金融街の中心を占拠することで、世界の注目が集まったが、

経済活動に支障をきたすということで、

民主主義より経済を選択し始めた大人たちが増えてきたという。

ジャッキー・チェンはそうした社会的ムードを背景に、

「学生のデモには本当にイライラする。早くやめなさい」

とお金持ちの北京支持派としての立場を鮮明にした。

 

天安門事件のときは、経済制裁を下した欧米諸国も

今回は「デモを支持する」声明を出しただけに留まっている。

25年前と今では中国の経済力は全く異なり、もし経済制裁などしようものなら、

逆にどれほど痛手を被るか、あまりにも明白だからだ。

(日本政府はアメリカの後に従う忠実な○○なので、言わずもがな…)

 

「中国の民主化」という課題を世界に提起したこの香港の若者中心のデモは、

今後どのような成果を手にすることができるか、予断を許さない。

〈デモクラシー〉

人類の歴史の中で数えられないほどの血を流しながら、獲得してきた理念。

そのために彼らは座り込んでいる。

翻って日本では、今、いとも簡単にそれがゴミ箱に葬り去られようとしているのだ。

 

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