夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




 さて、11月12日に幕張メッセにて行われた握手会にて、大場美奈が登場し、謝罪と復帰宣言をしたわけですが、その時の大まかな様子と、それに対する感想を書いておこうと思います。


◆大場美奈登場時の状況

 握手会の真っ最中だった14時30分頃、突然会場に秋元才加による「二つのスクリーンの間にご注目下さい」というアナウンスがあり、スクリーンの間の特設ステージ?のような所に劇場支配人の戸賀崎氏が登場。


 そして、戸賀崎氏によって大場が紹介され、大場美奈が登場しました。ざわめく会場。彼女が公の場に現れたのは3ヶ月ぶり。大場は以下のようなことをしゃべりました(一部ネットニュースより引用)。


  大場「皆さま、このたびは私が起こした問題で、ご迷惑をおかけしてしまい、本当にすみませんでした」深々とお辞儀。会場から拍手。

  「そして、謹慎という中途半端な申し入れをしてしまい、現実から逃げてしまいました。それについても本当にすみませんでした。」

  「とれだけ自分がAKB48に頼りながら生活していたか、実感しました。私にとってAKB48は、すべてだったと感じられました。」正直、辞めようかと思っていたのですが、すごく戻りたくなりました。」

  「ここで皆さんにお聞きしたいことがあります。私が言えることではないんですけど、言える資格もないんですけど、ここにいる皆さんにお聞きしたいです。来年、どうか私をチーム4の一員として活動させてください。お願いします」


 会場からは、大きな拍手が送られました。ただ、温度差はかなりあり、食い入るように見ながら、拍手を送っている人もいれば、全く無関心の人も大勢いました。


 戸賀崎氏から改めて「復帰させてもよろしいですね?」という問いかけがあり、再び会場(の一部の客)から拍手が送られました。


◆今回の謝罪と復帰宣言について

 さて、最初に断っておくと、私は大場美奈の復帰自体については異論はありません。ただ、今回の謝罪と復帰宣言については、個人的には非常に疑問が残りました。主な疑問点は以下の二点。


 1.ファンへの問いかけに対する拍手で、「復帰についてファンの了承を得た」ということになったようですが、あの状況で復帰に対して異論を唱えられる人はまずいない点(パク)。


 2.なぜこのタイミングで復帰宣言したのか?という点。年内いっぱい謹慎することは発表されていたので、来年になってから登場し、そこでファンの了承を得ても良いのでは?。


 1について。あの場では、とてもじゃないけど復帰に反対できる雰囲気ではありませんでした。「復帰は認めない!」「辞退しろ!」など言おうものなら、周りから人でなし扱いを受けるか(パク)、もしくは暴言だと判断されて、下手すれば出禁になるかもしれません。


 そんな、「反対する人は、まずいない」という状況でファンの了承を得ようとしたことに対して、若干の“ズルさ”を感じるんですよね。


 2について。結局年内いっぱい謹慎することは変わらないのに、なぜこんな早いタイミングで復帰の了承を得ようとしたのかが疑問です。ただ、これについては、理由の見当は付いていて、「次のシングルである『上からマリコ』の劇場盤について、大場美奈の分も販売するため」だと思います。


 大場は謹慎前は6部制のメンバーで、しかも全ての部について完売する人気メンでした。彼女が参加するかしないかで、恐らく6千枚~7千枚ぐらい、売り上げに差が出るでしょう。


 「上からマリコ」は通常盤の握手会は実施しないので、その分売り上げがいつもよりも減ることが予想されています。だから「篠田麻里子の初センター曲として、売り上げが落ちるのはまずい、少しでも売り上げを伸ばしたい」という思惑が働いたのではないでしょうか。


 そう考えると、こんな時期に引っ張り出された大場美奈は、少し気の毒に思えます。


 ここまでネガティブなことを書いてきましたが、勿論嬉しい部分もありました。大場美奈が登場したとき、まず「辞退の発表をするのでは?」と最悪のことが頭をよぎりましたが、そうではなくて良かったです。


 また、一部に「謹慎中に家でゴロゴロして、太ってしまうのでは?」という心配もされていましたが、私が見る限り、謹慎前とそう変わらないルックスでした。その点も良かったです。



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