AKBが出演するテレビ番組も、最近では珍しくなくなりましたが、少し珍しい取り上げ方をする番組が放送されました。
◆「もうひとつのAKB48ドキュメンタリー『1ミリ先の未来』」
1月8日にNHKで上記の番組が放送されました。これは、2010年のAKB48の活動を追ったドキュメンタリー番組となっています。もうすぐ公開されるドキュメンタリー映画と同じスタッフが、映画と平行して製作したとのこと。
感想を箇条書きにすると…。
・ナレーションは高みな。サプライズの発表の度に登場する戸賀崎氏に対して、「また、この男」と(笑)。
・横浜アリーナのコンサート。1日目?の終了時に高みなが全員を集めて注意というか、説教をしていた。彼女は、名目上は「チームAのキャプテン」だが、実質上はAKBのキャプテンなんだろうな。
・代々木体育館のコンサートでは、体調不良で倒れながらも、メンバー全員に活を入れる高みな。
・っつーか、高みなってAKBを背負い過ぎだなあ。これじゃ、後継者も育たないし、いつまでたっても高みなはAKBを卒業出来ないことになる。少し心配になった。
・高みなを気遣って「高みなが具合悪いんだから、ふざけんじゃねーぞ!」とリハーサル中にメンバーに活を入れる大島優子
・ピアノ演奏前に緊張する松井咲子の様子が流れたり。
・ANNで秋元才加が熱愛報道について触れた時のことも放送されたので、ちょっと驚いた。
・ただ、次々にメンバーが生放送中のスタジオに駆けつけるのは、演出というか、予め企画されたものっぽい印象を受けた(※1)。
・1月1日の「福袋イベント」を「元日劇場公演」と表現していて、違和感を覚えた。あたかも、1月1日に通常公演を選抜メンバーが行ったかのような誤解を与えかねない。
以上のような感じ。もちろん、興味深い映像もあったのですが、番組の構成について、疑問に思う点もありました。例えば、
・相変わらず取り上げられているのは、超選抜メンバー中心。総選挙では、入らなかったメンバーにもドラマはあったはずなのに、全く触れられていない。
・研究生についても、全く触れられていない。現在の劇場公演を支えているのは間違いなく研究生なのに(※2)。
・その一方、「どんなに有名になっても私たちの原点は劇場」と言っていて、あたかも超選抜メンが劇場公演を普通にやっているような印象を与えている。
個人的には、上記の番組はAKBのほんの一面しか切り取っていないような印象を受けました。ただ、上記のような構成になるのも無理は無いかな、という気もします。メディアを通してAKBを見ている、ほとんどの人にとっては、これがまさにAKB48だからです。
◆「潜入!リアルスコープ」
NHKのドキュメンタリーの直前に上記のフジテレビ番組にて、AKBのロシア公演の模様が取り上げられました。感想を箇条書きすると…。
・ロシアのファンも、あっちゃんヲタが大多数。その多さにちょっと驚いた。でも、この日の公演にはあっちゃんは来ず(パク)。一気にテンションが下がるロシアのファン。
・ドイツから来たという大学教授。この人、しょっちゅう、AKB48劇場で見かけるんですけど…w。
・仲谷明香ファンもいたりして、ちょっと驚く。干されメンのファンもちゃんといるんだな。
とにかく、あっちゃんファンの方々が気の毒に思えた上記の番組でした(笑)。
※1…いくらタレントでも、生放送に急に出してもらえるとは限らないでしょうから。
※2…現在、劇場公演は、研究生公演とSDN48で8割以上を占めています。A公演は月に1回、K公演は月に2~3回、B公演は月に5回程度(ただし、研究生のアンダー多数)です。