温泉帰りに新宿のカラオケ館にいた(ふさおまき)夫婦でありましたが、
「カーネーション」by椎名林檎をメチャクチャはずして現代から速攻撤退して、
「俺たちの旅」「いとしのエリー」をしみじみ歌った90分を過ごした後の気分は、
夕方の時間に魔法をかけられセピア色。
その気分に合ったのか合わなかったのかはよくわかりませんが、
結果的に見事にはまった買い物をしてしまいました。
ネスプレッソ「ピクシー」です。
新宿西口のビックカメラで、この何ヶ月か迷いに迷っていたコーヒーメーカーの
決断をしたのでした。今使っているテルモスのコーヒーメーカーが機能不全に
陥っていて、そろそろ買い換えようと思っていたので・・・
決めた理由はその美味しさです。
店頭の試飲で、販売員のHさんが入れてくれたいっぱいは、香りふくよかなエスプレッソ。
圧力抽出ならではの蒸気機関を思わせる音も威勢良く、わずか30秒ほどでできあがります。
間違いなく、イタリアンの食後に出てくるあの味でした。
それが、この小さな玉をポンとセットしてスイッチを入れたとたんに
姿を現すのですから、なんとも魅力的です。
うちに帰って、すぐに遊ばせていただきました。
いやホントに、遊んでる感じ。
準備中なんて、サイドパネルの周辺が怪しく青色に光って、
さあもうすぐ素敵な時間が始まるよと、呪文を唱えているような演出もあるのです。
そしてスイッチポンで、上記がシュワー。
ヴィタメールのトロリ甘いトリュフと合わせると、ビターにスイートにと
口の中は大きく左右に押し出されるように味覚野が広がって、
たまらなく大きな気分になりました。
そして、大河ドラマ「平 清盛」にNHKスペシャル「東京大空襲」を見ても、
旅行帰りとは思えないほど目がさえたまま、この文を書いています。
間違いなくカフェインは血の中の流れに乗って脳に入り込み、
シャワーのように刺激を続けているようです。
というところで、「エスプレッソで眠れない」by杏里を大学入学して初めて歌った
30年前の思い出にとつながるのでありました。