あろは!大韓航空でご機嫌のフライトを終えて、
ホノルル空港はJTBのツアー客でにぎわいます。
私たちはレンタカープランなので、係員から「ダラーレンタカーは
あっちでシャトルバスに乗ってね」と放りだされます。
山ほどある注意事項の半分も読めないまま、電子サインをして
受け取った鍵で、駐車場の”DUCH”コンパクトカーに乗って、
ありがたい日本語ナビbyGARMINの設定にも苦しみつつ、
青空の街へと走り出しました。
午前10時過ぎ、ホテルのチェックインにも5時間余裕があるので、
まずは腹ごしらえ。
光も美しく、開放的な作りの店内はよく風がとおって思いのほか涼しい
モーニンググラスさんへ。
彼女がクレアの雑誌で見つけてくくれた、コーヒーがおいしい
週末だけのオムレツが魅力のCAFEであります。
ちょっとアンジェラアキに似た外見の明るい笑顔をした
スタッフにサービスを受けて、
これ大正解。鉄鍋に濃い味の卵を使ったオムレツがふわふわ。シメジ入り。
コーヒーも、たっぷりしたアメリカンだけど、とてもしっかりした味が出ています。
聞くところによると、オーナーがスターバックッスの創業に関わった人だとか。
二人で一皿のオムレツでことのほか幸せになって、
熱帯の島に来たしるしに熱帯雨林へと向かいます。
マノア フォールズトレッキングです。
滝へ向かう緑のルートは、トレイル自体が湿潤で、すぐに足が滑ります。
私たちだけでなく、みんなキャーキャー言って、時にはホントに滑って転び、
泥だらけ。そりゃあもう、みんながみんな田植えを終えたばかりといった
足元です。
ランの仲間をはじめ多くの可憐な花を見つけ、竹林の緑に驚いたりしながら、
1時間弱。
切り立った崖に沿って流れ落ちる細い筋。
それでも当たりは水蒸気が漂って、シャワー気分で
歩いてきた汗をすっと冷やしてくれます。
本当は滝つぼ付近、立ち入り禁止なのですが
皆さん我慢ができないようです。
あ、私たちは法令遵守。
滝を巻いてもう少しトレッキングを楽しんだ後、
すべる道にも慣れたと思ったところで、足がずるっと行ってしまいました。
せっかくのトレッキングパンツは、火山灰性の粘る土が張り付いて
どろどろ。ホテルにチェックインして最初の仕事が洗濯になってしまいました。
車でワイキキに入り、今日のお宿「シェラトン プリンセス カイウラニ」へ。
ハワイ王朝最後の皇女がかつて暮らしていた場所だそうで、
ロビーにはその姿を映した写真が沢山貼ってありました。
洗濯と荷物広げを済ませると、海まで5分。
ついにThis is HAWAIIに来ました。
貝のかけらがちりばめられた白砂の向こうに、ビルの数々と
ダイヤモンドヘッド。
浜辺を埋めるのは、年齢も体つきも肌の色も、あまりにバラェティに富んだ
多くの人々。一目で、世界が愛するリゾートと納得する風景でした。
まだ水着に着替えていない私たちは、寄せる波に足を冷やし、
砂をつかむ足首に力を入れて少しはトレーニングに役立てようとしたりも
していました。
陽も落ちてきました。
風が強くなります。
涼しいくらい。
これが初日の夕飯のヒントです。
ケチャップがテーブルにボンと並ぶ店。
はいこちら、「チーズバーガー イン パラダイス」
いやもう、自分のほっぺたと同じ大きさのバンズが迫力でした。
レタスもたっぷり、もちろんチーズもこんもり。
私の頼んだワイキキスペシャル(のような名前)は、パイナップルに照り焼きソースが
甘く舌から食欲を倍増させてくれます。
さすがに全部は食べ切れませんでしたが、100人以上入る店は
ずっと満席状態で、人気のほどがうかがわれます。
陽気に声に包まれる、迫力バーガーで、気持ちが高ぶり
眠い筈の目もさえてきました。
食後はもうすこしショッピングをしたりして歩きまわりましたが、
どうやら初日は
運動量<食べる量になったのでありました。