おそらく 時差ぼけ。
その上の残暑。
朝6時前に目が覚めます。
窓の外からは早くもつくつくぼうしの連続コールが聞こえてきます。
20年目の少し端が傾いたベッドから転がりだすと、
起き抜けの全身は締りがありません。
ちょっと筋肉痛、ちょっと関節痛といった諸症状が出ています。
特に幅跳び練習に何十本も付き合い、ウェイとトレでカーフレイズやレッグプレスを支えてくれた
右アキレス腱は、ボーっと熱を持ち、レスポンスが悪くなっています。
ちょっと伸びた感じです。立ち上がって足で体を支える瞬間、少し踏み込んで時間差をおかないと、
アキレス腱が反応してくれないのです。
とはいえ、せっかくの早起きです。
久しぶりにやり投げの練習が出来るはずです。
9月2日の”東京都生涯スポーツ大会 陸上”でヤリを投げるまで2週間。
そろそろ思い出さねばと考えていたところです。
リュックにターボジャブを入れて代々木公園の隣にある小公園まで。
早朝の路地裏は、灼熱地獄を前にしっとり緑の葉を伸ばして爽やかに見えます。
気持ちよく公園入りすると、さえぎるものがほとんど無い土のグラウンドには
光があふれ、すでに気温上昇中。
でも目論見どおり、まだ運動をするために来ている人は一人もいません。
占有です。
・ラジオ体操
・ストレッチ
・JOG2周(300mあるかないか)
・変形流し50m4種(前進・横走り左右・後進)
・ドリル3種(トロッティング+足裏尻タッチ腿上げ+膝伸ばし走り)各5本
・速腕振り15秒×5
・速足踏み10秒×5
・上半身ストレッチ
・ターボジャブ(シャドー→突き刺し→助走ステップ)
・ターボジャブ投げ
久しぶりに投げると、まず戸惑うのが投げ出し間での最後のステップ。
横に2~3回ステップを切って、最後の一歩で踏み出し、力をためて腰を回転させて腕を振る力に変えるまでの
短い時間のリズム作りがうまく行きません。
足が絡まってこけそうになったり、足を踏ん張ったときにまだ上半身の準備が出来ていなかったり・・
オリンピックで見た”ディーン元気選手”を頭に上映しながら自分の体に反映させるよう修正をしていきます。
一つの工夫として声でリズムも作りました。
”ためしてガッテン”でも、うまく声を出すリズムを作ればゴルフの飛距離が伸びるというのをやってました。
トーン・トーン・ゲンキッ!
少し腕の返しが連動した気がします。
さらにポイント。
ディーン選手のように、踏ん張った足で上半身を浮かせるほどのけりを入れるイメージ。
体を飛ばすまではいきませんが、とにかく最後の一歩・左前足の踏み込みを、速くかつ力強く意識しました。
すると、足に引っ張られるようにして腰が大きく回転して、腕の振り戻しも早まりました。
足と腰と腕が一連になり、ターボジャブも迷い無く空に向かいます。
初速がぐっと上がったようです。
しばらく、この最後の一歩の速く強い踏み出しと、そのリズムをつける声だしを続け、
うまくいったり失敗したり。
なんとか2度続けてうまく投げられたところで今日は終了しました。
時差ぼけのおかげで朝からやり投げの練習が出来て、
夏の青空に弧を描く。
青春小説が書きたくなるほどですね。