日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

東寺にお参り

2014-11-09 17:09:19 | ふさおまき(オス)日記
紅葉の京都は初めてかもしれません。
母に導かれたと思うことにして、有り難く、お寺参りに出かけました。

この季節、特別公開も重なり、人出はなかなかのものです。
近鉄東寺から列をなして歩き、南大門から入ります。門からしてすでに重要文化財、真言宗総本山です。

平安時代は御所内裏の朱雀通り南端東部を守る寺として創建されたので東寺、かつては西寺もあったそうです。

京都の景観を意識に惹起する存在として、五重塔もそびえます。





今回の特別公開では、この五重塔の基部に入ることができます。これが今回の目的、人の願いを高さ55メートルの水煙から天に向けて解き放するやうな形が、内に秘めるのは何か?
気になります。
もちろん中を撮影する事は出来ませんが、な、な、なる程!
と納得する世界が形となり、絵にも描かれていました。





キーワードは曼陀羅、心柱を囲む四仏坐像が、何を示すのかを暗い堂内で思い耽りました。

その後も、桃山時代の金堂、
室町時代の講堂、
南北朝時代の太子堂、
最後は庭や茶室で弘法大師の教えを伝える観智院を回り、広い東寺をじっくりと味あわせて頂きました。


※大師堂


※観智院


よい仏様に心を和らげられ、
同時に思いを手繰るお寺の旅はなかなかに知力を使いますが、
例年底冷えのする冬に歩く京都を、
まだ秋の美しさをたたえる季節に訪ねると、
体力的には楽な感じがいたしました。