寒い夜に一人家路をたどっている時の楽しみは、
さあ、帰って何食べよ?と考えることでしょう。
ONLY WALK通勤の私は、右側代々木公園の暗がりを見るだけですから、
余計に集中できます。
冷蔵庫の中身を思い返して。
まずは茄子。
もう一週間は置いたままですから、必須ですね。
でも、どうしても食べたいと言うほどではないから、
料理法はあとで考えましょう。
食べたいものは、っと。
主食は米だな。今週は麺類が多かったし。
オムライスとかいいかな。ケチャップ味のご飯は時々懐かしくなる。
でも、チキンが入ってるのが必須なのだけど、冷蔵庫に入っているかどうか思い出せません。
もちろん白米を炊いたまま、というのもアリですが、9時を回ってゆっくり炊飯器のスイッチを入れると、
食べ始めが10時近くになってしまうので、ちょっと困りもの。
そうそう、炊飯器のご飯といえば、学生時代好きだったのがピラフでした。
安モンの炊飯器しか無かったもので、普通に炊いてもたいして美味しく無かったのですが、
お米を炒めてからスイッチを入れると、あらら不思議と、しゃっきり食感のいい、
よく味の染みたライス料理になるのでした。
炒めてからの炊飯だから、高速炊飯スイッチでOKです。
30分は短縮できます。
美味しくって早い、仕事帰りのご飯としてはいい立ち位置になりました。
タマネギと人参はあるから具はOK。ソーセージが冷凍庫にあったから、
これも投入しましょう。
よく炒めたタマネギの甘みと、昔は使わなかったオリーブオイルの風味で、
染みた!しゃっきり!景気の良いピラフができるはずです。
となると、茄子だ。
お米をしゃっきり炊きあげるなら、こちらはふんわり煮含めましょう。
味は、和~中。
そうそう、焼き豚があったっけ。
ふんわり仕上げの茄子含め煮ならば、豚コマより焼き豚の方が
食感の並びとしてはよろしいはずです。
茄子と人参をごま油の香りをまとわせながら焼き色をつけて、
どのスープで煮ましょうか。
京都で買ったカレー?ピラフに一直線だなあ。
じゃあブイヨンキューブ?単純すぎる。
味噌・・・白があったな。甘い方が味は染みるし、そうか。
それに、焼き豚の煮汁があるから、いい感じでまとまるでしょう。
茄子と焼き豚、煮含めてふんわり、甘みも丸くなかなか楽しそうです。
細かい味付けは、材料を切りながら考えたところもありますが、
20分の夜道は、頭の中に灯をともして歩くことができたのでありました。