今回利用した空港は桃園空港。
20年前に来たときの空港がどうだったかはまったく覚えていません。ただそのときは中正空港(中正は蒋介石の名前)だったはずです。その後の政権交代などで,蒋介石の名前ははずされましたが同じ空港だそうです。
第二ターミナルは数年前に完成したもので,大きくてきれい。仁川やタイの空港に劣らない近代的な空港です。
あちこちに見える案内板も漢字(繁体字)なので親しみがもてる。
「登機門」はたぶん「搭乗口」のこと。「転機」は「乗り換え」だろうなあ。カートには,「行李堆車」とある。トランクは中国語で「行李」というのですね。
「注意踏板」。動く歩道の最後に書いてありました。香港では「小心地滑」でしたが…。
同じ中国語圏,繁体字圏でも微妙に言葉遣いが違うようです。
町に出たとき,20年前の光景がよみがえりました。あのときはオートバイがぶんぶん走っていて,それも2人乗りどころじゃなく,長い板を渡して夫婦に子ども3人,「5人乗り」なんていうのも珍しくなく,見ていてひやひやしたものです。
ところが今回は,バイクは多かったけれど,そして2人乗りも多かったけれど,3人以上は少なかった。禁止されたのでしょうか。わずかに,3人乗り(夫婦に小さい子どもを運転手の前に乗せている)を1台見かけただけです。
オートバイは「機車」。
同行の大陸出身中国人によれば,中国本土では使わない言葉だそうです。
自動車は「汽車」というのがおもしろい。日本で「汽車」は蒸気機関車。「汽」は蒸気のことだろうと思っていたのですが,台湾人の解説によれば,「汽」はガソリンを表すらしい。ガソリンを「汽油」というそうです。韓国語でガソリンは「揮発油(ヒバルユ)」です。
韓国,中国,台湾で漢字語が違うのが面白い。
商標もなかなか愉快です。
全家便利商店
ファミリーマートのことです。コンビニは韓国語では「便宜店(ビョンウィジョム)」ですが台湾では「便利商店」らしい。
空港で見つけた傑作は
勞力士
下積みのお相撲さんではありません。
高級時計のローレックス。
さて,台北桃園空港の最も気に入ったところは免税店。なんと,「マッカラン10年カスクストレングス/58度」(→リンク)があったのです。
ネットでは7000円~10000円のものが,ここでは1300台湾ドル(4500円)。迷わず買いました。
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