犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ジャカルタ便り~食事

2019-12-20 23:29:33 | その他アジア諸国便り
 二日目の夜は、現地の社長との会食。

 和食の店ということです。日本から出張して、和食が供されるというのは、けっこうよくあること。現地食が苦手な駐在員が多いのですね。

(なんでインドネシアで和食なんだ…)

 ホテルの中の店は、高級感漂います。長い廊下のようなところを案内されますが、なかなかたどり着かない。広いお店です。

 通されたのは鉄板焼きの個室で、われわれ8人が長い鉄板の前に並びます。

 シェフは、日本から来た、有名なシェフらしいです。8月までジャカルタにいて、その後シンガポールに転勤になった駐在員の知り合いということで、以前から、会食につかっているそうな。

 酒は、ビールに続いて、われわれが持ち込んだ純米大吟醸と、麦焼酎。

 シェフは複数の個室をかけもって担当しているようで、一品一品が出てくるのに間が空きます。

 少なめの量の、珍しい食材が、渋い器に盛られて、出されます。

 きのこの冷製スープに始まって、高級食材が次々と。

「これ、何の肉ですか?」

「フォアグラじゃない?」

「フォアグラ…。初めましてっていう感じです」


 トリュフとか、レアのフィレステーキとか。

 自分のお金ではとても食べられそうにない豪華な料理でした。

 自分で払っていないのでわからないのですが、たぶん1人1万円はくだらないでしょう。

 みなさん、満足し、もはやジャカルタで和食を出されたことに文句をいう人はいなくなっていました。

 ちなみにお店の名前は千秋(せんしゅう)でした。
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