犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国焼酎の威力

2010-09-20 22:50:40 | 飲む
 最近よくいくのが新大久保駅近くの韓国バー。ライブバーということで,一週間に1,2回は生演奏をやっているようです。

 私は一度だけ「ライブ」に遭遇したことがあります。そのときのアーチストは韓国人の女性二人組。日本で音楽活動をしているらしく,演奏の合間の日本語のトークも上手です。そこに韓国からたまたま来日していたらしい韓国人女性歌手が飛び入り参加で,ジョイントコンサートという形になりました。いつも客がほとんどいない店内で珍しくテーブルがいくつか埋まっていた。しかし,あとで判明したところでは,一つは,アガシ二人組の後に演奏を予定していた別のバンドの順番待ち。そして残りのほとんどが演奏者の友だち。きわめて内輪のライブだったのでした。自作の韓国語,日本語の歌で始まったライブは,そのうち他人の歌が増えてきて,最後はほとんどカラオケ大会になっていました。ま,こういう内輪の雰囲気も悪くありませんが。


 さて先週の土曜日,連れは会社の若手で,韓国バーは初めてということなので,プルコギ,トッポッキなどの韓国アンジュを頼み,酒は生ビールのあと韓国焼酎。韓国の焼酎を飲むと悪酔いするので最近は控えていたのですが,久しぶりに注文しました。

 長く勤めていたベテランアガシが辞めたあとに入ったアガシはこの日が初日。ワーキングホリデーで日本に来ているということで,まだ2カ月ほどなのに,けっこう日本語を話す。

 そしてこの日は金曜日だからか,ライブでもイベントでもないのに,珍しく客が多い。店内中央にあるビリヤード台も,隅のほうにあるダーツを埋まっている。そしてカウンターもすべて埋まり,アガシたちも忙しくてこちらの話相手になっている暇がないほど。二本目のチョウムチョロムが空いたところで,店を替えました。

 新大久保の裏道の寂しいラブホテル街を抜けて,職安通りの「ワバー」に行きます。ソウルにある同名のバーと関係はないようです。

 こちらは3カ月ほど前に社長も,アガシも,内装も総取り替えになった店。アガシたちがややけばけばしいのは,新大久保と新宿の差か。

 最初はチャミスル,それがなくなると勧められるままにマッコルリ。途中,ダーツでギネスを賭けて勝ったので,ギネスのグラスも空ける。マッコルリが少なくなったところにサイダーを注ぐ…。

 隣に座った,韓国人日本駐在員と話し込むうちに,時間はいつしか12時近く。これは大変と,先に一人席を立ちました。

 韓国焼酎だけではなくいろんな酒をチャンポンにしたので,足に来ました。ふらつきながら西武新宿駅にたどりつき,終電に乗ります。途中,所沢で乗り換えて,西武池袋線の終電に乗らなければなりません。

 席が空いていたので座ったのが運の尽き。目が覚めたときは,乗り換え駅を二つ過ぎたところでした。もはや電車はない。しかたなく,そこから自宅までタクシーに乗りました。

6200円

 飲み代と合わせると1万5千円の出費は痛い。終電の乗り越しはこれで二回目です。「もうけっして韓国焼酎は飲まないぞ」という何回目かの決心をしたのでした。

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6 コメント

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あの緑の酒 (高木正雄)
2010-09-21 17:51:57
犬鍋先輩

高木正雄です。あの緑の酒の記憶をある段階から、根こそぎ消去するあの効果、、、まさに「フィルムが切れる」ように記憶がないのは、は他の酒には無いものですね。

中央線は最終に近い便で乗り越すと、最悪高尾駅まで到達することになり、そうなるとかなり恐ろしいことになります。
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Unknown (某延世大留学生)
2010-09-22 00:41:49
>高木正雄様

私は大学生のときに泥酔して高尾駅まで乗り過ごし、タクシーに乗る金もなく、真冬の凍てつくような酷寒のホームでじっと始発まで耐えたことがありますが、二度とあんな経験はしたくないですね。T▽T

ちなみに今、福岡でこれ書いてます。
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高尾… (犬鍋)
2010-09-23 21:00:15
レッドアロー号の西武秩父行きに乗るときは気をつけなければ。

>福岡

大阪に行くつもりが博多まで乗り越した…,わけじゃないですよね。
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それに近い話です^^ (某延世大留学生)
2010-10-08 12:44:56
私の父は、福岡でさんざん酒を飲み、小倉に帰ろうと大阪行きの鈍行に乗ったのですが、気がついたら山口県の小月。関門海峡を過ぎてしまったのですね。運よく下り線に入ってきた石炭を積んだ無蓋貨車に飛び乗ったのはいいのですが、再び眠ってしまい(^^;)、気がついたら小倉とは方向のちがう日豊線の苅田駅だったそうです。
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結構あるのね (AmIAHO)
2010-10-09 12:25:40
酒で意識を失った経験のない私には想像できないことですが
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無蓋貨車… (犬鍋)
2010-10-11 21:55:57
石炭を積んだ無蓋貨車で関門海峡越えとは,お父様も豪傑だったんですね。

駅のベンチで目覚めたら血だらけだった(転んで鼻血)という人を知っています。
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