「精神」という言葉,日本語でもふつうに使いますが,韓国語のほうが使用頻度が高いようです。
日本では
「自主独立の精神」
「精神的に疲れる」
「精神に異常をきたす」…
ちょっと固い表現でよく使われますが,韓国語では日常的な表現の中でも「精神(チョンシン 정신 )」が活躍する。
よく言うのが
「チョンシン オプタ 정신 없다 」(精神がない)
忙しさや,突発事件などの発生で冷静でいられないような場合に使います。心ここにあらずっていう感じ?
副詞形の「チョンシン オプシ 정신 없이 」は「無我夢中で」。
「チョンシン チャリョ 정신 차려 」
もよく使う。
「気を確かにもて! しっかりせい!」という感じでしょうか。
「チョンシニ ナガダ 정신이 나가다 」は直訳すると「精神が出ていく」。
「気が抜ける,放心状態」という意味でも使いますが,「気が狂う,気が触れる,頭がおかしくなる」という意味にもなる。
たとえばこれ(→リンク)。
「頭がおかしい安倍首相、話にならないブッシュ大統領」
原文は,
「チョンシンナガン安倍総理,オイ オムヌン ブッシュ大統領」
( 정신 나간 安倍総理 어이 없는 ブッシュ大統領 )(→リンク)
「オイ オプタ 어이 없다 」もかなり強い表現で,「あきれてものも言えない」という感じ。
しかし,一流新聞の社説で,他国の国家元首に対し,
「気が狂った」
とか
「あきれてものも言えない」
などと言っちゃっていいものでしょうか。むしろ,新聞の品位にかかわるような気がしますが。
オイ オムヌン チョソンイルボ…。
なお,「精神」と「全身」の区別は日本人には難しいので要注意(→リンク)。
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他に「神経」とかも。
ところで「精神」と「挺身」ってスペルが同じですね。