写真:現在の筑波大学付属駒場中学・高等学校
コロナ禍でしばらく開催されなかった高校の同窓会が、約4年ぶりに行われました。その間に、我々の学年は還暦を迎えました。
還暦を控えた同窓会
今回は、母校の敷地内にある「同窓会館」ではなく、新幹線での参加の人たちに配慮して、東京にほど近い、新橋の中華料理屋の宴会場で開催されました。
卒業生約160人中、45人ほどが集まり、高齢の恩師も2人がいらっしゃいました。
会は、この間に鬼籍に入った一人の友人に黙祷を捧げて始まり、久しぶりに参加した人を中心に、近況報告がありました。
還暦を過ぎて、まだ現役バリバリで働いている人もいれば、私のように「定年後再雇用」でやや暇になっている人、完全にリタイアし、趣味を満喫している人など、さまざまでした。
前回、香港の民主化運動で大変だった香港総領事は、今、パキスタンで大使をしていて、たまたま休暇帰国していたのはラッキーでした。
共産党書記局長の参議院議員もまた久しぶりの参加でしたが、テレビの討論番組などでよく見ているので、久しぶりの感じがしない。
裁判官を辞めて、沖縄でのんびりと公証人をしている友人は、挨拶の中で、「沖縄に観光がてら、遺言状を作ったらどうですか」などと言って、笑いを誘っていました。
御年88歳になる英語の恩師と話していた時のこと。
「私の娘婿がフィリピン人で、今、中学校でALT(英語補助教師)をしています」
「フィリピンのどちらの出身ですか」
「ルソン島の北の、バギオというところです」
「バギオですか。私も行ったことがあります」
先生はプロテスタントの信者で、教会のボランティアで日本の古いハーモニカを集め、洗浄してフィリピンの貧しい子どもたちにプレゼントする活動をしていたとのことです。
「そこにシスター海野という方がいて、私が行ったときに教会に泊めていただきました」
「シスター海野! 知っています。以前、ドキュメンタリー映画を観たことがあります」
シスター海野
「フィリピンには、けっこう日本人がいて…」
「実は、娘婿のDも、日本人の血が入っているらしいんです。戦争のときか、道路建設の工夫でいったのかわかりませんが」
「ケノンロードですね」
「はい」
フィリピン残留日本人
英語の恩師と、こんな話題で盛り上がるとは思いませんでした。
参加できなかった同期生の消息は、幹事が取りまとめて、コピーで配布されました。
老親の介護のこと、自分の病気のこと、子どもや孫のこと…。
「子どもがまだ小学校1年生なので、当分頑張らなければ…」
などという消息を読んで、思わず計算してしまいました。
「最近はフルマラソンでは飽き足らず、100キロ走に挑戦しています」
などというのもありました。トレイルランニングというやつでしょう。
孫が何人などという報告もありましたが、孫の数では私がいちばんではないかと思います(ことし6人目が誕生予定)。
今後は、以前の2年に1回のペースで開かれるということ。みな、健康を保って、次回も元気な顔を見せてくれれば、と思います。
還暦を控えた同窓会
今回は、母校の敷地内にある「同窓会館」ではなく、新幹線での参加の人たちに配慮して、東京にほど近い、新橋の中華料理屋の宴会場で開催されました。
卒業生約160人中、45人ほどが集まり、高齢の恩師も2人がいらっしゃいました。
会は、この間に鬼籍に入った一人の友人に黙祷を捧げて始まり、久しぶりに参加した人を中心に、近況報告がありました。
還暦を過ぎて、まだ現役バリバリで働いている人もいれば、私のように「定年後再雇用」でやや暇になっている人、完全にリタイアし、趣味を満喫している人など、さまざまでした。
前回、香港の民主化運動で大変だった香港総領事は、今、パキスタンで大使をしていて、たまたま休暇帰国していたのはラッキーでした。
共産党書記局長の参議院議員もまた久しぶりの参加でしたが、テレビの討論番組などでよく見ているので、久しぶりの感じがしない。
裁判官を辞めて、沖縄でのんびりと公証人をしている友人は、挨拶の中で、「沖縄に観光がてら、遺言状を作ったらどうですか」などと言って、笑いを誘っていました。
御年88歳になる英語の恩師と話していた時のこと。
「私の娘婿がフィリピン人で、今、中学校でALT(英語補助教師)をしています」
「フィリピンのどちらの出身ですか」
「ルソン島の北の、バギオというところです」
「バギオですか。私も行ったことがあります」
先生はプロテスタントの信者で、教会のボランティアで日本の古いハーモニカを集め、洗浄してフィリピンの貧しい子どもたちにプレゼントする活動をしていたとのことです。
「そこにシスター海野という方がいて、私が行ったときに教会に泊めていただきました」
「シスター海野! 知っています。以前、ドキュメンタリー映画を観たことがあります」
シスター海野
「フィリピンには、けっこう日本人がいて…」
「実は、娘婿のDも、日本人の血が入っているらしいんです。戦争のときか、道路建設の工夫でいったのかわかりませんが」
「ケノンロードですね」
「はい」
フィリピン残留日本人
英語の恩師と、こんな話題で盛り上がるとは思いませんでした。
参加できなかった同期生の消息は、幹事が取りまとめて、コピーで配布されました。
老親の介護のこと、自分の病気のこと、子どもや孫のこと…。
「子どもがまだ小学校1年生なので、当分頑張らなければ…」
などという消息を読んで、思わず計算してしまいました。
「最近はフルマラソンでは飽き足らず、100キロ走に挑戦しています」
などというのもありました。トレイルランニングというやつでしょう。
孫が何人などという報告もありましたが、孫の数では私がいちばんではないかと思います(ことし6人目が誕生予定)。
今後は、以前の2年に1回のペースで開かれるということ。みな、健康を保って、次回も元気な顔を見せてくれれば、と思います。
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