三女が3か月間に撮りためた写真約1000枚が、出来上がってきました。
スマホの写真を1枚6円で紙焼きしてくれる業者に頼んだそうです。
「これでも半分以上は捨てたんだよ」
後半の写真は、ほとんどが彼氏関係の写真。家に行ったり、親せきの家に行ったりして、家族の写真も多い。
「お母さんは、もと高校の英語の先生で、そのあとナース、今は公務員。おばあさんも高校の英語の先生だったって」
お父さんとは別居しているそう。
「フィリピンは、カトリックで離婚ができないから別居だけど、事実上離婚。お母さんのほうの親せきは、先生が多くて、物静かだけど、お父さんの性格は正反対。明るくて騒がしい。きっと性格が合わなかったんだね。彼には3人の妹がいて、いちばん上は18歳でもう子供がいる」
「ご主人は?」
「なんか家がお金持ちらしくて、働かずに親からお金もらってるみたい。だからダニエル(彼の名前)は嫌ってる」
「二番目の妹は12歳で、小さいころに脳に水がたまる病気で手術したらしい。今も毎日薬飲んでる。いちばん下は8歳。明るくて、家族みんなから愛されてるよ」
「このタトゥーすごいね。なんの絵柄?」
ダニエルは、左肩から胸にかけてと左腕に、派手な入れ墨を入れています。
「ライオンだって。二番目の妹が病気した時、これからは一人で生きていくって心にきめたから、ライオンのタトゥーを入れたんだって。ライオンは一人で生きていく動物の象徴らしい」
彼が高校生の時、妹が手術を受けることになり、母親から、「もうお前の学費は出せないから、高校を出たら働きなさい」といわれたそうです。
それで高校在学中からアルバイトを始め、勉強も頑張って、大学は奨学金をもらって通ったので、学費は一切払っていないとのこと。今は、政府機関で、田舎のインフラ整備の仕事をしているそうです。
「タガログ語だけじゃなくて、イロカノ語とか、少数民族の言葉もいろいろできるらしいよ」
「どうやって勉強したんだろう」
「実際に現地に行って、耳で覚えるんだって。私が教えた日本語もすぐ覚えるし、忘れない」
「頭いいんだ」
以前、ヤンゴンのお土産物屋さんで出会った少年少女を思い出しました(リンク)。
バギオ(三女が通った英語学校のあった町)に生まれ育ち、バギオをとても愛しているそうです。
「外国には行ったことがあるの」
「ないよ。この前、日本に行くためにパスポート取ったばかり。マニラにもほとんど行ったことないって。仕事で別の田舎は行くらしいけど」
「日本に来たら驚くだろうね」
「まず物価ね」
5月に日本に来る予定だそうで、会うのが楽しみです。
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