犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

フィリピン・ダイニングバー

2019-01-24 23:38:35 | 飲む

 韓国人、ミャンマー人、インドネシア人の知り合いはいますが、フィリピン人の知り合いはいない。

(たしかあの店、フィリピン人いたよなあ)

 池袋でときどき立ち寄るカウンターバーに、フィリピン人女性がいたことを思い出しました。

「へえ、娘さんにフィリピン人のボーイフレンド? いいねえ!」

「フィリピン人の男性ってどうよ?」


「うーん、人によるよね。日本人もそうでしょう? しっかりした人もいれば、ぐうたらもいるよ」


「そりゃまそうだ」


「あたし、もうすぐ再婚するよ。フィリピン人と」


 この女性は、日本人と結婚したが数年前に離婚。このたび、フィリピンに住むフィリピン人と再婚することになったということです。

「フィリピンは、離婚が難しくてね。カトリックの国でしょう? とてもお金がかかるの。やっとその手続きが終わりそうなの。70万円ぐらいかかった」

「そんなに!」


「娘さんの彼氏が、結婚していないかどうか、確認したほうがいいよ」


「それは大丈夫でしょう。23歳だから」


「いや、フィリピン人は若い時結婚する人が多いからね」


 うーん、もっといろんな人の意見をき聞きたいなあ。

「池袋にフィリピンのお店ないかな。パブとかじゃなくて」


「あるよ。フィリピンレストラン。きのうもそこから出前とったよ」


 場所を聞いて、早速行ってみました。丸井の向かいにある、小さな店でした。レストランというよりは、スナックという感じ。カウンターには40代ぐらいのフィリピン人女性がいました。念のため値段を確認すると、1時間ハウスボトル(焼酎かウイスキー)が飲み放題で2000円とのこと。

「このお店、いつからやってるんですか?」

「去年の7月オープン。半年ちょっとだね」


 フィリピンパブで稼いだお金でお店をだしたようです。


「娘の彼氏がフィリピン人で、日本に来たいんだそうです」


「ああ、今はビザが難しいね。私が来たときは興行ビザっていうのがあったけど」


「観光ビザは?」


「それもお金がないとね。銀行口座の残高みせないと。彼氏は日本語できるの?」


「ぜんぜん」


「でも、日本に来ちゃえばすぐできるようになるよ。私は6か月でできるようになった」


「学校に通ったの?」


「ううん、お客さんと話しながら覚えた」


 日本人と結婚して永住ビザを取り、その後離婚というお決まりのパターンのようです。結局、あんまり参考になる話は聞けませんでした。

「日本にきたら、ここ連れてきなよ。いろんな人知ってるから、仕事も探してあげられると思うよ」


「サラーマット・ポ(ありがとう)」


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