昨年、9月19日にくも膜下出血で倒れ、長らくリハビリ病院に入院していた妻が、この日、ついに退院しました。
急性期病院(手術をした病院)と回復期病院(リハビリ病院)を合わせて、4か月と5日間の入院でした。
4人の娘たちのうち、長女は2月の出産準備のために嫁ぎ先の岩手県におり、3女はフィリピン、4女はスウェーデンに留学中なので、退院の日に病院に迎えに行くことができたのは、私と、保育園の仕事を休んで駆けつけてくれた次女(と愛犬のハイジ)だけでした。
この日、海外にいる3女と4女がインスタグラムにそれぞれの思いを綴っていました。
妻が倒れたとき、家にいたのは3女でした。そしてその後の1か月半、3女は献身的に看病してくれました。
最初は熱中症だと思っていたこと。手術直後、意識のない妻の顔を見たときの思い、回復が予想以上に早く、計画していた留学に、一か月遅れで行くことにしたときの葛藤…。
「自分の人生を大切にしなさいって快く私を送り出してくれた家族の全面的なサポートがあって、今ここで勉強できていることに、本当に感謝しかありません…」
4女は、スペインからスウェーデンに行くときマドリードの空港で、照れくさそうに妻とハグしている写真をアップしていました。
「このときは大げさすぎてはずかしいなあと思っていたけれど、この先におこることを知っていたら、もっと別れを惜しんでいたのになあ。…
大変な時に何もできなくて、わたしも家族の一員なのに、遠くて、自分の何もできなさに泣くしかなくて、ただ毎朝起きて家族のラインをチェックして、そこでも何も見てないから何も言えない自分に涙が出てくる。大変な時期を近くで共有できず、私が留学を楽しんでていいものかとずっと悩んでた。…
留学に来る前は正直こんなにも家族が恋しくなるなんて思っていなかったし、ホームシックなんてならない自信があったけど、文字通りのホームシックになって、家族の大事さ、暖かさ、かけがえのなさを痛感。…
みんなありがとう。ママ、退院おめでとう!
これを読んで、妻はうるうるしてました。私も。
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