野党民主労働党にスパイがいたということで,今,大騒ぎです。
ところで,スパイのことを韓国語では間諜(カンチョプ)と言います。10年前,韓国に来たときに驚いたことの一つが,間諜という言葉が非常に日常的に使われていたこと。なんでも,幼稚園児も知っている生活基本語彙だということでした。
「怪しい人を見つけたら申告しましょう」
とのポスターが地下鉄の中にもあり,月一回は民防衛(ミンバンウィ)といって,突然町中にサイレンが響きわたり,車は停車,歩行者は最寄りのビルに退避するという訓練も行われていました。
さすが休戦中の国,韓国,準戦時体制なんだなあと思いました(日常生活はいたって平和でしたが)。
日本語で間諜(かんちょう)と言えば,えらく難しい専門用語。ちなみに私はこの言葉を,大学生のとき,ゴルゴ13で知りました。
普通,日本では外来語のスパイを使いますね。韓国でもスパイという言葉を使いはしますが,おもに「産業スパイ」に限定して使うようです。「間諜」は語感上,あまりにも北韓(プッカン=北朝鮮)との結びつきが強く,「産業間諜」というと違和感があるとのこと。
別の用語として,セジャク(細作),ジェオヨル(第五列)という言葉もあるそうです。前者は朝鮮時代から使われていた古語,後者はスペイン語からの翻訳語らしく,パルチザン,レジスタンスに近い語感。
日本人にとってスパイはほとんど現実味がなく,もっぱら70年代のアメリカドラマ,「スパイ大作戦(Mission:Impossible)」で人口に膾炙したと思われます。このドラマ,韓国でも放映されて,その名も「第五戦線」。指示を吹き込んだオープンリール(!)のテープが,聞き終わると消滅してしまうのが,かっこよくもあり,不思議でもありました。
ところで,スパイのことを韓国語では間諜(カンチョプ)と言います。10年前,韓国に来たときに驚いたことの一つが,間諜という言葉が非常に日常的に使われていたこと。なんでも,幼稚園児も知っている生活基本語彙だということでした。
「怪しい人を見つけたら申告しましょう」
とのポスターが地下鉄の中にもあり,月一回は民防衛(ミンバンウィ)といって,突然町中にサイレンが響きわたり,車は停車,歩行者は最寄りのビルに退避するという訓練も行われていました。
さすが休戦中の国,韓国,準戦時体制なんだなあと思いました(日常生活はいたって平和でしたが)。
日本語で間諜(かんちょう)と言えば,えらく難しい専門用語。ちなみに私はこの言葉を,大学生のとき,ゴルゴ13で知りました。
普通,日本では外来語のスパイを使いますね。韓国でもスパイという言葉を使いはしますが,おもに「産業スパイ」に限定して使うようです。「間諜」は語感上,あまりにも北韓(プッカン=北朝鮮)との結びつきが強く,「産業間諜」というと違和感があるとのこと。
別の用語として,セジャク(細作),ジェオヨル(第五列)という言葉もあるそうです。前者は朝鮮時代から使われていた古語,後者はスペイン語からの翻訳語らしく,パルチザン,レジスタンスに近い語感。
日本人にとってスパイはほとんど現実味がなく,もっぱら70年代のアメリカドラマ,「スパイ大作戦(Mission:Impossible)」で人口に膾炙したと思われます。このドラマ,韓国でも放映されて,その名も「第五戦線」。指示を吹き込んだオープンリール(!)のテープが,聞き終わると消滅してしまうのが,かっこよくもあり,不思議でもありました。
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