インドネシア語のレッスンのあと、先生を食事に誘いました。
「天満にインドネシア料理とマレーシア料理の店を見つけたんですよ。行ってみませんか」
「へえ、知りませんでした。行きましょう!」
つい数日前に見つけた店です。
平日の夜だったので、どちらの店も通常営業をしていました。
「どっちがいいですか?」
「インドネシア料理のほうはワルン(屋台)みたいですね」
「じゃ先にマレーシア料理を食べて、そのあとワルンに行きましょう」
「いいですね」
店の名前はエー・ファモサ。
ポルトガルによって建てられた要塞の名前で、マラッカの観光名所になっているそうです。
せっかくなのでマレーシア風の料理を食べることに。選択は先生に任せました。
店にはこのまえ会ったマレーシア人と、初老の日本人男性がいました。
日本人のほうは、マレーシアに15年、インドネシアにも5年いたとのことで、マレー語・インドネシア語がペラペラです。先生とはインドネシア語で会話していました。
「ハハハ、面白い」
インドネシア語とマレー語は、もともと同じ言語で、今も方言の関係にあるらしい。どうもその店員はマレー語をしゃべるようで、その微妙な違いが、インドネシア人の先生にとっては面白いらしいのです。
ビールに炒め物、ナシゴレンなどを食べて、1時間ぐらいで隣のバグース(インドネシア料理)に。
そちらの店は日本人が一人でやっていました。
頼んだのはサテ(串焼き料理)。
「ここは味が日本人向けですね」
福島のバリ料理同様、なんちゃって系なのかもしれません。
「最近、スペイン語を習い始めたんですよ」
インドネシア語の先生は、以前からスペイン語に興味があり、スペイン語のテキストを買うのに紀伊国屋書店に案内したことがありました。少し前から先生について習い始めたそうです。
「その人、スペイン人で、日本に28年もいるらしいんです」
「へー、珍しいね」
「で、ビザがミッショナリービザ。カトリックの布教のために日本に来てるんですって」
「それはいよいよ珍しい」
インドネシア語の先生は、最初就学ビザで来日し、その後日本の会社に入って、今は就労ビザを取得したそうです。私の会社では、ときどき海外の社員を短期で受け入れますが、そのときは研修ビザ。ミッショナリービザというのは初めて聞きました。
「英語もできるというから、説明は英語でしてください、って言ったんですけど、スペイン語を英語で説明するのは初めてって言ってました」
それにしても、インドネシア人が、日本で、スペイン人から、英語でスペイン語を教えてもらうというのはとても面白い。
かつて、韓国で、タイ人から、英語でタイ語を教えてもらったことを思い出しました。(リンク)
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